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価格1,529円(本体価格:1,390円)
価格2,200円(本体価格:2,000円)
当店通常1,210円(税込)のところ 価格847円(本体価格:770円)
価格1,760円(本体価格:1,600円)
価格1,793円(本体価格:1,630円)
価格1,298円(本体価格:1,180円)
価格1,925円(本体価格:1,750円)
価格1,628円(本体価格:1,480円)
価格1,320円(本体価格:1,200円)
価格1,639円(本体価格:1,490円)
価格1,694円(本体価格:1,540円)
価格1,661円(本体価格:1,510円)
価格9,174円(本体価格:8,340円)
価格4,419円(本体価格:4,018円)
価格3,586円(本体価格:3,260円)
当店通常1,265円(税込)のところ 価格1,138円(本体価格:1,035円)
スペイン Spain
一方で2012年以降の第7次ワインブームと言われるワイン消費の拡大は、これまでのワインブームのような一過性のものではなく、日本でもワインを飲むという習慣がきちんと定着してきた印象があります。「安くて美味しいワインを気軽に楽しむ」というスタイルが広がってきたことが大きく、これまでワインに対して存在した敷居の高さが無くなりつつあります。その大きな変化の中心的存在になったのが、スペインワインです。
町には気軽にワインを楽しめるスペインバルが続々と開店し、堅苦しいウンチクや、立派過ぎるワイングラスが無くてもワインを楽しめるという事が、スペインワインを中心としたカジュアルなワインのお陰でようやく認知されつつあります。
スペインワインが本格的に品質重視で造られるようになってきたのは1990年代以降と、ほんの数十年前から。それまではひたすら大量消費用のワイン造りが中心で、多くが国内消費やバルクで輸出されていました。
元々ワイン造りは盛んで、ブドウの栽培面積は世界最大を誇るスペイン。ブドウの栽培地域は高台にありますが、日中の寒暖の差が激しく乾燥しており、ワイン造りには適した環境の地域が多くあります。
スペインワインの歴史 フランスからの技術伝来と大戦、民主化、新興生産者の登場
19世紀の後半、フィロキセラという害虫がフランス全土を襲った際には、ボルドーのワイン商が北部のリオハを訪れ、当時の最新の醸造技術を持ち込んだことで、品質が大きく向上します。その後フィロキセラは徐々にスペインにも南下してきましたが、その頃にはアメリカ産のブドウ木を台木にするという対策が発見されてきた頃で、その被害も最小限で抑えられました。なので、スペインには樹齢100年近い古木も多く存在します。
その後第二次世界大戦や、戦後の社会主義体制等で半鎖国状態となったスペインでは、国内大量消費用のワイン造りがメインとなります。1970年代にようやく半鎖国状態から開放された事で、これをキッカケに品質重視のワイン造りが芽生え始めます。
古木も多く、元々ポテンシャルの高い産地だったところに、1980年、90年代あたりから新興の生産者がワイン造りをスタート。リオハなどの伝統的な産地以外の、これまでバルクワイン用の産地と思われていたところからも高品質なワインが誕生し、それをワイン評論家が高く評価したこともあり、一気に世界的な評判が高まりました。一方で、フランスやイタリアのようなワイン伝統国では無いので、価格は抑えられており、その高いコストパフォーマンスはワインラヴァーにとって、ある意味ショッキングなものでした。
スペインの代表的なワイン産地
スペインワインはまだまだ「スペイン」という大きな括りで語られることが多い国ですが、スペインの中でも産地毎に様々な特徴を持っています。ここではスペインの代表的なワイン産地を紹介していきます。
スペイン最高のの銘醸地と誰もが認める「リオハ」
気軽に飲めるスペインワインの中でも、ある意味気軽には飲めない風格を持っている、スペイン最高の銘醸地と言われるのがこのリオハです。フィロキセラがフランスを襲った際、ボルドーのワイン商がこの地を頻繁に訪れ、最新の醸造技術を伝えた事もあり、スペインの中でも最もフランス的なワイン造りが行わている産地です。1991年には、DOの上のランクであるDOCaに最初の産地として認定されています。赤ワインが生産量の70%程度を占め、後は白とロゼ。
ヴェガ・シシリア、ペスケラを排出した「リベラ・デル・デュエロ」
