フランスの隠れた銘醸地 もっと飲みたいおすすめのジュラワイン!

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ジュラワイン

フランスワインの産地のひとつ「ジュラ地方」ご存じでしょうか?

ざっくり言うと、ブルゴーニュとアルプス山脈に挟まれたところにあるフランス最少のワイン産地がジュラ地方です。

とても小さなワイン産地ですが、オーストリア宰相メッテルニッヒがナポレオン3世と会見した時、オーストリアワインを世界一のワインだと褒めたナポレオン3世に対し、「世界で一番のワインは、貴国のシャトー・シャロンです」と言い返したという記録も残っている、実は、歴史あるワインの銘醸地なんです。

近年では、高品質のワインが比較的リーズナブルに手に入る産地として、改めて見直されている産地でもあります。

今回は、そんなジュラ地方のワインのあれこれ、お話ししていきます。

ジュラ地方って、どんなところ?

フランス東部、ブルゴーニュとフランスとスイスの国境となっているアルプス山脈の西端ジュラ山脈の間に位置しています。フランスの行政区画でいうと、ブルゴーニュと同じ、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地域圏にあります。

 

筆者のイメージでは、山の中にある秘境?みたいなイメージだったのですが、意外にも、フランスワインの銘醸地ブルゴーニュからたったの100Km。コート・ド・ボーヌの北端の都市ディジョンや、ボージョレの南。美食の都リヨンから、日帰りで行ける距離なのだそう。

 

ラテン語で、原生林や森を表す「ジュラ」という言葉。その名の通り、山に囲まれたジュラ地方は、湖や滝や渓谷、無数の洞窟があり、手つかずの自然が残された、緑豊かな非常に美しい地方です。

 

ところで、「ジュラ」って、どこかで聞いたことありませんか?

そう!スピルバーグ監督の恐竜が出てくるパニックムービー、「ジュラシックパーク」の「ジュラ」です!

 

今から2億6000万年前から1億4400万年前、恐竜が地球上を闊歩していた時代がジュラ紀。この頃の地層がジュラ山脈から見つかったため、この年代が「ジュラ紀」と名付けられたんだとか。ちなみにこの地層からは、アンモナイトの化石が多く見つかるそうです。

 

大自然もさることながら、この地方の首都ブザンソンには、ユネスコの世界遺産に登録された城塞や王立製塩所があったり、「フランスの最も美しい村々」のひとつボーム・レ・メシエールもあったり、フランスでも人気の観光地なんだそうです。

 

ジュラ地方の美味しいもの…チーズ!

山の中にあるジュラ地方。長く閉ざされた冬を乗り切るため、保存がきくものが伝統的に造られてきました。


ジュラで美味しいものと言えば…チーズです!

ジュラのチーズと言えば、まず思い浮かぶのが、ハードチーズの「コンテ」
コンテは、フランス国内でいちばん消費されているチーズ。もともとは新鮮なミルクが手に入りにくい環境で、長期保存できるように工夫されてできたそう。プレス器で圧搾して水分を抜き、じっくり長時間かけて熟成させるため、たっぷりの旨味と複雑な味わいがたまらないチーズです。

昔よりも、新鮮なミルクが手に入れやすくなった現代では、季節によって、コンテの味わいにも違いがあるのだとか。青草を食べた牛のミルクで造る夏のコンテは、テロワールが反映して複雑な味になることが多く、干し草を食べたミルクで造る冬のコンテは、よりナッツの風味が深く、コクのある味わいに仕上がることが多いそうです。

 

そしてもうひとつ忘れてならないのが、秋冬限定の貴重なウォッシュチーズ「モン・ドール」。エピセアと呼ばれる樅(もみ)の表皮で巻かれたウォッシュチーズです。

このモン・ドール、AOPの規定で、製造期間が8月15日から翌年の3月15日、販売期間は9月10日から翌年の5月10日と決められています。表皮は少し匂いますが、中身はクリーミーで、なんとも言えない極上の味わいです。

 

余談ですが、通称「笑う牛(La vache qui rit)」と呼ばれている、スーパーでもよく見かける、赤い牛がパッケージに描かれているキューブ型のあのチーズ発祥の地がジュラ。ジュラ県の県庁所在地ロン・ル・ソニエには、チーズ博物館もあるそうですよ!

