キャンティ・クラシコ編:ソムリエがゆく、イタリアワイン旅行記

イタリアのワイン、郷土料理、建物、土地、気候、そして人々。それら全てに魅了されたイタリア大好きソムリエが、単身イタリアへ渡り、飲み、食い、見てきた旅行記をご紹介!

筆者が最後にイタリアに行ったのは、もう5年ほど前になります。お届けする情報はやや古いかもしれませんが、いい意味で時が止まったような変化しない国、それがイタリアです。

こんなご時世でなかなか海外旅行はできませんが、少しでも行った気になれるよう、リアルな体験談をお話します!

今回ご紹介するのは、イタリアワインの代名詞「キャンティ・クラシコ」です。

キャンティ・クラシコってどんなワイン?

ワインを普段飲まない方でも「キャンティ」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

フィアスコと呼ばれる藁に包まれた独特な形状のボトルは、キャンティのシンボルで、お土産屋さんなどに並んでいるので一度は目にしたことがあるかもしれません。

イタリアワインを知る上で、最も重要なワインといっても過言ではない「キャンティ」。イタリアの代表的なブドウ品種「サンジョヴェーゼ」を主体に造られるこのワインは、イタリア人のみならず、世界中から愛されるワインです。

実は、キャンティと呼ばれるワインには「キャンティ」と「キャンティ・クラシコ」があり、この2つは生産エリアや使用可能品種、醸造方法などの規定が微妙に異なります。長い歴史の中で2つに分断されてしまいましたが、簡単に言うと「キャンティ・クラシコ」は、古くからキャンティを生産していた伝統的なエリアで造ったキャンティのことです。(ちょっと語弊がありますが。)

さて、ワイン旅行記の話に戻りますが、筆者がこの旅の第一目的としたのが「アンテプリマ」でした。

アンテプリマとは、市場に出る直前の新ヴィンテージワインをお披露目する、年に一度の大試飲会です。

トスカーナでは、2月上旬ごろに開催されるキャンティを皮切りに、ヴィー・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ、サンジミニャーノ、キャンティ・クラシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと各生産地で次々と開催されます。

キャンティ・クラシコ・コレクション2015

キャンティ・クラシコのアンテプリマ(キャンティ・クラシコ・コレクション)は、フィレンツェ市内のレオポルダ駅近くの会場で開催されるため、他の産地に比べると参加しやすいです。また一般の方も有料ではありますが、参加できるので当日は大変混雑しています。

筆者が参加したのは、2010年と2015年。2015年のキャンティ・クラシコ・コレクションでは、2014年にキャンティ・クラシコに新設された最上位の階級「キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ」のお披露目もあり、かなりの盛り上がりでした。

2015年のキャンティ・クラシコ・セレクショ  Chianti Classico Collection

開催日:2015/2/17・2015/2/18の2日間
出展ワイナリー:148社
ワインアイテム数:335アイテム

余談ですが、有料で参加すると一人一脚ずつテイスティング用のグラスが渡されます。このグラスは、試飲会終了後返却すると一部キャッシュバックされるシステムなんですが・・・、

グラスをちょっと見てください↓

キャンティ・クラシコのトレードマーク、ガッロ・ネロ(黒い雄鶏)が刻印されているんです!

返却するのがもったいなくて、筆者は記念に持ち帰っています。皆様も旅のお土産にいかがでしょうか?

ここで、キャンティ・クラシコの生産地域について整理しておきましょう。

キャンティ・クラシコの生産地域は、中部イタリア、トスカーナ州のフィレンツェからシエナの丘陵エリアに広がっています。

さらにその地域は、9つのコムーネ(自治体)に分かれており、ひとえにキャンティ・クラシコと言っても、それぞれのコムーネによってキャンティ・クラシコの特徴は大きく異なるのです。

キャンティ・クラシコが一斉に試飲できるこのチャンスに、各コムーネ毎の特徴を比較テイスティングするのも良いかと思います。

[グレーヴェ・イン・キャンティ]
キャンティの中心地。活気ある大都市で、歴史も伝統もある地域です。土壌や気候も多岐に渡り、多様性に富んだワインを生み出しています。
グレーヴェを、いやキャンティ・クラシコを代表する村「パンツァーノ」があります。非常に繊細なタンニンを備え、果実味が前面に出たワインになり、特に海外から高い評価を受けています。
代表的な生産者:
フォントディ
クエルチャベッラ
ポッジョ・スカレッティ

