ギフトとしてもよく使われるワイン。普段よく飲むお酒とはまた違う特別感を演出できるアイテムとして、是非抑えておきたい選択肢の一つです。
とは言え、「ワインをプレゼントしたいけど、何を選んだら良いのか分からない!」という方は非常に多くいらっしゃいます。そんなワインギフトにお悩みの方に、失敗しないプレゼント用ワインの選び方をお教えします!
ワインギフトって選ぶのが本当に難しくて、いつもなんとなく選んでしまってるので、是非教えて下さい!
了解。ワインギフトを選んで欲しいという要望はこれまで数え切れないほど受けてきてるから、選び方のコツとおすすめワインをピックアップするね。
プレゼントって、直接相手に感想を聞いても、気を遣って悪いことを言わない場合も多いから難しいですよね。
そうだね。自覚してなくても、実は失敗してるケースもあるからね…。
ワインギフトの失敗例
喜ばれるワインギフトですが、残念ながら失敗してしまうケースもあります。ここでは代表的な失敗してしまう例をみていきましょう。
失敗例その1 古酒を選んで失敗
ワインをプレゼントする際によく選ばれるのが、記念の年のヴィンテージワインです。送る相手の生まれ年であるバースデー・ヴィンテージや、会社の設立年、結婚した年など、ヴィンテージワインが活躍する場面は多々あります。非常に喜ばれる反面、ワインの古酒にはリスクも伴います。
「コルクにカビが生えてる!不良品だ!」
ワインの適切な保管には、定温で管理されている他に、ある程度の湿度も必要になります。そのため、ワインのキャップシール(コルクを開ける時に剥がすボトルの首の部分のシール)を剥がすと、コルクにカビが付いている場合があります。これ、ワインが適切に保管されていた証拠で、拭き取って貰えば何の問題も無いのですが、古酒を飲んだことの無い方はこれだけで不良品だと思ってしまう場合があります。

コルクの外側に付いているカビは、コルクを抜く前に拭き取れば全く問題無いよ。でもそれを知らないと、カビ=不良品と思う人もいるからね。
飲み物の容器にカビが生えてるって、ワイン以外には無いですもんね。
「ワインが腐ってる!」
ワインが熟成するということは、長い時間を掛けてワインが酸化するという事です。長期間の熟成を経たワインは、枯れ葉や腐葉土のような香りが出てくることがあります。ワインの古酒好きの方にはたまらない香りなのですが、普段若いワインばかり飲んでいる方には違和感を感じる方もいます。
熟成ワインの独特の香りは、ワインを飲み慣れている人でも好き嫌いが別れますね。
そうだね。古酒好きの人の中でも、好みの熟成度合いは違うからね。ほんのり熟成が好きな人もいれば、完全に枯れてしまったような状態が好きな人もいるしね。
失敗例その2 オーガニックにコダワリすぎて失敗
近年増加しているオーガニックワイン。無農薬やノンフィルター、酸化防止剤無添加など、様々なタイプのオーガニックワインがありますが、いわゆる「ビオ臭」と言われる独特の香りを放つワインも存在します。「あの人は健康嗜好だから」と理由でオーガニックワインをプレゼントして、「腐った卵みたいな香りがする」と思われるケースも。
オーガニックワインの独特な香りが苦手な人は意外と多いですよね。
最近は少なくなってきてるけど、昔は「オーガニック」と言うだけで醸造技術や保管のクオリティーも低いワインもあったから、それこそ馬小屋みたいな匂いがするワインも多かったよね。
いわゆる「サン・スフル」と言われるワインだね。確かに「酸化防止剤無添加」って響きが良いから、健康志向の方へのギフトとして選ばれる事もあるけど、中には「茹でた小豆」のような独特の香りがするものもあるから注意が必要。
私がよく飲む安いオーガニックワインには変な香りはしませんよ?
