2022年Wカップ開催記念!サッカーとワインのストーリー

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サッカーとワイン

世界でも有数の人気を誇るスポーツ、サッカー。競技人口は世界では2億5000万人と言われ、バスケットボールに次いで世界第二位の競技人口を誇ります。
2022年11月にはカタールにて4年に一度のワールドカップが開かれ、その人気はますます過熱していっています。
しかし当店はワイン屋。サッカーとワインの関わりは無いでしょうと思う方も多いと思いますが、実は元サッカー選手がワインを造っていたり、プロデュースしていたり、はたまたワイン好きを公言していたりと、意外と面白い話もあります。今回は、そんなサッカーとワインにまつわるエピソードをお話していきます!

ワインに関わるあのサッカー有名人!

Wカップ南アフリカ大会優勝の立役者、イニエスタが手掛けるワイン!

スペインサッカー

世界最高峰のプロサッカーリーグ、「ラ・リーガ(ラ・リーガ・サンタンデール)」の超名門FCバルセロナ。このチームで下部組織からトップチームへ上り詰め、リーグ優勝のみならず欧州チャンピオンズリーグの優勝などを成し遂げたMFが、イニエスタ選手。最近では、Jリーグ1部ヴィッセル神戸に移籍し、日本のサッカーファンをときめかせてくれている、超一流選手です。

そんなイニエスタ選手が、地元スペインでワイン造りを行っているのは有名な話。もちろん彼はまだバリバリ現役で活躍する選手なので、がっつりワイン造りに携わることは難しいですが、なんと自ら畑を購入しワイナリーを建設するほどの力の入れよう!

2000年頃からプロジェクトを立ち上げ、2010年には自らの名前を冠した「ボデガ・イニエスタ」を誕生させました。

ブランド戦略にも関わり、彼が手掛けるスペインワインは、日本でも流通しています。

さらにワイナリーの観光地化や宿泊施設の建設などで地元産業にも貢献しており、地元ではサッカーのみならずワインを通じて英雄と呼ばれているそうです。

いずれ彼がサッカーを引退した後は、ワイン造りに一層力を入れていくかもしれませんね。

アルゼンチンの英雄がワインをプロデュース!

アルゼンチン

イニエスタ選手の話をしたところで、同時期にバルセロナで活躍したサッカー界の英雄の話もさせて下さい。

10代からバルセロナのスタメンで活躍、数えきれないほどの記録と称号をものにした、言わずと知れた世界最高のサッカー選手、リオネル・メッシ選手

アルゼンチン出身の彼も、実はワインのプロデュースに関わっています。

それが、アルゼンチンの伝統あるワインメーカー、カーサ・ビアンキとのコラボワイン「L10 バイ・ビアンキ」です。

リオネル・メッシを表すLと、彼を象徴する背番号10をイメージした名前のこのワイン。アルゼンチン名産の品種トロンテスやマルベックの赤白、スパークリングなどの種類もあり、日本でも流通しています。

値段も1000円台後半からと非常にお手頃価格なので、是非一度探してみてはいかがでしょうか。

日本サッカー界のレジェンドがプロデュースしたワイン!

さて、世界のスーパースターが手掛けるワインをご紹介して参りましたが、実は日本人誰もが知る、あの日本サッカー界のスターもワイン造りに携わっています。

それが、元日本代表、本田圭佑選手です。日本では名古屋グランパスエイトで活躍し、その後はあのセリエAの強豪ACミランで背番号10を背負い活躍!日本代表としてもワールドカップ南アフリカ大会を始め、数々のシーンでファンを沸かせてくれました。

そんな本田選手が2021年にプロデュースしたワインがあるんです!その名も「KSKワイン」です!

日本最古のワイナリーと呼ばれるまるき葡萄酒が全面協力したこのプロジェクトは、約2年の歳月をかけて2021年に完成しました。

メルローを使い、酸化防止剤無添加のワインや、自然発酵ワインをプロデュース。限定100本の本田選手の直筆サイン入りボトルは、販売価格5万円を超えるプレミア価格。まさしく本田選手ならではと言った特別仕様です。

イタリアでワイン好きになったという彼は、「好きなワインを好きな人へ届けたい」という思いを込めているそう。

今後、ワインを通じてさらに我々を驚かせてくれそうな予感がしますね。

元日本代表監督が手掛ける、ボルドーワイン!