リベラ・デル・デュエロと言えば、真っ先にその名が挙がるのが、ヴェガ・シシリアの造る、スペインを代表する高級赤ワイン、ウニコ(UNICO)。良年だけに生産され、実に10年の熟成を経てからようやくリリースされる、スペインの至宝と呼ばれるワインです。ヴェガ・シシリアの歴史は19世紀からありますが、その名声に産地が追いつく形になってきたのは1980年代以降のこと。ペスケラやピングスといったワインが高い評価を受ける今となっては、リオハのライバルとして認識され始めています。
スペインワインの歴史に突然誕生した新星「プリオラート」
フランス・ローヌのジゴンダスからフィロキセラを機に移ってきたバルビエ家の一族である、ルネ・バルビエがこの地のポテンシャルに気付き、友人達と共にワイン造りを開始してから、急激にその評価を上げたプリオラート。歴史は非常に浅いながらも、DOの上位規格であるDOCaにリオハの次に認定される程に昇り詰めました。アルバリーニョを使った海のワインが有名な「リアス・バイシャス」
スペイン北西部、大西洋沿岸に位置するリアス・バイシャス。日本でもリアス式海岸と言われる地域がありますが、その由来となったのがここ。ギザギザと入り組んだ入江は魚介類の宝庫になっています。そんな魚介類との相性抜群な、アルバリーニョというブドウから出来る白ワインが名産。スッキリとしながらも香り高いそのワインは「海のワイン」とも言われ、魚介料理との相性は抜群です。
スペインの特産品シェリーを産み出す「ヘレス」
スペイン南部にあるヘレス。スペインの特産品として有名な酒精強化ワイン「シェリー」の産地。「シェリー」は英語読みで、スペインの人は「ヘレス」と呼びます。ワインにアルコールを添加し、酸化熟成させるという独特の製法で造られるシェリーは、日持ちすることやアルコール度数が高い事などから、大航海時代に船の中で好んで飲まれたお酒。日本では「シェリー=食前酒」というイメージも強いですが、シェリーにも色々な種類があり、食前、食中、食後と様々なシーンに合わせて楽しめるお酒です。今や安くて美味しいスパークリングワインの代名詞「カヴァ」
カヴァは、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られるスペイン産のスパークリングワイン。DOカヴァという原産地呼称なので、生産可能な地域は限定されているのですが、それが飛び石のようにスペイン各地に点在しているという、珍しいDO。とはいえ、その約90%はカタルーニャ州のペネデス産であり、ここがカヴァの中心と言えます。スペインのぶどう品種
<赤ワイン用ブドウ>
テンプラニーリョ
スペインを代表する高級黒ブドウ品種。スペインの黒ブドウとして面積最大。ボバル
あまり名は知られていませんが、スペインの黒ブドウの中で二番目の面積を誇る品種。バルク用ワインの原料として多く使われているが、最近は丁寧に育てられたボバルからは上質なワインも造られている。ポリフェノールが豊富。ガルナッチャ
ジューシーな果実味を持ったスペインを代表する品種の一つ。フランスのグルナッシュと同じブドウですが、原産はスペインのアラゴン地方。モナストレル
フランスのムールヴェドルと同じ品種。濃厚でブドウの甘みが十分に感じられる品種。メンシア
最近注目されている赤ワイン用品種。ビエルソが名産地で、ソフトなタンニンとエレガントな酸は、どこかスペイン風ブルゴーニュといったニュアンスもあります。<白ワイン用ブドウ>
アイレン
スペインで最も多い白ワイン用品種。全世界的にも最大の面積を誇ります。カジュアルな白ワインからスパークリングワインまで、様々な用途で使われます。マカベオ(ビウラ)
リオハ白ワインの主要品種であり、チャレッロ、パレリャーダと共にカヴァの主要品種の一つとしても使われます。ヴェルデホ
ルエダの白ワインの主要品種であるヴェルデホ。香り高くフレッシュなハーブのようなニュアンスの白ワインになります。アルバリーニョ
リアス・バイシャス産の白ワインに使われる品種。華やかな香りとスッキリした酸があり、魚介類との相性が抜群。ペドロ・ヒメネス
同名の極甘口のシェリー用に使われる品種。スペインワインの分類
ティント(Tint):赤ワイン
ブランコ(Blanco):白ワイン
ボデガ(Bodega):ワイナリー
ホベン(Joven):収穫後1年未満の熟成でリリースされるワイン(樽熟成の有無は問わない)
クリアンサ(Crianza):収穫後2年以上(うち樽で6ヶ月以上)熟成されたワイン
レゼルバ(Reserva):収穫後3年以上(うち樽で12ヶ月以上)熟成されたワイン
グラン・レゼルバ(Gran Reserva):収穫後5年以上(うち樽で18ヶ月以上)熟成されたワイン