安いワインの場合はそこまで特殊な香りは少ないよね。こだわって造られている2,000円以上するような本格的な自然派ワインの方が、いわゆるビオ臭が強いワインが多いかも。
変な匂いではないけど、好みが分かれる香りの要素は強くなるかもね。

失敗例その3 相手の好みに合わなくて失敗
赤ワインが好きなのか、白ワインが好きなのか、辛口か甘口かなど、相手の好みに合わないワインをプレゼントして失敗するパターンです。なんとなく「あの人はワインが好きだから」と言っても、「赤ワインは渋いから苦手」という方や、「白ワインの酸味が苦手」という方もいらっしゃいます。
これは本当に難しいですね。相手のことを良く知らないと。
私、自分が飲むワインも上手く選べないので、相手に合うワインなんて選ぶの無理です…。
「どんなワインが好き?」って相手に聞いても、自分の好みを上手く説明できない人も多いからね。
好みも変わりますしね。この間数年ぶりに一緒にワインを飲んだ友達は、以前は濃厚なカリフォルニアワインが好きでしたけど、最近は繊細なブルゴーニュを好んで飲んでるって言ってましたから。

私なんか、ワインをプレゼントするのが怖くなってきました…。
大丈夫。そんな人でも失敗しないように、ちゃんとポイントを伝授するよ。
失敗しないワインギフト選びのコツ
もらって嬉しいギフトの上位にランクインするワインですが、選び方を間違えるとその本領を発揮しない事をおわかり頂けたでしょうか?では、これからワインギフトを選ぶ上でのコツをご説明していきます!
コツその1 価格帯を決める
ワインをプレゼントしようとする時、まず決めるのはその価格帯です。デイリーワインとして楽しまれるワインは、大抵2,000円未満のワインの場合が多いので、2,000円以上のクラスのワインを貰うと特別感を感じやすいと思います。3,000円、5,000円、10,000円という3つの価格帯が、ワインギフトとして人気が高いです。
また、何かのお返しとしてギフト選ぶ場合は、先に頂いたギフトの3割~半値が相応しいと言われています。頂いたものより高価なものを返す事は失礼にあたりますし、あまりに安いものを贈るのも失礼なので、このあたりが昔から良いとされています。
ちなみに、ソムリエナイフをギフトとして送る場合もありますが、少し注意が必要です。結婚祝いに刃物を贈るのは、「縁を切る」事を連想させるので、ふさわしくないという考えがあります。最近ではあまりそのあたりは気にしない方も多いですが、結婚祝いに限らず年配の方には気にする方がいらっしゃいますので、出来れば避けたほうがいいと思います。
確かに、家飲み用のワインは安いものが多いので、2~3,000円以上のワインをプレゼントされると嬉しいですね。
コツその2 特別な理由がなければ、若めのヴィンテージが無難
記念の年のワイン等でなければ、あまり古いヴィンテージのワインは避けたほうが良いでしょう。先にも書きましたら、ワインの古酒は独特の味わいがあるので、好みが分かれます。目安としては10年以内のヴィンテージを選ぶと良いと思います。
ワインをプレゼントするのが2020年だったら、2010年産以降のワインが良いという事ですね。
そうだね。ヴィンテージにコダワリが無ければ、それくらいの若いワインの方が無難だね。
コツその3 フランス、イタリアなどの伝統国から選ぶ
今や世界中でワインは造られており、日本でも様々な国のワインが手に入ります。チリワインの日本への輸入量がフランスを抜いて第1位になったように、デイリーワインとしてはニューワールドと言われるワイン新興国のものが溢れています。
とは言え、プレゼントとして贈るなら、フランス産かイタリア産が無難。チリやスペインのワインはクオリティは高いのですが、「安くて美味しい」というイメージが強く、「どうせプレゼントとして貰うならフランス産かイタリア産が良い」という人が多いからです。
産地に特別な思い入れが無ければ、やっぱりフランスかイタリアが無難だね。最近はカリフォルニアワインもプレミアムなイメージが高まってきてるから良いかも。
コツその4 迷ったら、辛口のシャンパンが無難
相手の好みが赤ワインなのか、白ワインなのか、それともロゼワインなのか、皆目検討が付かない場合は。スパークリングワインを選ぶのが無難です。スパークリングワインが苦手という人は少なく、飲み口が爽快なので、普段ワインを飲み慣れない方でも、スパークリングなら飲めるという方は多いです。
スパークリングワインの中でも、フランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンがオススメ。何と言ってもそのブランド力は強力です。スペインのカヴァ、ドイツのゼクト、イタリアのフランチャコルタなど、シャンパンと同じ製法で造られているスパークリングワインは各国にありますが、やはり「シャンパン」のブランド力には敵いません。
シャンパンには甘口のタイプもありますが、「甘口は苦手」という方も多いので、辛口タイプを選ぶのがオススメです。
そのワインがシャンパンかどうかって、どうやって分かりますか?