2002年に開催された日韓ワールドカップ。その大会で日本を率いた名将フィリップ・トルシエ氏も、故郷フランスでワイン造りを行っています。

2014年にサンテミリオン1.1haの畑を購入、ワイン造りをスタートしました。造るワインの名前は「ソル・ベニ」。3-4-3という意味で、これはサッカー好きならばお分かりでしょうか?森岡選手、松田選手、中田浩二選手、宮本選手などで構成されたフラット3で話題となった日本代表のフォーメーションですね。

「人生を楽しく生きる」というトルシエ氏の信条に沿った、心地よい果実味となめらかなテクスチャーをそなえた楽しいワインとなっており、さらにキャップシールの色は「サッカー日本代表イメージカラー」の鮮やかなサムライブルーでデザインされています。

通常価格1万円程ですが、生産量も少ないこともあり、これもプレミア品と言えるでしょう。

世界のサッカーリーグとワイン

スペイン ラ・リーガ・サンタンデール

スペインとサッカー

先ほどもご紹介したスーパースター、イニエスタ選手やメッシ選手が活躍した、世界最高峰サッカーリーグと呼ばれる、「ラ・リーガ」。あのFCバルセロナやレアル・マドリードなどの超有名クラブが名を連ね、数々の伝説を生み続けるプロサッカーリーグです。

そんなラ・リーガで、厳選なる選考を勝ち抜け、「ラ・リーガ公式ワイナリー」と認められたワイナリーがあるんです。それが、マルケス・デル・アトリオです。

ラリーガとアトリオ
ラリーガ

1899年に創業して以来、家族経営で5世代に渡り高品質なワインを造り続けている「マルケス・デル・アトリオ」。創業以来の伝統ある醸造技術に加え、最新鋭の設備をリオハの中でもいち早く導入。最先端技術を駆使した完璧なまでの醸造方法と伝統的な技術の融合は、世界中に評価されるワイン造りを可能にしました。

ご紹介するのは、マルケス・デル・アトリオからリリースされた「ラ・リーガ公式記念ワイン」!ラベルには2021-22シーズンのラ・リーガ1部クラブチームのエンブレムがデザインされ、非常にシックでエレガントなデザインです。

ラリーガワイン

またワインも、スペインの銘醸リオハで造られた濃厚なテンプラニーリョ。カシスや木いちごなどの果実のジャミーな香りに、樽由来のバニラ香、スパイスやオークの香り。非常にしっかりとしたタンニンとエレガントな酸味のバランスが絶妙です。ラベルのインパクトにもまったく負けない力強さを持ち、深みのある上質な赤ワインに仕上がっています!
自分用はもちろん、サッカー好きの方へのプレゼントなどにもピッタリなメモリアルワインです!

セリエAの人気クラブに愛されたフランチャコルタ!

ミランとカデルボスコ

イタリアのプロサッカーリーグと言えば、セリエAですよね。数々の強豪がひしめくリーグは、ヨーロッパの5大リーグを牽引するリーグの一つです。

ユベントスや、インテル、ローマなど数々の名門チームがありますが、今回はACミランとワインの関係です。ACミランは、先ほどご紹介した本田選手が在籍していたことでも知られていますが、過去7回のチャンピオンズリーグ優勝を誇るなど、ヨーロッパの中でも随一の名門クラブです。

そんなミランが2010-11シーズンでセリエA優勝を果たした時、聖地サン・シーロでシャンパンファイトとして振舞われたのが、フランチャコルタを造る名門カ・デル・ボスコです。

カデルボスコ

当時ミランのオフィシャルスポンサーを務めていたカ・デル・ボスコ社の粋な計らいで使用され、サッカーファンのみならず世界中のワイン愛好家の中でも話題となりました!