 

偉大な科学者パストゥールの故郷ジュラ 


ジュラ地方でもうひとつ忘れてならないのは、細菌学の父ルイ=パストゥール。ジュラ地方アルボワの出身です。微生物の研究を発端に、病気の原因を探り、ワクチンの予防接種を編み出すなど、現代医学への偉大な貢献は、皆さんも知るところだと思います。

 

ワインの世界においても、アルコール発酵をメカニズムを解明したり、ワインの風味を損なわずに腐敗を防ぐ低温殺菌法を編み出したりと、ワイン醸造学においても、多大な功績を収めています。彼がいなかったら、現代の私たちは、健康な体で、美味しいワインを楽しむことができていなかったかもしれません。

 

今、注目!ジュラのワイン


前置きが長くなりました。さて、ジュラのワインのお話しです。

 

紀元80年にはぶどう栽培がされていた記録の残る、歴史のあるジュラ地方。シャンパーニュ地方のわずか5%のぶどう栽培面積で、フランスのワイン産地としては、フランス最少のジュラ地方ですが、実は高品質のワインを造る隠れた銘醸地として、要チェックの産地なんです!特に、近年、クオリティの高いシャルドネに注目が集まっています。

 

高品質のワインが造られるひとつめの理由、それはぶどう畑の立地です。
今あるぶどう畑は、最盛期に20000ヘクタールあったとされるぶどう畑の10分の1ほどです。19世紀末のフィロキセラ禍により、一時、ぶどう畑は絶滅しかけてしまったのですが、復活を遂げた2000ヘクタールほどの畑は、南か南西向きの好条件の畑ばかりだったんです。

 

2つめの理由は、ジュラ地方のある場所
実はブルゴーニュと同緯度にあるジュラ地方。ブルゴーニュなど比較的標高の低い産地では、地球温暖化による気温上昇で、ぶどうの収穫時期が早まったり、熟度が高く、果実味が豊かになりすぎる場合があります。


しかしながら、アルプスのふもと、標高が高いジュラ地方の平均気温は、11℃から13℃と涼しめ。気温がそれほど高くなりすぎず、適度な酸を保ったままで、ゆっくりとぶどうが熟していきます。そういった地の利もあって、白ぶどうの半分の生産量を占めるシャルドネは、秀逸なものが収穫されるようになってきています。

 

そして、3つ目、最後の理由は、良い生産者がジュラでワインを造っていること。先祖代々、ジュラでワインを造っているドメーヌの後継者が、世界中で研鑽を積んで、次世代のジュラワインを造りだしていることや、地価の高騰しているお隣のブルゴーニュでも評価の高い生産者が、新たな畑を求めて、ジュラでワインを造ったりする例もあるようです。

 

そして、ビオロジック栽培を実践している栽培農家が特に多い地域であることも、ジュラ地方の特徴です。フランス全体では8%程なのですが、ジュラ地方では全耕作面積の15%がビオロジック栽培を行っています。


キツネのラベルでお馴染みのフィリップ・ボールナールなどが所属するジュラのオーガニックワイン生産者の団体、ル・ネ・ダン・ル・ヴェール(Le Nez Dans Le Vert)もあり、ナチュラルワインの産地としても、注目が集まっています。

 

個性豊かなジュラのワインたち


ジュラ地方には、クレマンをはじめ、赤、白、ロゼに加え、「黄色」と「藁(わら)」、なんと5種類のスティルワインがあるんです。

 

ジュラ地方で特徴的なぶどう品種は、白ブドウのサバニャン黒ぶどうのプールサールとトゥルソー。特に白ぶどうのサバニャンは、フレッシュな白ワインやクレマン、ジュラ特有の黄色ワイン「ヴァン・ジョーヌ」も造る、ジュラのワインには欠かせないぶどう品種です。


余談ですが、このサバニャン、とても古くから存在する品種で、実は多くのブドウ品種の生みの親となっています。

<家系図から見るワイン用ブドウ品種>の記事はこちら 

 

ジュラ地方の白ワイン

まずは、ジュラ地方で造られるワインの約80%を占める、白ワイン。

ブルゴーニュと同じ石灰岩土壌で造られるエレガントな印象のシャルドネや、ジュラ地方を代表する品種サバニャンで造られた、フレッシュな酸味がありながら、果実味、ミネラル感のある、骨格のしっかりしたボリューム感のあるワインなど、クオリティの高いワインが勢ぞろいです。