シャンパンとして認められているワインは、ラベルに必ず「Champagne」の文字が入ってるよ。シャンパーニュ地方以外のワインがラベルに「Champagne」と記載することは、ワイン法で禁止されているからね。
シャンパンのラベルには、甘さ辛さが必ず表示されてるよ。ラベルに「Brut(ブリュット)」と書いてあれば、それは辛口の証拠。
「Extra Dry」と書いてあるものをたまに見ますけど、これは凄く辛口という意味ですか?
一見そう見えるけど、実はBRUTよりも少し甘めっていう意味なんだ。「Sec」、「Demi Sec」、「Doux」も甘口だね。
コツその5 ワイン専門店で購入する
同じお酒でも、ビールやウイスキーは比較的温度が高くなっても劣化の心配は少ないですが、ワインは適切な温度帯で保管されていないと品質は低下してしまいます。同じワインでも、保管状態によって味わいには違いが出てきます。
その点、ワイン専門店ではワインが最適な環境にいられるように、常に気を遣っていますので安心です。また、ヴィンテージ品の場合、明らかに液面が低く劣化のリスクが高いようなワインは仕入れを行わないなどの判断は、長年ワインに携わっているプロがいないと難しいものです。
最近はワインに力を入れているお店も増えてきてるけど、冬場は暖房をかけたりして明らかに温度が高くなっているお店もあるよね。
人間が心地よいと感じる温度と、ワインにとって最適な温度は違いますからね。
価格帯別、シーン別、嗜好別 おすすめのワインギフト
一通りワインギフト選びのコツを見てきました。「ここまで分かれば、後は自分で探せるよ!」という方もいらっしゃるとは思いますが、何千種類もあるラインナップの中からこれぞというワインを選ぶのは難しいもの。そこで今回は、オススメのワインギフトをピックアップしてみました!
価格帯別のワインギフトセット
「価格帯は決まってるけど、相手の好みはイマイチ分からない!」
「ギフトボックス入りのワインギフトをプロに適当に見繕って欲しい!」」
という場合にオススメなのが、赤・白のワインギフトセット。相手が赤ワイン好きでも白ワイン好きでも、最低でもどちらかは好みに合いますので、そういった意味でもリスクを抑えられます!
予算3,000円のワインギフトセット

金賞受賞のボルドーワインなら、贈る側も貰う側も安心ですね。
そうだね。ボルドーワインはワインに詳しくない人でも知ってるし、響きに高級感もあるよね。
ギフトボックスに入って高そうに見えます!これで3,000円とは思わないですね!