自社畑の厳選されたブドウだけを使用し、最高のヴィンテージのレゼルヴァとアッサンブラージュ。28カ月の熟成を経てリリースされ、透明感と心地よいフレッシュ感、酸味を持ち合わせます。シャンパーニュと比べるとよりクリーンで骨格があり、味わいも濃い印象です。

2022年カタールワールドカップ予選で日本と対戦する国のおすすめワイン!

さてここからは、当店でもすぐ手に入る!日本が予選で戦う「スペイン」と「ドイツ」のワインをご紹介!地元クラブも一緒にご案内いたします!

タルシス


カヴァ ドミニオ・デ・タルシス ブリュット ナチュレ 

生産者のパゴ・デ・タルシスは、バレンシアにある小さなワイナリー。バレンシアと言えば、地元クラブはバレンシアCF。欧州チャンピオンズリーグで2度の準優勝を誇る名門です。

ブリュット・ナチュレの表記通り、味わいは 非常にドライな超辛口タイプ、 ブドウ由来の自然な甘さもほとんどありません。とっても爽快でクセがないため、合わせる料理も幅広い選択が可能。普段の食事中にビール代わりに飲んでもいいし、家庭料理ならたいていのものに合いますが、やっぱりアヒージョは定番&最高です!

クネ

クネ プリオラート C.V.N.E.社 赤

カタルーニャ州プリオラートのワインをご紹介。カタルーニャ州と言えばFCバルセロナを有する都市バルセロナをカバーするワイン産地です。2009年にリオハに次いでDOCaに認定された銘醸地として知られています。

深いコクがありながら、繊細でエレガントな味わい。 ボディはしっかりとしており、赤と黒の完熟した甘みのある果実味と爽やかな酸味があります。 この凝縮感とタンニンのバランスが秀逸です。ガルナッチャ40%、カリニャン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%使用のフルボディワイン。 16~18度が飲み頃温度。 サーロインステーキ、胡椒の効いたソーセージ、お肉のパテ、ハードチーズなどの料理に合います。

ドイツの白ワイン

アウスレーゼ ラインヘッセン ペーター・メルテス・トラディション ペーター・メルテス 白

ドイツの、ブンデスリーガで活躍する日本人の一人が、岡崎慎司選手ですね。彼がかつて所属していたマインツは、ドイツの銘醸ラインヘッセンのそばにある都市です。

ラインヘッセンは、ドイツQmP、QbA(地域指定優良ワイン)における特定生産地帯13の一つで、ドイツ南西部に位置しています。ラインガウとはライン川をはさんで対岸に位置しています。

こちらは充分に熟した房を選りすぐって造られた「アウスレーゼ」。アウスレーゼとしては破格。輝きのある黄色の色合い。はっきりとした桃の香りと、レモンやミラベルなどを思わせる香り。コクがあり、柔らかな甘みが感じられる。凝縮した味わいで、ワインだけでも十分に楽しめる白ワインです。

ドイツの白


リースリング フォン・レス フランツ・ケラー 白

かつて岡崎選手も在籍し、遠藤選手も活躍するブンデスリーガの強豪シュトゥットガルド。このチームが本拠地を置くシュトゥットガルドは、ワインでも有名なバーデン地方に属します。ライン川沿いに細く伸びた生産地域で、質の高いワイン造りに定評があります。
フランツ・ケラーは、ドイツの最南端バーデン地方でワイン造りを行う家族経営の生産者です。「ワインは、限られた人の為の贅沢品ではなく、料理と共にすべての人が楽しむもの」をモットーとし、ピュアで明快な味わいの素晴らしいワインを造っています。

畑では除草剤、殺虫剤、化学肥料は使用せず、白ワインはフレッシュな果実を保つために除梗せずにプレスし、ステンレスタンクとオークの大樽を使い分けて熟成させています。

結びに

いかがでしたでしょうか。やはりワインが有名な産地は、フランスやドイツ、スペインなどサッカーも強豪国ばかりです。また、そこで生まれ育ったサッカー選手が、自国のワイン文化に魅せられ、サッカーだけでなくワインの世界でも我々をときめかせてくれています。他にも、あの有名選手がワインを?といった事例がまだまだありますので、サッカーもワインも両方好きな方は是非一度調べてみてはいかがでしょうか。

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