[ラッダ・イン・キャンティ]
標高500~650メートルとキャンティ地区の中では特に標高が高い地域です。ワインの特徴は、最も繊細でエレガントなワインを産むと言われています。
代表的な生産者:
モンテヴェルティーネ

[ガイオーレ・イン・キャンティ]
クラッシックな特徴が強く出ている地域。特に、「モンティ」村のものは古典的で長命、最高のワインを造り出します。
代表的な生産者:
カステッロ・ディ・アマ
カステッロ・ディ・ブローリオ
サン・ジュスト・ア・レンテンナノ
バディア・ア・コルティブオーノ

[カステッリーナ・イン・キャンティ]
高地にあるワイナリーほどエレガントで繊細な味わいのワインに、低地にあるワイナリーほどどっしりとしてコクのあるワインになります。総じて洗練されたモダンな味わいが特徴です。
代表的な生産者:
カステッロ・ディ・フォンテルートリ
ビビアーノ

[カステルヌオーヴォ・ベラルデンガ]
キャンティ・クラシコ地域の中で最も南に位置します。一部キャンティ・クラシコ地域から外れており、クラシコ側とそうでない側では土壌が異なります。クラシコ側は石灰質土壌まはた片岩が主で、力強く飲みごたえのあるワインが多いです。

[バルベリーノ・ヴァル・デルサ]
フィレンツェとシエナの間にあるキャンティ・クラシコの丘の中心地。適度な酸とタンニンで、一様にミネラルに富み、複雑さがあります。
代表的な生産者:
カステッロ・ディ・モンサント
イゾレ・エ・オレーナ

[タヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサ]
スパイシーでミネラルが多く感じられます。

[サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペサ]
フィレンツに最も近い地域で、エルサ渓谷の右側の丘陵地にあります。 適度な酸とタンニン、強いミネラル感が特徴ですが、一流の生産者をまだ輩出していない未開拓地。

ここで出会った「ラーモレ・ディ・ラーモレ」のワイナリーに訪問したので、ここからは、ラーモレ村のお話をしていきましょう。

今注目のLamole(ラーモレ)村に潜入!

ラーモレ村は、グレーヴェ・イン・キャンティに属していますが、パンツァーノやその他の村に比べると、エレガントでタンニンもきめ細かく、そしてフレッシュな味わいのワインが造られています。

その理由は標高の高さにあります。

グレーヴェの標高平均は300メートルほど。それに対し、ラーモレは600メートル以上にもなります。傾斜の激しいため、ブドウ畑はリーグーリア州の様な段々畑で、トラクターも入れないため、人の手で作業することが殆どです。

同じグレーヴェでも海外から人気のパンツァーノは、力強く、筋肉質で、色調も濃いのに対して、ラーモレは、デリケートでエレガント、フローラル、ミネラル、生き生きとした果実味と酸味、そして旨味を楽しむワイン。飲み疲れることなく、次々と飲みたくなる様なそんな特徴のワインです。

また、ラーモレは、この土地の名前であるとともに、この地で発見されたサンジョヴェーゼの遺伝子の名前でもあります。さらに、あの偉大なワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのサンジョヴェーゼは、このラーモレより移植した樹が始まりとも言われているのです。

大変興味深いワインですが、2015年時点で日本で手に入るラーモレのワインは、「ラーモレ・ディ・ラーモレ」ただ1社だけだそうです。その理由は、小規模生産者が多く、まだ認知度も低いため、なかなか流通しにくいんだとか。

そんなマイナー産地であるラーモレですが、近年注目を集めつつあるんです!

その理由は、「地球温暖化」。これはイタリアだけでなく、全世界のワイン生産者の中で常に議論されていることですが、温暖化の影響は年々増すばかりで、大手ワイナリーがこぞって標高の高い畑を買い始めているそうです。

テスタマッタで有名な、あのビービー・グラーツも、猛暑と干ばつに苦しんだ2012年は、標高の高いラーモレの畑のお陰で救われた、と話しています。

今回は幸運な事に、ラーモレのワイナリーだけで4件もまわることができました。

1.Castellinuzza e Piuca
2.Castellinuzza di Cinuzzi
3.Podere Castellinuzza-Paolo Coccia
4.Lamole di Lamole

1.Castellinuzza e Piuca

畑:標高650メートル
  2.5ヘクタール(2区画あり、1.5、1ヘクタールずつ)
  50年前は石だらけだったところを、取り除きブドウの木を植樹したそうです。

