1000円台で美味しく飲めるボルドーの探し方

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「安くておいしいワインが飲みたい・・・」「ワインを始めたいけど何を最初に飲めばいいかわからない・・・」そんな方はいませんか?

そんなことを思っていたりする方、もしくは思っていなかったりする方も細かいことは気にせずに、この記事を読んで一緒にフランスワインの一大産地ボルドーの安旨ワイン探しの旅に出かけましょう!

産地を見る


そんなこと言いながら最初は細かい産地の事なんですが、ボルドーには大きく分けて川を隔てて、右岸地域と左岸地域があります。

ウン万円する高いワインの代名詞として五大シャトーとか、格付けシャトーとか聞いたことありませんか?そのシャトーたちは主に左岸地域にあるメドックや、グラーヴといった高級産地で造られています。

ではその高級産地にあるシャトーの価格が安いワインを買えばいいのか、といえば話はそう簡単ではありません。一部例外はあるとはいえ左岸地域には旨いワインはいくらでもありますが、安くて旨いワインとなると高級産地のため探すのが非常に難しくなります(筆者体感)

では安旨ワイン探しの旅でどこに目を向けるかというと、そうです右岸地域です!そんな「穴場」右岸地域のワインは価格がリーズナブルなものが多く、そして品質も兼ね備えた、安旨ワインが日本にたくさん輸入されています。

そのなかでも代表的な産地をここに表記しておきます。

プルミエール・コート・ド・ボルドー
ボルドー・コート・ド・カスティヨン
ブライ
ボルドー広域ですが、これも狙い目安旨ワイン
ボルドーシュペリュール

ブドウ品種を見る

さて次は皆さん大好き?ブドウ品種のお話ですよー!といってもボルドーは、右岸や左岸など地域によってブドウ品種がある程度決まっていますので、本当に話は簡単です。

ボルドーでは単一ブドウ品種でワインを造ることがほとんどなく、また年によってブレンドの比率も変わりますが、右岸地域は主にメルローで造られています。「右岸はメルロー」これだけ覚えていれば大丈夫です。

メルローの特徴としては左岸地域の主要品種、カベルネソーヴィニヨンに比べて味わいが丸く穏やかで渋みもそれほどない、それほど熟成を必要としないとされています。

もちろん長熟で仕立てられ、驚くべきポテンシャルを発揮するワインもありますが、基本的には果実味豊かで親しみやすい、早飲みワインに仕立てられています。

ヴィンテージを見る

皆さんはワインのヴィンテージと聞いて、何を思い浮かべますか?「年代物の古いワイン」や「レストランで出てくる高いワイン」というイメージを持っている方も多いと思います。

もちろんそういった意味合いもあるにはあるのですが、ワインのラベル上では「表記の年度に収穫したブドウを使用」という意味です。

いろいろ規定はありますがざっくり説明すると、2019年に収穫したブドウでワインを造れば、2019年の表記がワインのラベルにつきます。そして安旨ワインを見分けるコツとしては、あまり古い年数を選ばないという事です。

なんで?と疑問が出る方もいると思いますが、今までの記事の中で右岸地域でメルローを使ったワインは早飲みワインが多い、という話をしてきました。

もちろんシャトーの意向で、ある程度熟成してから出荷しているワインもありますが古いワインはコルクの開けづらさもあり、モノにもよりますが今年-2~3年ほどが飲み頃の事が多いです(筆者体感)

そういう意味でヴィンテージを見ることは、とても重要なのです。

最終的に

ここまで小難しい話をしてきましたが、はっきり言うとこの小難しい話はヒントでしかありません。この法則を守れば、絶対にいいワインに巡り合えるかというとそうではない、というのが本当の所です。

だから「このラベルかわいいから買ってみよー」とか「掘り出しモノだけど安すぎて怖いな・・・」とか「なんか聞いたことない産地が売ってるな。面白そうだな!」とか、そうやって出会うワインも大事なのです。

安旨に限らず、ワイン探しの旅ってその時の巡りあわせで行き先が変わる、自由な旅なのです。

でも今日ワインを飲もうかな、ワインを選びたいな、と思ったときにこのヒントを思い出すと、いいワインと巡り合えてよりよいワイン探しの旅を経験できるかもしれません。

 

アントニー・バルトン・ルージュ

格付けシャトーのオーナーがタッグを組んだ、日本限定キュヴェ!
シャトーランゴアバルトンとシャトーレオヴィルバルトンのオーナーである、アントニーバルトン氏が典型的なACボルドーを目指して作ったワインで、エレガントさとしっかりとしたストラクチャーを感じられる良質な安旨ボルドーです。

シャトー・オー・ビコー 2016

これぞ安旨ワイン!なめらかでやわらかな良質ボルドー
マイルドさやフレッシュで穏やかな風味が特徴で飲み飽きの来ない、料理に合わせやすい赤ワインです。

シャトー・カルボネイル・ジャン・ヴォワザン 2013

この価格であの高級産地サンテミリオンの味が楽しめる!
最上のメルローワインが出来る、と言われているサンテミリオン。濃厚でボリューム感のある味わいで、果実味もたっぷり。メルローの魅力がたっぷり詰まってます。

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