最近テレビ等でアウトドアの番組って多いですが、太陽の下でBBQしながら飲むお酒は格別ですよね。ただ、毎回BBQとビールじゃ飽きたなぁ~という方!
ワインがあるじゃないですか!
気取ったお酒だと思われがちですが陽気なお酒でもあるんですよ。
そこで今回のテーマは「簡単に燻製器を自作して燻製とワインのマリアージュを検証してみよう!」です。
では先ず、ワインを紹介する前に燻製の準備からいっちゃいましょうか!
1.燻製器を作るのに準備するもの
アウトドアショップで売っている使い捨てのものもありますが、もっと身近で 手に入るもので作ってみましょう。
(1)百円均一等のバーベキュー網
燻製したい材料が乗るサイズを選んでください
(2)段ボール
組み立てた時に網よりも小さくなるサイズを用意しましょう
(3)燻煙材
スモークチップを圧縮し、棒状にした「スモークウッド」という商品がホームセンター等に売っています。
スモークウッドに火をつければ線香のように煙と熱が発生します。
(4)スモークウッドを乗せる皿
熱に強いものなら何でも大丈夫です。※銀皿など
(5)百円均一の製菓コーナーにある粉ふるい
ナッツ類など、網目より細かい食材を乗せるのに便利です。
以上、この5点があれば簡単に出来ちゃいます。
2.燻製器を作りましょう
まず段ボールを写真のように組み立てて下さい。
サイドに網が刺さるよう切り込みを入れます。
あとは網をセットすれば準備は完了!どうです?すごく簡単でしょ。
3.燻製する食材選び
手間をかけるのならば自家製ベーコンなら一週間程度で準備はできますが、今回はコンビニやスーパーで手に入るワインに合いそうな 食材を選びました。
何も説明はいらないですね(笑)合わないはずが無い。
4.スモークウッドに着火する
スモークウッドの片方から燃えるように火を点けますが、燻製器の中は酸欠気味になりますので着火が甘いとスモークウッドが消えやすくなります。 ライターでも火は点けれますが、おすすめはバーベキューの炭火に直接入れてしまうのが簡単で 確実です。
しっかりと炎が立ったら炎を吹き消し、煙がモクモクしていたら準備完了!
5.燻製開始
煙がしっかりと出ている事を確認したら、その上から段ボール燻製器をかぶせます。 そして段ボールが飛ばないよう、重石を置いたりペグダウンをします。
燻製器は完全に密閉してしまうと中が酸欠になりスモークウッドが消えてしまいますので、 下から適度に空気が入り、上部から煙が漏れているぐらいに調整しましょう。
この材料であれば1時間ほどで燻製は完了予定です。それまでは好きな 事をしてゆっくり過ごしましょう!
・・・1時間ほど経った姿がこちら!!
どうですか?良い色に仕上がりました。少し冷ました方が味は落ち着きますが、私は我慢できず食べてしまいます(笑)
★安全管理★
スモークウッドは煙だけに見えていても同時に熱も発生しています。 段ボールが風等でズレてしまい、スモークウッドと接触してしまうと燃えてしまうため、 決して傍を離れないようにして下さい。
また万が一に備え、水バケツ等用意すると安心でしょう。
実食&検証
弊社スタッフで出来上がった燻製とワインのマリアージュを検証してみました!
~チーズにおすすめはコチラ~
弊社のソムリエが口を揃えて選んだワインがこのラドゥセットのプイィ・フュメです。
ソーヴィニョン・ブランと言えばプイィ・フュメかサンセールと言われるぐらい人気がありますが、プイィ・フュメは火打ち石の成分が多く含まれた土壌で造られ、スモークしたようなニュアンスがチーズのほのかな燻製香にバッチリ合います!
~ベーコンにおすすめはコチラ~
クローズ・エルミタージュ・ルージュ レ・ジャレ 2016 ポール・ジャブレ・エネ
ベーコンの油と胡椒のニュアンスにはシラー!と言う事でポール・ジャブレ・エネのクローズ・エルミタージュ・ルージュ レ・ジャレを選びました。
テロワールが存分に発揮されたローヌの100%シラーで造られ、カシスやブラックベリーの豊かな果実の香りにスパイシーな黒胡椒をわずかに感じる味わいは、熟したベリーにビターチョコレート、リコリスの甘みとスパイスが溶け込んでいます。タンニンがきめ細かく、滑らかな口あたりのワインがバッチリ合います!
~ナッツにおすすめはコチラ~
カヴァ アンヌ・マリー コンテッス レゼルバ ブリュット・ナチュレ NV カステル・ダージュ
シンプルなナッツに合わせるなら熟成感のあるカステル・ダージュのカヴァを選びました。
太陽の恵み一杯のビオディナミ・カヴァ! 心を込めて全量を手回しルミアージュ。シャンパーニュと遜色ないクオリティのスパークリングワインです。24か月間瓶内二次発酵した熟成感とシンプルなナッツの組み合わせはもう止まらない!
~スナック菓子におすすめはコチラ~
味の濃いスナック菓子にはニューワールドで樽の効いたシャルドネ、シャーウッド・エステートのストラタムを選びました。
正直このスナック菓子がスタッフ一番人気で、持ち帰ったスタッフもいるくらい(笑)
ある意味最強の相手に挑むストラタムですが、ライムやグレープフルーツなど柑橘系果実香もあるものの、香りは樽が前面に出て目立っており、リッチでふくよかなシャルドネの姿を思わせます。
ところが実際に味わってみれば、 酸やミネラルにあふれる引き締まったドライな白ワイン で、香りだけの段階で連想したような重厚感は全くありません。
スナック菓子の燻製感を損なわず、正に寄り添う姿はマリアージュの見本のようなワインです。
まとめ
今回ご紹介したワインはごく一部です。マリアージュ出来そうなワインは想像するだけでも沢山あります。他の料理でもそうですが、お互い持ち合わせていないニュアンスを補う為や、同じニュアンスを増幅する為等、様々な組み合わせを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
尚、燻製する際はくれぐれも火の元注意で!!お願いしますね m(__)m