自宅でお花見気分♪ソムリエがお薦めするサクラワイン

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桃の節句も過ぎ、ようやく春らしくなってきました。

今年は残念ならが外でのお花見は難しいですが、せめてご自宅で春の訪れを感じるワインを楽しんでみてはいかがですか?

今回の記事は、春らしい「サクラワイン」をご紹介します!

実はワインには、サクラに関連するものが沢山あるんです。

自由に出かけられず、気持ちが落ち込みがちな今だからこそ、ワインでお口も心も明るくしちゃいましょう!

ドラジェ自社輸入ワインが、サクラアワードでゴールドメダル獲得!

サクラワインと言えば、サクラアワード!

毎年3月のこの時期に「Japan Women’s Wine Awards」通称サクラアワードというワインイベントが開催されます。

女性のみで審査を行う世界的にもユニークな国際ワインコンクールで、2014年からスタートし、今年で8回目。

審査員はソムリエやワイン醸造家、ワインスクール講師、ワインジャーナリスト、インポーター、流通、ワイン販売に従事する方など、ワイン業界の現役で活躍する女性スペシャリストの方々によって厳正な審査が行われます。

またサクラアワードは、「家庭料理に合うワインを探す」「ワインの消費拡大」「ワイン業界で働く女性の活躍を促す」を目標に掲げており、いち女性ソムリエの筆者としても、この活動に大変共感し、応援しています。

8回目となる今年は、過去最多となる32カ国4562アイテムがエントリー!そして、3月8日に受賞ワインが発表されました。

実を言うと、今回初めてドラジェの自社輸入ワインを、サクラアワードにエントリーさせて頂いたんです。

ドキドキ・ワクワクしながら受賞ワインリストを見てみると・・・

キャー!あったー!!

なんと、初エントリーにして2アイテムがゴールドメダルに選ばれるという快挙

どちらも、家庭料理にぴったりで、お手頃で、「ワインをもっと身近に感じ楽しんでほしい」という思いで輸入してきたワインたち。

その思いが受賞に繋がったのかと思うと、仕入れ冥利に尽きます!

受賞ワインは、以下2つです。

とりあえずの一杯は・・・ミラベッロ・プロセッコで!

【ゴールドメダル受賞!!】

ミラベッロ プロセッコ スプマンテ ブリュット / アドリア・ヴィーニ

「世界で最も売れているスパークリングワイン」と言われるプロセッコ。魅力はなんと言っても「安くて美味しい」こと。しかし日本ではそこまで浸透しておらず、その理由が「価格」にあると考えました。

日本市場にはなぜか安いプロセッコがなく、国内の仕入先にあたってもなかなか良い条件のプロセッコが見つからなかったのです。

そこで、ドラジェで自社輸入することを決断!吟味に吟味を重ね、ようやく価格も味も納得できたのが、この「ミラベッロ プロセッコ」だったのです。

日本ではとりあえずの一杯が生ビールであるように、現地イタリアではとりあえずの一杯はプロセッコなんです。

いつかここ日本でも、そういった光景がみられることを願って、このミラベッロ・プロセッコを輸入してきました。

王道のキャンティを、普段の食事とともに。

【ゴールドメダル受賞!!】

キャンティ / ウッジャーノ

ウッジャーノは、トスカーナの歴史や伝統を重んじ、キャンティエリアに拠点を置く生産者。

キャンティの伝統品種である、サンジョヴェーゼとカナイオーロのブレンドです。ブドウ畑は、フィレンツェ近郊のモンテスペルトリとモンテルーポ・フィオレンティーノ、そしてサンカシャーノ・ヴァルディペサを結ぶ丘の中腹に広がっており、トスカーナらしい風光明媚な景色が望めます。

筆者はとりわけ「サンジョヴェーゼ」が好きで、サンジョヴェーゼの産地をよく回りました。生産エリアや醸造方法によって味わいが全く異なるサンジョヴェーゼですが、地元イタリア人に最も愛されているのは、やはり「キャンティ」でしょう。

キャンティの魅力は、「軽やかで、バランスが良く、食事に合う」ということ。何百年も前から愛され続けてきた、王道のデイリーワインなのです。

ドラジェで自社輸入を検討するにあたり、最も重視したのは「王道のキャンティ」であること。どこか懐かしく、ほっこりとする素朴さと親しみやすさ、バランスのいい果実味と酸とタンニン、そして何よりも幅広い食事に合う、そんなキャンティを見つけてきました!

サクラアワード受賞ワインだけで揃えた5本セット!