優良な生産者の多いジュラ地方の中でも、おすすめの生産者の白ワインをご紹介します。


ジュラの次世代を牽引していくニューフェイス ドメーヌ・クールベ

コート・デュ・ジュラ シャルドネ 2018 ドメーヌ・クールベ 白

このワインを造るドメーヌ・クールベの5代目当主ダミアンは、ワイン・アドヴォケイト誌でも「注目すべきニューフェイス、素晴らしい発見だ!」と賞賛される生産者。土壌・植物・環境に最大限配慮した栽培を心掛け、2016年には、エコセール認証も獲得しています。

しかも、使用している樽のほとんどがあのムルソーのコシュ・デリのおさがり!カリフォルニアのオ・ボン・クリマや、アルザスのオリヴィエ・ツィント・フンブレヒトなど、フランス内外でワイン造りの経験を積み重ねてきた中で、現当主のラファエル・コシュと仲良くなって以来のご縁だそう。

このワインは、谷間(ヴァレー)の斜面にある2つの優良畑のシャルドネのみを使用し、大きな古樽で発酵し、軽い酸化熟成させた、ジュラらしい独特の風味を持った辛口のワイン。白い花や果物、シトラスの豊かな香り。きれいな酸味と果実味のバランスが秀逸な、ピュアで素直なシャルドネです。個性豊かなジュラの白ワインに初めて出会う人にもぴったりの1本です。

 

最上の白ワイン産地レトワールのトップ生産者 フィリップ・ヴァンデル

シャルドネ トラディション 2017 フィリップ・ヴァンデル 白

ジュラの中で、白ワインしか造らないアペラシオン、レトワール(L’Etoil)。フランス語で「星」を意味します。村を囲む放射状の5つの丘が、星のように見えることや、その土壌に小さな星の形をしたウミユリの化石を見ることができることから、名づけられました。総栽培面積は70haにも満たない非常に小さなアペラシオン、レトワールのワイン、その生産量の少なさと人気から、日本はもとより、フランス国内でも、見かけるのが珍しいのだとか。

ワイン評論家ヒュー・ジョンソンが、極上の白ワイン産地レトワールのトップ生産者に名を挙げる造り手が、フィリップ・ヴァンデル。代々受け継いできたジュラの伝統的な手法をスタイルとする彼が造るワインは、ピュアで美しく、テロワールを表現したミネラル豊かな味わいです。

ご紹介するこのシャルドネは、「トラディション」の名の通り、ジュラ伝統のヴァン・ジョーヌと同じ手法で造られた白ワイン。ウイヤージュ(補酒)をせず、薄く張った酵母の膜の下でワインを熟成しています。リンゴや桃のコンポートの香りと、ブリオッシュやナッツなど、ジュラ伝統のヴァン・ジョーヌのニュアンスも垣間見えます。シャープな酸味のあとから、ふくよかな果実が追いかけてくる、エレガントで、独特の風味を備えた、豊かな味わいの白ワインです。


星つきレストランに愛されるワインを造る ジャン・リケール

アルボワ グラン・エルバージュ サヴァニャン ヴィエイユ・ヴィーニュ [2018] ジャン・リケール <白>

ブルゴーニュ・マコネと、土壌の似たジュラ・アルボワに自社畑を持つ、ジャン・リケール。ワイン・アドヴォケイトをはじめとする評論家から、常に高い評価を得ている生産者です。彼の造る白ワインは、フランスの2つ星、3つ星レストランのワインリストに欠かせない存在で、R.パーカーの評価も高いため、アメリカでも品薄だそう。リケールのワインが普通に買えるのは日本だけらしいです。

土壌の専門家でもある現当主のフローラン・ルーヴは、コート・ドールの地価が値上がりしすぎたため、新たな可能性を求めて、マコネとアルボワを選んだそう。「自分たちが食事の時に飲みたいワイン」をコンセプトに造られたワインは、飲み疲れすることなく、お料理との相性も抜群です。