生産量:キャンティ・クラシコ7000~8000本
    キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ13000~15000本
    (それ以外にIGTトスカーナも生産している。)

醸造:
発酵は伝統的なセメントタンク、なんと25年もの。セメントタンクは、フレッシュで果実味溢れるワインになります。
バリックはリゼルヴァクラスのみ使用。また、バリックは新樽を使わず、何回も使用した古樽を使用しています。使用目的が、樽の香りをワインにつけることではなく、熟成を上手く促すために使用しているから。昔はトスカーナでは栗の木樽が多く使われていたそうですが、今では殆ど見ることはないそうです。(現在はフレンチオークが主流)

テイスティング:
IGTトスカーナ 2013
サンジョヴェーゼ85%、マルヴァジーア10%、トレッビアーノ15%
フルーティで軽快、デイリーで楽しめ、料理に合わせやすい。

キャンティ・クラシコ 2014
サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ10%
2014年の作柄は、8月雨がすごく多かった年。そのため、収穫時期を待ち10/5に収穫をしたが、今思うと10日程遅らせたほうがよりよいブドウを得られたと思う、とのこと。

キャンティ・クラシコ 2012
サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ10%
タンニンがまだしっかりとあり、キレイな酸がたっている。2012年は良年。

キャンティ・クラシコ 2011
味わいが熟れてきているが、まだタンニンは生き生きとしている。

ここで生産者の方から、キャンティ・クラシコのブレンド比率について貴重なお話が聞けました。

キャンティ・クラシコ協会は世界のニーズにあわせ、より濃くしっかりとしたキャンティ・クラシコを造るため、ブレンド比率の規定を変え、ついには2006年、白ブドウのブレンドを禁止にしてしまった。

昔から慣れ親しんできたフレッシュで軽快、そして透明感のあるキャンティは、白ブドウをブレンドすることで、その味わいが実現できていたのだ。

今回試飲した、白ブドウがブレンドされたIGTトスカーナは、キャンティ・クラシコとは名乗れないものの、昔ながらのクラシックなキャンティなんだよ。

キャンティ・クラシコのブレンド比率は、流行によってどんどん変化していった、DOCGワインの中でも大変珍しい銘柄です。

1870年前後、それまで硬く飲みづらかったサンジョヴェーゼを、ベッティーノ・リカゾーリ男爵が、混醸比率「サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア(白ブドウ)10%」というフォルムラをつくり、これが今日のキャンティの基礎を築いたと言われています。以来地元の人達にとってキャンティとは、フレッシュで軽快な親しみやすい赤ワインだったのです。

筆者は、イタリアで一番好きなブドウがサンジョヴェーゼです。このお話を聞くまでは、サンジョヴェーゼ100%のワインこそが偉大なんだと思っていました。

果たして、白ブドウをブレンドしたリカゾーリ男爵は悪だったのか?

この歴史あるキャンティの伝統を消滅させまいと、今なお造り続けるこのワイナリーの「IGTトスカーナ」が、一つの答えなのかもしれません。

2.Castellinuzza di Cinuzzi

畑:2ヘクタール

テイスティング:
Bianco
トレビアーノ100%
生産量は400本ほど。透明感のあるグリーンがかったイエロー。フルーティで、程よい酸味。丸みがあり柔らかなテクスチャー。

キャンティ・クラシコ 2014
果実味が豊かでフルーティ。これからボトリングするものなので、まだ完成形ではないという。

キャンティ・クラシコ 2012
タンニンと果実味のバランスがいい。Slow Foodの品評会でトップリストに入った出来栄え。

キャンティ・クラシコ 2011
熟れた果実味、やや過熟ぎみか。

キャンティ・クラシコ 2009
イタリアワイン界の重鎮、スター・エノロゴと呼ばれるヴィットリオ・フィオーレ氏に、2009年からコンサルティングを依頼している。2008年と比較すると、その違いは明確。クリアでエレガントな味わいに変わっている。

キャンティ・クラシコ 2008
ヴィットリオ・フィオーレ氏が関与する前のヴィンテージ。香りはやや野暮ったく、田舎臭い印象。

3.Podere Castellinuzza-Paolo Coccia

畑:3.5ヘクタール(ブドウ畑)
  2ヘクタール(オリーブ)
  3.5ヘクタール(森)