作り方は同じだけどこっちはスペインのカヴァだね。シャンパーニュってどうしても堅苦しくなっちゃうから、気軽に飲むにはこちらの方がおススメだよ。
そうだね。そのなかでもヨーロッパでTOP100のワイナリーに選ばれるほどの実力派の造り手が造っているよ。
予算5,000円のワインギフトセット

これも鉄板の組み合わせ、ブルゴーニュとボルドーの2本セットですね。
このくらいの価格帯になってくると、ブルゴーニュが選択肢に入ってくるよね。エレガントな飲み口で、古くから有名だよ。
いやワンランク上のボルドーワインだね。生産地によって味わいもかなり異なるから、ワインを飲みなれた人にもおススメできるよ。
予算6,000円のワインギフトセット

知識がないから選んでくれるのってホントに助かります!
そうだね。王道のワインを集めたギフトセットって意外と選ぶの難しいから、安心だよね。
うん。ワインを飲まない人でも知っているくらい有名なシャブリと、イタリアを代表する高級銘酒バローロのセットだよ。
予算10,000円のワインギフトセット

この2本は良いですね!私ももらったら凄く嬉しいです!
そうだよね。「村名クラス」のブルゴーニュ赤とボルドーでも指折りのシャトーの造る白ワイン。豪華だね。
大丈夫。そう言う人たちのために僕らが選んでるんだから。このセットならワイン上級者も納得のクオリティが期待できるよ。

カリフォルニアの地で夫婦で切り盛りしているワイナリーだね。和テイストの食事に合うように設計されているそうだよ。
そう。テレビで特集を組まれるほどのブルゴーニュ敏腕醸造家、仲田氏の作品だよ。
価格帯別の単品ワインギフト
赤ワインが好き、白ワインが好き、スパークリングワインが好きと、相手の好みのワインがなんとなく分かっている場合は、単品ワインを贈るのが喜ばれます。「自分の好みをちゃんと知ってくれている」というのは、プレゼントを貰う側にとって嬉しいことですよね。
とはいえ、数多のワインの中からギフト向けのワインを選ぶのは至難の業!そこで、価格帯別、ワインの色(タイプ)別に、これっ!というおすすめワインをズバリご紹介します!
予算3,000円の単品ワインギフト
バローロはイタリアワインの王様と言われる赤ワインで、しっかりとしたタンニン(渋み)があるのが特徴。レストランでボトルを頼めば1万円は下らないワインだし、知名度の高いから3,000円でプレゼント出来るならかなりオススメだよ。
白ワインはシャブリですね!シャブリは有名だから私でも知ってます!
うん、フランスの白ワインの中でも特に有名だから知ってる人は多いよね。このシャブリは普通のシャブリよりワンランク上のプルミエ・クリュ(1級畑)と言われる畑で造られたものだから、尚更良いよね。
泡モノはシャンパンですね!シャンパンが3,000円なら安いですね!
そうだね。泡モノならやっぱりシャンパンにするのがオススメ。シャンパンというと一般的には5,000円以上はするイメージの人が多いから、このシャンパンは価格以上に喜ばれると思うよ。
予算5,000円の単品ワインギフト
えー!赤ワインはカントメルルですか!メドックの格付けシャトーですよね?
そう。シャトー・マルゴーやシャトー・ラトゥール等の5大シャトーを筆頭に、僅か61シャトーしか認められていないメドックの格付けシャトーの一つだよね。ワインに詳しい人でもプレゼントされたら凄く嬉しいよね。
白ワインはモンラッシェですか?確かモンラッシェって何十万円もするんじゃ…。
名前が「モンラッシェ」だけだと特級畑のワインだから、生産者によっては何十万円もするワインだけど、このワインはシャサーニュ・モンラッシェ村で造られたワインだからそこまでは高くないよ。でも「モンラッシェ」がある村のワインだから、品質は高いし、知名度もあってギフト向けだね。
私も以前、友達にシャサーニュ・モンラッシェのワインをプレゼントしたら、「物凄く高いワインをありがとう!」ってメチャメチャ感謝されました。多分特級の「モンラッシェ」と間違えてるのかも…。
そういった意味でも、価値を高く感じてくれやすいから、ギフト向けだよね。
このシャンパンは私見たことありません。美味しいんですか?