ジュラ特有のサバニャン100%で造られたこのワインは、平均樹齢60年の古木から採れた果実味の凝縮されたぶどうを使用。レモンやグレープフルールの柑橘の香りと洋ナシや桃、花の蜜の香り、チョークのようなミネラルの香りも感じます。しっかりとした酸味が骨格を作り、豊かな果実味とシュール・リーならではの旨味をも感じる、力強さと繊細さをあわせ持ち、奥深い味わいを持ったワインです。

 

ジュラ地方の赤ワイン

赤ワインは、色素が淡く、素朴で繊細な印象のジュラ地方の土着品種プールサールと、土壌を選び、陽あたりの良い畑でしか作ることのできない、少し気難しい土着品種トゥルソー、この二つの品種から、ジュラ地方ならではの赤ワインが造られています。


稀少なジュラ産のトゥルソー

コート・デュ・ジュラ トゥルソー [2018] ドメーヌ・グラン <赤>

前述しましたが、適地を選び、晩熟なために、よいぶどうを得るためには日照が必要なトゥルソー。小さな産地ジュラにおいても、その栽培面積はたったの5%ほど、栽培の難しい品種です。

しかしながら、たっぷりの果実味の中に、スパイシーさをあわせ持ち、しっかりとしたタンニンがコクを与える長期熟成にも耐えうるワインを産み出します。若いうちはグリオットチェリーなどの赤い果実の風味が華やかに感じられ、熟成が進むと香りにも動物的なニュアンスが生まれ、ジビエと合わせたくなる味わいです。

 

この土着品種トゥルソーを使ったワインを造るドメーヌ・グランは、17世紀末からジュラでぶどうを栽培してきた古い家系です。10ヘクタールの自社畑では、リュット・レゾネ(減農薬)による栽培を行い、手塩にかけたぶどうを、堅実にワインに仕立てています。

ラズベリーやブラックベリーのアロマ。腐葉土など少し土っぽい香りを持つこのワインは、強すぎない酸味となめらかなタンニンが骨格を与え、しっかりとした味わいながらも、飲み疲れしない、素朴な味わいの癒し系ワインです。

 

ジュラ地方特有のワイン① ヴァン・ジョーヌ

ヴァン・ジョーヌは、「ジュラの黄金」とも称されるワイン。サヴァニャンから造られた白ワインを木樽に詰めて、少し特殊な方法で造ります。

なにが特殊かというと、ふつうのワインの造り方では、酸化させないためにできるだけ、樽いっぱいにワインを満たして熟成させます。そして、どうしても蒸発などで目減りしてしまう分を、ウィヤージュ(補酒)しながら、熟成期間を終えます。

 

しかしながら、ヴァン・ジョーヌを造るときの樽詰めは、7割ほど。わざと空気に触れるようにして、ワインの表面にフロールと呼ばれる膜を作り(=産膜酵母とも言います)、膜の下で最低5年もの間、熟成を進めていきます。その間、一般に行われるウィヤージュは行いません。ただただ5年間、そのまま寝かせておいて、酸化熟成させ、ヴァン・ジョーヌは造られます。

熟成を終えたワインは、アーモンドやヘーゼルナッツ、キャラメル、シナモンや蜂蜜、カレーのようなエスニックスパイスのような香りなどが複雑に絡み合い、独特なフレーヴァーが生まれます。スペインのシェリーや、中国の紹興酒などにも通じる香りがあります。

そしてヴァン・ジョーヌは入れ物も特別。クラヴランClavelinと呼ばれる、容量620mlのボトルに詰められます。また、生産者協会がブドウの成熟が不十分だと判断した場合はヴァン・ジョーヌの生産は中止されます。そのため、1974年、1980年、1984年、2001年のヴィンテージは存在していません。

 

ワインの風味に負けない、クリームを使ったまったりと濃厚な味わいのお料理とぴったりのヴァン・ジョーヌ。ジュラのチーズ、コンテとの相性は、抜群!機会があったら、ぜひペアリングを楽しんでみてくださいね。

 

規定を超えた7年熟成のヴァン・ジョーヌ

シャトー・シャロン 2012 ドメーヌ・クールベ 620ml 白

先程、白ワインのシャルドネでご紹介したドメーヌ・クールベ。ヴァン・ジョーヌの名産地シャトー・シャロンにも自社畑を保有していて、代々、ヴァン・ジョーヌの名手と呼ばれてきたドメーヌでもあります。