ドラジェではこの自社輸入ワインをエントリーするずっと前から、このサクラアワードの活動を応援していて、2014年のスタートからサクラアワードに受賞したワインのセット販売しています。

サクラアワードには、下からシルバー、ゴールド、ダブルゴールド、ダイヤモンドトロフィーとありますが、このセットにはゴールド以上のワインだけを厳選し、5本セットで販売しています。もちろん送料も無料です!

【送料無料】ワインセット サクラアワード ゴールド以上 5本 セット 金賞 赤ワイン 白ワイン

まだまだあります、サクラワイン!

サクラアワード以外にも、サクラに関連するワインが世界各国にあるんです。

日本の国花でもある「桜」が、世界中で愛されていることに誇りを感じますね。

ここからは、そんな各国のサクラワインをご紹介します。

スペインからは、1000円台とは思えないゴージャスな赤!

クアトロ・メセス サクラ SAKURA / ボデガス・ファン・ヒル

ラベルの中央に美しい桜が咲き誇るこちらのワインは、スペインのフミーリャを代表する造り手、ファン・ヒルが手掛けています。

代表作「シルバー・ラベル」は、評論家からの評価も高く、ロバート・パーカー氏から「価格が5倍の一流ボルドーにも引けをとらない!」と絶賛されました。このワインは、シルバー・ラベルと全く同じ畑のモナストレル100%で造られたワインで、濃厚な果実味とズッシリとしたタンニンのフルボディな味わい。1000円台とは思えないゴージャスな仕上がりです!

ちなみにSAKURAラベルは、日本市場だけに造られた限定ラベル。

ドイツからは、桜の花弁が可愛い春の風物詩ワイン!

 

ベッカー プティ・ロゼ (桜ラベル) / フリードリッヒ・ベッカー ロゼ

ベッカー醸造所は、ドイツのファルツ南端にあります。フリードリッヒ・ベッカー氏が設立した当初、その辺り一帯は、貴腐ワイン用の甘口ワインばかりを造っていたそうですが、ピノ・ノワールが大好きだったベッカー氏は、周りの反対を押し切って辛口ワイン造りに打ち込んだそうです。そんな彼は、他の生産者から「酸っぱくてまずいぶどう」というレッテルが貼られていましたが、不断の努力とセンスにより、ドイツのピノ・ノワールのトップにまで上り詰めたのです。

このラベルのデザインは、童話「ぶどうとキツネ」を自身と重ね、酸っぱくてまずいと言われたブドウを美味しいワインにしたベッカー氏の思いが込められています。また、サクラの時期になると、ラベルに桜の花弁のシールが貼られて販売されるのが通例で、このボトルが棚に並ぶと「春がきたな~」と、当店の風物詩にもなっています。

ニュージーランドからは、日本とニュージランドの架け橋となるワイン

キムラ・セラーズ / マルボロー ピノ・ノワール

キムラ・セラーズは、ニュージーランドのマールボロで日本人の木村滋久さん・美恵子さんご夫婦が二人三脚で造るワイン。木村滋久さんは元キャピトル東急ホテルに勤務していたソムリエでした。しかし、ワイナリーツアーに参加したのをキッカケにワイン造りに魅了され一念発起、ニュージーランドでキムラセラーズを設立したのです。

ニージーランド原産のシダの新芽にコル(KORU)というものがあります。これは「新しい始まり」「成長」「調和」などの象徴と言われているもの。このコルと日本の象徴である桜がワインのロゴが描かれています。ニュージーランドと日本を繋ぎ、ニュージーランドワインの素晴らしさを日本に伝えたいという思いが込められています。

オーストリアからは、「侘び」「寂び」を感じる新プロジェクト

サクラ / ワビ・サビ ロゼ

「ワビ・サビ」は、オーストリア・ヴァッハウ出身のフランツ・ホフシュテター氏が運営するワイン商「TOA」の特別プロジェクトによって産まれたシリーズ。「オーストリアの自然派ワインを世界に広く紹介するために!」という思いから、2015年にワビ・サビシリーズをスタートさせました。

「ワインは不完全であるがゆえに、美しい。」をコンセプトに、生きている、あるがままのワイン造りに取り組んでいます。

オーストリア産のワインながら、じんわりしみじみとした味わいで日本人好み。小梅を思わせるすっぱさとフルーティな味わいのロゼスパークリングです。

最後に。

サクラワインはいかがでしたか?

春、夏、秋、冬と四季がはっきりしている日本では、食事から四季を感じるという文化があります。

みんなでワイワイ花見はできなくても、今年はご自宅で、ワインを通じてしみじみと口の中でサクラの季節を感じるのも、粋な日本人らしい過ごし方ではないでしょうか。

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