有名なモエやヴーヴ・クリコなんかに比べると知名度は無いけど、専門家の評価が高いシャンパンだよ。ワイン誌でもあの「クリュッグ」と同じ評価点を獲った辛口タイプのシャンパンだね。
予算10,000円の単品ワインギフト
そうだね、価格と味わいがいい意味で釣り合っていない「隠れた名品」としてワイン愛好家の方に昔から愛されているシャトーだよ。ボルドー好きにはたまらないよね。しかもグレートヴィンテージ。
白ワインのムルソーって聞いたことあります。とっても有名ですよね!
うん。ブルゴーニュ最高の白ワインのひとつ、と言われているよ。特にこのシャトー・ド・ムルソーは、最近特に評価を上げている造り手の看板ワインだよ。
シャンパンは約10年熟成のグラン・クリュですね!少しヴィンテージは古いですけど大丈夫ですか?
シャンパンは長期熟成されてからリリースされるものも多いから、10年位は全く問題ないよ。グラン・クリュという特級畑の畑から取れたブドウだけを使ったシャンパンだし、元のブドウも強いから、10年経ってても若々しさもあるよ。
この3本なら、相当ワインに詳しいソムリエレベルの人でも大満足ですね!
シーン別ワインギフト
ここまでは特にプレゼントするシーンは問わずに、予算別のおすすめワインをご紹介してきました。
次に、ワインをプレゼントするシーンが決まっている場合のワイン選びについて考えてみます!
誕生日、記念日向けにオススメのヴィンテージワイン
ワインギフトが活躍する場面が多いのが、何と言っても誕生日や記念日です。
そんな時に大活躍するのが、やはりヴィンテージ入のワイン!ワインにはブドウが収穫された年(ヴィンテージ)がラベルに表記されたものが多く存在します。ブドウはその年の気候によって出来が変わるため、収穫年によって味わいも変わってくるからです。
そして、中には数十年にも及ぶ熟成期間を経ているワインもあります。これはジュースやビールとは違って賞味期限の無い、ワインだからこそ表現できる素晴らしさです。
相手の生まれた年、結婚した年、子供が生まれた年、会社を設立した年、初めて出会った年など、人それぞれに記念のヴィンテージがありますが、そうしたヴィンテージのワインをプレゼントされた時の嬉しさは、体験した事のある方なら、忘れられないギフトとして心に残っていると思います。
やっぱり、記念の年にちなんだヴィンテージワインのギフトは貰って嬉しいですよね。
そうだね。ワインギフトだからこそ出来る業というか、単なるプレゼントだけじゃない、情緒だったり深い余韻みたいなものが生まれるよね。
私も生まれた年のワインを貰った時、その年を覚えていてくれた事や、わざわざその年のワインを探してくれた事が凄く嬉しくて、今までに貰ったギフトの中でもとても印象に残ってます!
でも先生、古いヴィンテージワインには状態に対するリスクがありますよね?
確かに、コルクにカビが生えてることもあるし、古酒独特の慣れないと劣化しているような香りがする場合もあるから、そのあたりの事を分かってくれる相手じゃないとね。
「古酒だから、状態は空けてみないとわからないけどね」って言えるような間柄で、且つそれを良しとしてくれるような相手なら良いですよね。
うん、それなら本当に素晴らしいギフトになると思うよ。
結婚祝いにオススメのワインギフト
ワインがギフトとしてよく選ばれるシーンの一つが、結婚祝いのプレゼントです。古くからお祝いの席にはワインは欠かせないアイテムであり、その華々しさからギフトとして贈られることも多いイベントの一つです。
そんな、結婚祝いに貰って嬉しいワインギフトを3つセレクトしました!
