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サン・ジョセフ
Saint-Josephe
サン・ジョセフは、コート・デュ・ローヌのヴィエンヌからヴァランスに至る、ローヌ川の河岸に位置する北部の8クリュのひとつです。1956年にAOCとして認定されたサン・ジョセフは、ほかのコミューンのような市町村名ではなく、かつてイエズス会修道士がこの地域の小さな丘に「St.Joseph」と聖人の名をつけ、住民たちがこの名前を土地の通称として使ったことが由来とされ、600ha以上のブドウ畑で50人の生産者がワイン作りを行っています。
サン・ジョセフのテロワール
サン・ジョセフ地区はコート・デュ・ローヌの北部では2番目の広さがある地区で、北はコートロティ、南はコルナスまでローヌ川の右岸50kmに渡り細長く拡がっています。
二つの地区に挟まれた広大なAOCなので、場所によって栽培条件が異なりバラエティに富んだワインが生まれます。気候は大陸性気候で、南部は北部に比べより穏やかな気候、地中海の影響を受けたミストラル(強い北風)は雹をもたらすこともありますが、春先の霜を防ぎ収穫時期には雨による湿気を吹き飛ばしてブドウの腐敗を防ぐ働きをします。
土壌はおもに花崗岩質でミネラル分が多く、急斜面にテラスのように畑が拓けているため陽当たりが良いのが特徴で、ローヌ川からの反射熱により気温も温暖、ブドウ畑のほかにモモやアプリコットなどの果樹園も見られる、果樹を栽培するのにたいへん適した土地といえます。
この地でのブドウ作りの歴史は古く、ギリシャ時代からといわれていますが、ブドウ畑は急こう配の土地にあり機械化は不可能なので、結果的に昔から変わらず手作業で栽培や収穫が行われ、良いブドウだけが収穫されることになり、ワインの品質も高く保たれています。
サン・ジョセフの栽培品種とワインの特徴
サン・ジョセフの主要品種はシラーで、生産の90%以上を占める赤ワインにはマルサンヌ種やルーサンヌ種を10%まで混醸することが許されていますが、ほとんどがシラー種単一で生産されています。
シラー特有のコショウのようなスパイシーさと香ばしさ、深みのあるルビー色と力強さのある赤ワインで、生産量が多いことから購入しやすい価格帯のものが多いほか、特に南部の生産地では対岸のエルミタージュを思わせるような優れたワインも産出しています。
北部ではマルサンヌとルーサンヌから白ワインが生産されています。グリーンがかった色を持ち、爽やかな飲みくちの若飲みタイプが特徴の白ワインで、近年このマルサンヌを含むローヌ系の品種で作られる白ワインは、脱シャルドネを求める生産者・消費者の双方から注目され、どちらかといえばマイナーな生産地であったサン・ジョセフの評価は徐々に上がっています。
広大なアペラシオンであることから、赤・白ともに仕上がりに多少のバラつきが見られることもありますが、それも含めて多彩な個性を楽しむのがサン・ジョセフのワインを味わう醍醐味といえます。
サン・ジョセフのおもな生産者
ドメーヌ・ゴノン
ドメーヌ・ロマノ―・デストゥゼ
ドメーヌ・クルソドン
ドメーヌ・クールビ
カーヴ・サン・デジラ
ドメーヌ・ベルナール・グリパ
E・ギガル