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価格4,224円(本体価格:3,840円)
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価格1,892円(本体価格:1,720円)
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価格3,300円(本体価格:3,000円)
タヴェル
Tavel
タヴェルは、南仏のローヌ南部にある、ロゼが有名な生産地です。
タヴェルのワインは、フィリップ4世やルイ14世にこよなく愛されたという歴史を持つだけでなく、多くの文化人も好みました。中でもヘミングウェイは、彼の遺作「エデンの園」の中で、タヴェルのワインについて、「恋人たちには素敵なワイン」と記しています。
熟成も可能な力強いロゼ
フランスには、フランスを代表するロゼワインの産地が2つあります。ロワールのアンジューと、ここタヴェルです。タヴェル・ロゼのAOC認定は、1936年、フランスのロゼのAOC産地として最初に認定された歴史を持っています。
この2つの産地のロゼは対照的です。アンジューのロゼは、甘口のライトなタイプですが、タヴェルのロゼは辛口で、アルコール度数も高めです。
また、アンジューを含むほとんどのロゼワインは、新鮮な状態で飲むのに適している早飲みのタイプが多いですが、タヴェル・ロゼは5〜6年、長いものでは10〜15年もの長い間熟成させることができるポテンシャルを持つものさえあります。
そんなタヴェル・ロゼですが、グルナッシュ種をベースにして、他に、サンソー、シラー、カリニャンなどと混醸されます。美しい色調が身上のロゼワインですが、タヴェル・ロゼは、オレンジ色がかったサーモンピンクの鮮やかな色合いが、テーブルに華やかさを演出します。熟したフルーツの香りがゴージャスさを添えます。
タヴェルの歴史
多様な土壌とブドウ栽培に最適な気候に恵まれて、ダヴェルでは、ワイン造りが紀元前5世紀ごろから行われていたという形跡が残っているそうです。
ロゼワイン製造の歴史は、紀元前のローマにまで遡ります。今でこそ、より色の濃い赤ワインが造られていますが、自然まかせで造っていたころは、色の薄いものができていたはずです。プロヴァンス地方にロゼが多いのは、栽培されているブドウにもよりますが、ローマ人がフランスにワインをもたらしたのは、南仏マルセイユの辺りだったこととも関係があるようです。
タヴェルのロケーション
タヴェルはフランス南部ローヌ地方の南部に位置しています。タヴェルはアヴィニヨンの北西15q、オランジュの西20qにある、人口1500人強の小さな村です。
フランス4大河川の一つで、唯一地中海に注ぐローヌ川右岸にあります。地中海からほど遠くないところにあり、典型的な地中海式気候の地域です。ローヌ川を挟んだ対岸には、フランスを代表するアベラシオンの一つ、シャトーヌフ・デュ・パプがあります。
タヴェルのブドウ畑
タヴェルのブドウ畑はローヌ川右岸を中心に、およそ950haあります。畑地は丸い小石の砂地や、もろい石灰質に岩の丘陵が広がっています。
タヴェルでは赤や白は造らず、もっぱらロゼワインだけを作っています。栽培品種は、グルナッシュ種をメインに、サンソー、シラー、カリニャン、ムールヴェドール、クレレット、ブールブランなども植えられています。ただし、メインとなる品種の上限は、60%と決められています。こちらの特徴は、混栽混醸といえます。
タヴェルではかつてフィロキセラが猛威をふるい、生産が落ち込み荒廃した時期がありましたが、第二次世界大戦後のロゼワインのブームとアメリカ市場での人気によって息を吹き返し、今の隆盛につながっています。
タヴェルの主な生産者
ギガル
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ
ファミーユ・ペラン