このシャンパンは私も結婚祝いで何回もプレゼントしてますけど、凄く喜ばれますよ。ハートの感じもゴテゴテじゃなくて、品があって素敵ですよね。
ワイン名のキュヴェ・デ・ザムルーは 「愛し合うカップルのためのキュヴェ」 という意味で、まさに結婚祝いに相応しいシャンパンだね。グラン・クリュのブドウ100%で、品質も文句なしだよ。
ワインの説明としてはいろいろな意味があるのだけれど、夫婦の何気ない日常を楽しんでもらいたい、という意味も込められているそうだよ。
うん、シュール・リー製法を使って厚みや深みを出した、和食に合うワインだね。
赤ワインは見た感じ普通で、結婚祝いという感じじゃありませんね?
このワインは、カリフォルニアで日本人の奥様とアメリカ人の旦那様が一緒に造っているワインなんだ。醸造家でもある奥様の名前を付けたワインなんだよ。
ワインに奥様の名前を付けるなんて、憧れますね。そういう仲睦まじい夫婦になるように願いを込めてプレゼントするのも素敵ですね。
相手の嗜好別おすすめワインギフト
以上、ワインを贈るシーンが決まっている場合のギフト選びについて見てきました!
最後に、相手の好みが分かっている場合のおすすめワインを一挙にご紹介します!
とにかく濃いワイン好きの方におすすめのワイン
うちのお父さんも、何でも醤油とかソースを掛けるから、ワインも濃いめのが好きみたい。
そういう方にはピッタリの3本だね。どのワインも濃厚で、樽がしっかりと効いたタンニン(渋み)が豊富な赤ワインだから、飲みごたえがあって、一口目からパワフルさが十分に感じられると思うよ。
飲みやすいワイン好きの方におすすめのワイン
今度は濃厚とは反対の、飲みやすいソフトなワインですね?
うん、力強さよりも飲みやすさを重視する人向けのワインだよ。
シャトー・レスカルってボルドーですよね?ボルドーは濃いイメージありますけど?
このボルドーはオーガニックワインで、ボルドーらしいしっかりしたボディはありながらも、驚くほど角の取れた優しい味わいのボルドーワインなんだよ。
ブルゴーニュのピノ・ノワールですね。ブルゴーニュワインは全般的にエレガントですよね。
そうだね。その中でもこのワインは、色も淡くて非常に繊細な仕上り。薄旨というんだけど、うま味のある出汁のような、上品なブルゴーニュだよ。
このシャンパンも、力強さというよりも非常にエレガント。キレイな酸味と湧き上がってくるような優しい果実味があって、派手派手しさは無いけど、品格のある素敵なシャンパーニュだよ。
甘口ワイン好きの方におすすめのワイン
女性には甘口好きの人も多いよね。反対に甘口は一切受け付けないっていう人も多いから、相手が甘口好きの確証が取れてる場合に限りオススメかな。
そう。ゴッド・ファーザーで有名な映画監督のフランシス・コッポラ監督のワイナリーだね。このワインは、娘のソフィア・コッポラの結婚を記念して造られたワインで、ソフィアの要望であるほのかな甘味を持った発泡性のワインだよ。
次はモエですね!有名なので私も知ってます!でも、ボトルが真っ白で変わってますね?
このモエは、アイス・インペリアルというタイプで、氷を入れて楽しむことを前提に造られた、甘口のシャンパンなんだよ。
うん、このシャンパンはそれを前提に造られてるから、入れて大丈夫だよ。
そう、貴腐ワインの本場ソーテルヌだね。このワインは格付1級シャトーに隣接しているうえ、20年近く熟成しているから酸と甘み、コクと旨味がバランスよく感じられる1本だよ。
やっぱりギフトで送るなら本場のものがいいですよね。
ブランド志向な方におすすめのワイン
そうだね。身につけるもの以外にも、「誰々と知り合いだ」とか「どこどこに行ったことがある」とか自慢話が好きな人向けかな。
そう。高級ワインとして有名なオーパス・ワンの畑とたった1本道を挟んだだけの隣の畑のブドウを使っているワインだよ。高級産地ナパ・ヴァレーらしい凝縮感のあるフルボディな赤ワインだね。
オーパス・ワンの隣なんですね!オーパス・ワンは5万円位しますけど、このワインはずっとお手頃価格でプレゼントにも選びやすいですね。
2番目はジョエル・ロブションですか?ジョエル・ロブションってレストランですよね?
