皆さん、キャンプやバーベキュー等、外でワインを飲むことはありますか?瓶は邪魔だし、ワイングラスも持って行かなきゃならないし、なんだか面倒だなと感じるかもしれません。でもこの記事を読み終えた頃にはきっと週末の天気予報を調べている事でしょう!
ワイン選び
外に持ち出す事はワインにとって良い環境とは言えません。値段はそんなに高くないもので十分です、環境が変われば十分美味しく感じます。ワインとは誰と、どんな環境で飲むかによって味わいの印象が変わるんですよ、 これはどのお酒でも一緒かもしれませんね、やっぱり楽しく飲みたいです!しかし外で食べたり飲んだりすると美味しく感じてしまうのは何故なんでしょうか?
ワインは何のグラスで飲む?
人数分のワイングラスを持って出かけるのは大変ですよね、そもそも家に何脚もグラス がある人の方が少ないでしょう。よく紙コップを使う場合がありますが、これは紙の匂いが邪魔するのと、紙にワインが 染みてフニャフニャになるのでお勧めしません。
そこで登場するのは軽量プラスチックでできたグラスです。まず何といっても割れない!これ重要ですよ。だって飲めなくなっちゃいますから(笑)それと軽い事!これも重要です。移動は交通機関を使うか徒歩になると思いますので少しで も軽くしたい所ですから。
でも100円均一のグラスじゃ雰囲気が・・・という方は大丈夫!、ワイングラスの形をした 商品も売ってますので検索してみて下さい。その際に注意点が一つ、グラスを置く場所です。テーブル等があれば問題ありませんが、 地面など敷物の上にグラスを置く場合、ワイングラスだと不安定になってしまいます。
赤?白?ロゼ?
これは好みかもしれませんが季節で選んでみてはいかがでしょうか。
~春~
桜の季節ならば色合いを合わせてロゼワインはいかがでしょう。
ロゼワインは様々な料理と合わせる事が出来る甘口から辛口まで味わいの違うタイプが 豊富にラインナップされているため、バーベキューであれば果実味豊富な濃いロゼを、 公園でサンドウィッチを食べるなら軽めの淡いロゼを合わせてみましょう。
~夏~
太陽の日差しがサンサンと降り注ぐ夏は、辛口の白ワインをキリッと冷やせば乾いた 喉を潤わせるのにぴったりです。
海水浴など砂浜のビーチパラソルの下で、キリッと冷やされたワインボトルに水滴が キラキラと輝いてる姿を想像してみて下さい。
~秋~
なんといっても味覚の秋。葡萄の収穫時期でもあります。
フレッシュな葡萄を食べながら同じ品種で作られたワインを飲むなんてロマンチック じゃありませんか?
日本では甲州という葡萄品種で作られた白ワインが手に入りやすいので探してみて下さい。
~冬~
なかなか外出しない時期かもしれませんが、最近では冬キャンプが人気だとか。
キャンプをする際にどうしても気になるのが蚊などの虫。冬はほとんどいないのと 焚火が似合う季節だからでしょうね。
そんな焚火に似合うホットワインはいかがでしょうか。
ホットワインを飲みながら、ひたすら炎の揺らぎ、薪の爆ぜる音、綺麗な星空、そして 冬の静寂をのんびり楽しんでみては。
失敗談
これは実際に私の経験です。
バーベキューをしていたら急にワインが飲みたくなりコンビニで買って来ました。
さあ、飲もう!と思った時に気づいたんです、「あ、コルクだ…」と。
コルク抜きは家のキッチンで静かに眠っています。
その時何かで見た動画を思い出しました。
それは、靴にワインの底を当て、壁などに靴ごとワインを叩きつける! すると中の液体が動く事で泡が発生しコルクを押し出すではありませんか! 動画では見事にコルクが抜けていました。やってみる価値ありです。
私はサンダルだったので友達のスニーカーを借り近くの木に叩きつけます
「ゴツン、ゴツン…」少しコルクが持ち上がりました、引き続き叩きつけます。
「ゴツン、ゴツン、パリン!?…」 ん?
ワインは見事に靴の中で割れ、友達のスニーカーは白から赤色に変わっていました。皆さん、ワインを選ぶ時はスクリューキャップがお勧めです。
春夏秋冬おすすめワイン
~春~【スペイン】クネ リオハ ロサード
権威あるワイン誌、ワインスペクテイターで世界一に輝いたロゼワイン。
フルーティーな果実味に溢れながら、チェリーやアセロラなどのキュッとした酸が心地よい、 白ワインにほんの少しピノ・ノワールのチャーミングな赤果実系のニュアンスを足したような まさにロゼワインの醍醐味を味わえるワインです。
~夏~【チリ】コノスル シャルドネ レゼルバ
オーク樽で熟成していますが色はかなり薄め、透明度が高く淡く透き通ったレモンイエロー。 香りは蜂蜜の甘いニュアンスから始まり、その次にリンゴや桃の果実の香りがやってきます 全体的にエレガントですっきりした香りのバランスが良いシャルドネです。
~秋~【山梨】大和葡萄酒 番い(つがい)
甲州葡萄をシュール・リー製法という複雑味、旨味を引き出す製法で作られた白ワイン。 素材を引き立て邪魔はせず、料理に寄り添いつつも大きな支えとなるワイン、その関係は 古き良き日本の「夫婦=つがい」のようでもあります。
~冬~【ドイツ】シュテルンターラー グリューワイン(ホットワイン)
本場ドイツのシュテルンターラーが造るグリューワイン。しかもドイツでも最大手として 知られる有名ブランドでグリューワインを語る上では外す事のできない生産者です。
ワインに佐藤、ハチミツ。レモン、オレンジ、シナモン、クローブなどを漬け込んで 造られ、ほんのりとした甘みの中にスパイスが感じられる味わいが体をほっと温めてくれます。