テイスティング:
IGTトスカーナ 2013
サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、マルヴァジーア5%
フレッシュでフルーティ。口を洗ってくれるようなクリアなフィニッシュで、デイリーワインとして楽しめる。

キャンティ・クラシコ 2013
サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%
セメントとステンレスタンクで1年熟成。グリップがあり、酸もキリッとしている。ミネラル感もあり、クリアでエレガント。

キャンティ・クラシコ 2012
2013年に比べると果実味が豊か。雨が少なく暑かった年。

キャンティ・クラシコ 2011
グリップがまだしっかりとあり、果実味とミネラルのバランスがいい。

キャンティ・クラシコ 2010
フレッシュさが残りつつ、タンニンが柔らかく丸みを帯びている。生き生きとした、キレイな酸味とミネラル。とてもエレガントな味わい。

キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2011
18ヶ月セメントタンク、9ヶ月トノー樽で熟成。トノーを使用したが、生産者の方いわく納得していないという。まだトライアル中で、恐らく次は大樽を使うと思う、とおっしゃっていました。

ラーモレ村の菖蒲園
ラーモレには菖蒲がたくさん自生しているそうです。地元の方いわく、科学的な因果関係はないか、そういった土地だから、ワインもフローラルでエレガントになるのでは?とのこと。ブドウ収穫時期だけでなく、山が菖蒲で紫色に染まる5月の時期にも是非訪れてください。とおっしゃっていました。

4.Lamole di Lamole

畑:57ヘクタール
グイヨ仕立て
石の垣根が太陽光を反射して、手前のブドウ樹に光を当てている。

土壌もガレストロ土壌で、マグネシウムが豊富である。

2014年ヴィンテージは、雨が多かったため、カビが付くのを恐れて、葉を全てとってしまったそうです。そのため、収穫の時は例年より随分楽だったそうです。

醸造:
ラーモレ村の中では比較的大きな生産者で、設備も最新鋭のものが揃っていました。

卵型の発酵タンク
ボルドーなどで使われている卵型タンクで、勝手に循環してくれるため、ピジャージュをしなくてよい。この形のタンクは、セメントタンク(コンクリート・エッグ)が主流なので木製は大変珍しい。

新しい大樽

バックヴィンテージのストック

ヴィンサントを陰干しするスペース

テイスティング:
キャンティ・クラシコ 2014(タンクの中のワインを試飲)
果実味豊かで、エレガント。花の香り、酸も立っている。

キャンティ・クラシコ 2008
丸みがあり、細やかなタンニン。ややバニラを思わせる甘やかな香り。

キャンティ・クラシコ 2004
優しく、穏やかな味わい。

キャンティ・クラシコ 2000
熟成のニュアンスが現れている。ドライフルーツを思わせる香り。

キャンティ・クラシコ 1988
果実味は落ち着き、キレイな酸味と枯れ葉、紅茶を思わせる熟成香。

唯一日本で取り扱っている、ラーモレのワインが・・・、

キアンティ・クラッシコ 2016 ラーモレ・ディ・ラーモレ

当店でも取り扱いがありますので、是非お試しください!

最後に・・・。

今回訪問したラーモレ村で、よく耳にしたのが、キャンティの魅力は「Freschezza」。英語訳でフレッシュ、日本語訳すると「新鮮な」とか「新しい」という意味になりますが、彼らが言わんとする事は、若さというよりは、口に含むとリフレッシュしてくれる様、口中をキレイにさっぱりしてくれる様、イキイキとした様、の事を、「Freschezza」と言っていたんだと思いました。

トスカーナ州を代表する郷土料理に「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」という、地元キアニーナ牛を分厚くカットして焼いた、豪快なステーキがあります。

私たちソムリエが教本で習った、ビステッカの鉄板のマリアージュは、タンニンがしっかりしたフルボディタイプの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」でした。

ところが・・・、

地元である彼らは「それは大きな間違いだ」と言います。

ブルネッロやその他有名な高級ワインでは、味わいがしっかりしすぎて料理の邪魔をしてしまう。あれはワイン単体で楽しむものだ。

ビステッカのように脂質のある肉には、昔ながらのキャンティ・クラシコと合わせるものなんだ。キャンティ・クラシコは、Freschezza(フレッシュ)で、口の中を洗ってくれる様な爽やかな酸がある。これが、ビステッカの脂をマスキングし、次々と食べれるようになるんだ。それは肉だけでなく、料理全般に合う。

キャンティ・クラシコというのは、私たちの食卓に欠かせないお酒なんだよ。

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