有名な3つ星レストランだよね。そのジョエル・ロブションが、フランス・ローヌの名門生産者ポール・ジャブレ・エネと共同で造っているシリーズだよ。
ギフトボックスにもジョエル・ロブションって入ってて良いですね。
ジョエル・ロブションで食事したらものすごい金額だけど、自宅でジョエル・ロブション気分が味わえて良いよね。味わいももちろん申し分無いよ。
そう。ピノ・ノワールの銘醸地として世界から注目されている産地だよ。このワインは世界一高価なワインとして有名なロマネ・コンティを造っているDRCという生産者のワインと一緒にブラインド・テイスティングされた時、そのDRCのワインに勝利したという逸話があって、一躍有名になったワインだよ。
ロマネ・コンティを100万円以上しますけど、DRCのそれ以外のワインも10万円は下らないですから、それに勝ったっていうのは凄いですね。
この3本はどれも高級ワインや高級レストランにちなんだストーリーがあるから、それも相手に伝えた上でプレゼントすると、凄く喜ばれると思うよ。
珍しいもの好きな方におすすめのワイン
定番モノよりも、変わったもの好きの方向けのワインですね!なんか面白そう!
もの凄い変わったボトルのがありますね…。これ陶器ですか?
そう。これはワイン発祥の地とも言われているジョージア(旧グルジア)のワインで、ジョージアの伝統的なボトルスタイルで造られたワインだよ。
しっかりとしたタイプの赤ワインだから、見た目だけじゃなく中身も十分楽しめるよ。
そう。昔はブルゴーニュ以外では育たないと言われていた、ピノ・ノワールのワイン。北海道の余市で成功しつつある品種なんだ。
日本にもピノ・ノワールの適地があったんですね!感動しちゃうなあ。
いや、シャンパンじゃなくて、スパークリングワインだよ。イギリス産の。
イギリス産のワインって殆ど見たこと無いんですけど、あるんですね。
うん、以前はイギリスは気温が低すぎて、ワイン造りに適していないと言われていただけど、最近は温暖化の影響もあって、フランスのシャンパーニュ地方と同じような気候条件のところも出てきているんだ。イギリス産のスパークリングワインは、高品質で今かなり注目が高まってきてるよ。
デザイン重視な方におすすめのワイン
ラベルに特徴がある、ジャケ買いワインってやつですね!
そう。勿論外見だけじゃなくて、中身もしっかりとしたワインだけを選んでるよ。
このワインの生産者は元ロック・ミュージシャンという異色のワイン・メーカーで、個性的なラベルでも有名だよ。ワインそのものの評価も高くて、一種のカリスマ的な生産者だね。このワインはブドウの果実味が口の中で爆発しているような、ジューシーでパワフルなワインに仕上がっているよ。
でも爆弾だと物騒ですね。堅苦しい感じの相手だと怒られそう…。
確かに、ある程度冗談の通じる相手じゃないと厳しいかもね(笑)。
シャンパーニュはお花のデザインですか。可愛いですね!