このシャトー・シャロンは、なんと7年もの間、熟成させたヴァン・ジョーヌ。
やや緑がかった明るい金色で、ミントやフレッシュなスパイスの青い香り、アニスやクルミ、ヘーゼルナッツの香りや、香ばしいトースト香も感じられる魅惑的なワイン。まろやかで繊細な味わいながらも、同時にエネルギーに満ち、繊細優美な余韻が長く、アフターにピリッとした刺激が残る、スケールの大きなワインです。

様々なシーンに合わせて楽しめますが、その味わいが本領を発揮するまでに時間がかかるため、飲む数時間前に抜栓するのがおすすめ。前日に開けておくぐらいでも、ちょうど良いそうです。

 

ジュラ地方特有のワイン② ヴァン・ド・パイユ

もうひとつ、ジュラ地方特有のワインに、ヴァン・ド・パイユ(パイユ=藁わら)があります。

こちらは、陰干ししたぶどうから造られた濃縮感のある甘口ワインです。遅摘みした糖度の高いぶどうを、わらの上に並べて乾燥させたことから、このような名前がつきました。

現在では、藁かすのこの上に、並べるか、吊り下げるかして、風通しの良い場所で6週間以上乾燥させる規定になっています。熟成期間も、収穫から3年目の11月15日までという決まりがあり、ヴィンテージごとに収穫時期によって、熟成期間が異なっています。

 

おすすめのヴァン・ド・パイユはこちら>>

 

シャンパーニュにも負けない味わいのクレマン・ド・ジュラ

最後にご紹介するのが、スパークリングワイン。繊細で上品な味わいで、シャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵のクレマン・ド・ジュラがあります。

 

シャンパーニュ地方とジュラ地方、土壌が似ていることや、どちらも冷涼な気候でぶどうが栽培されているため、同じようにエレガントで豊かな酸と果実味を兼ね備えたシャルドネを収穫することができます。そのため、シャンパーニュにも引けを取らないクオリティのクレマン・ド・ジュラが、造られているんです。

 

そんな高いクオリティのクレマン・ド・ジュラですが、お値段はシャンパーニュの3分の1ほどと、とてもコスパの良いクレマンなんです。シーンによって、「ここぞ」という時は、グランメゾンのシャンパーニュ、とにかく美味しいスパークリングを思いっきり飲みたいって時には、クレマン・ド・ジュラ、なんて使い分けもいいかもしれませんね。


シャンパーニュ以上の熟成期間!シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン

クレマン・ド・ジュラ ブリュット プレスティージ NV ドメーヌ・グラン 白

こちらのクレマンを造っているのは、ドメーヌ・グラン。

ジュラの伝統的な品種、サバニャン、シャルドネ、プールサール、トゥルソーを栽培し、ジュラの伝統的なワインヴァン・ジョーヌやヴァン・ド・パイユをはじめ、クレマン・ド・ジュラなど幅広いワインを造っている、17世紀から、地域に根差してきた古くからのドメーヌです。中でもクレマンは、このドメーヌの年間生産量の3分の1強を占める、重要なアイテム。その味わいは、ジュラワインに精通した人々の間で強い支持を受けています。

そしてこのクレマン、熟成期間はシャンパーニュの規定の15か月よりも長い18か月。しかも、シャンパーニュと同じシャルドネ100%で造られています。きめ細かな気泡とクリーミーな泡立ち、透き通った酸とミネラル感に加え、シュール・リーによるイースト香が心地よい、極上のブラン・ド・ブランです。

 

ドメーヌ・グランでは、トゥルソーとピノ・ノワールを使った、ロゼのクレマンも造っています。  ロゼのクレマンは、こちら>>

 

おしまいに

言葉を選ばずに言ってしまうと、フランスの中でもどちらかというと、地味なワイン産地のジュラですが、キラッと光る個性を持った珠玉のワインの宝庫です。

例えるならば、「自然に囲まれた地方の、みんなに愛されて、まっすぐに育ったきれいな女の子」みたいなイメージ、です。

 

生産量も少なめで、フランス国内で大半が消費されてしまうという、なかなかお目にかかることのないジュラのワイン。控えめながらもきらりと光る、その極上の味わいを、ぜひ試してみてくださいね!

 

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