シャンパーニュ地方によく咲くマーガレットの華をあしらったボトルが素敵だよね。中身もグラン・クリュ100%のピノ・ノワールだけを使ったブラン・ド・ノワールで、華やかさの中にコクもあるレベルの高いシャンパンだよ。
星の王子さまをイメージして造られたラベルデザインなんだよ。
星の王子さま…素敵ですね。作中に出てくる「肝心なものは目に見えない」って、心に染みる言葉ですよね。
うん、この生産者もその言葉を大切にしていて、出来る限りオーガニックにこだわって、地球にも優しいワイン造りをしているみたい。
肉料理が好きな方におすすめのワイン
そう。肉料理と一緒に楽しみたい、相性の良いワインをセレクトしてるよ。
そうだね。最初の赤ワインはフランスのカオールという産地のワイン。ここはカオールというブドウ品種が有名で、色も濃厚で黒に近いから、「黒ワイン」と言われる事もあるよ。タンニン(渋み)も豊富で肉料理の脂身もキレイに流してくれるよ。
そう。ローヌのエルミタージュ。生産者のギガルは「ローヌの帝王」と呼ばれる世界的な生産者だよ。このワインはフルボディで、コショウのようなスパイシーさもあるから、塩コショウで味付けしたステーキなんかとの相性は抜群だね。
想像しただけで美味しそうです!ステーキ食べたくなってきました!
3番目はブルネッロですね。イタリアを代表する高級赤ワインとして有名ですね。
うん。トスカーナ地方が誇る長期熟成も可能な銘酒だね。このブルネッロはその中でもトップクラスで、ワイン専門誌からも満点に近い評価を得ている、最高クラスのブルネッロだよ。
魚料理が好きな方におすすめのワイン
魚好きな方は白ワイン好きが多いですし、白ワイン好きだと魚好きの場合が多いですもんね。
最初の白ワインは、魚拓ですか?日本のワインですかね?
いや、これはフランス・アルザスの白ワインだよ。生産者の奥様が日本人で、お寿司も大好きな事から、お寿司とのマリアージュを徹底的に考えて造られたワインなんだ。
私これは飲んだことあります!フレッシュで辛口ですけど、ほんのりと甘みも感じられて、少し日本酒を思わせるような美味しいワインでした!
次の白ワインは、プイイ…なんだか言いづらいワインですね(笑)。
プイィ・フュメはフランス・ロワール地方のワインで、しっかりした酸味とミネラル感が特徴。魚介類との相性には定評があるよ。
最後はシャンパンですね!お寿司とシャンパンとか、憧れます!
うん、このシャンパンはシャルドネ100%で造られている、ブラン・ド・ブランというタイプ。溌剌とした酸味の中に、ミネラルの骨格があって、キレがるのにコクもある美味しいシャンパンだよ。
高級感アップ!ギフトボックス、リボン、手提げ袋
ワインギフトを豪華に演出する、ギフトボックスやリボンのご紹介です!
ワインと一緒にご注文頂ければ、ギフトボックスに入れてリボン掛けした状態でお送りいたします!
相手に直接送るのではなく、手持ちする場合は、手提げ袋があると便利です!
これだけで、グッと高級感が増しますよー!
これで完璧!ラッピング&のし!
更に、ワインギフトの仕上げにラッピングやのし(熨斗)は如何でしょうか?
これだけすれば、ワインギフトとしての準備は完璧だと思います!
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ラッピング素敵ですね!あの包装紙を開けるときのワクワク感が良いですよねー。
私、ネットの酒屋さんにラッピングお願いしたら、海苔やお煎餅を包むようなダサい包装紙で、愕然とした経験があります…。それに比べて、ここの包装紙は素敵ですね!
確かに、包装紙はお店によってかなり差があるからね。選べないとことも多いし、出来合いの包装紙だとイマイチな柄のも多いんだよね。
中身のワインがいくら良くても、ラッピングが駄目だとテンション下がりますね…。
そうだね。ここのは色も選べるし、ワインのラベルによくある紋章のような柄もカッコいいね。英字のタイプはメドックの格付けシャトーの一覧が羅列されてるから、ワイン通の人にも喜ばれそうだね。
以上、ワインギフトの選び方についてご説明させて頂きました!
ワインを選ぶのは難しいですが、ちょっとしたコツを抑えるだけで、失敗する確率は大きく下がります!「ワインのギフトを選ぼう!」と思った際には、是非このページをご参考の上、ワインショップ・ドラジェ本店でお選びくださいませ!