海外に自分のぶどう畑を所有するなんて、資産家かハリウッドスターにでもならないと無理な話…とは限りません!
なんと14,300円で、あなたもぶどう畑のオーナーになれちゃうんです!
ややこしい制度や、面倒くさい届け出などは一切無し。オーナーになった畑で収穫されたぶどうは、美味しいワインとなってご自宅に届けられます。
今回はそんなスペシャルプロジェクト、「ぶどうの樹3本のオーナー」をご紹介致します!
目次
自分のワインを造る!ぶどうの樹3本のオーナーとは
「ぶどうの樹3本のオーナー」の舞台になるのは、ドイツ・モーゼル地方にあるパウリンスベルクと名付けられた畑。
上質な白ワインを産み出すリースリングの樹が、急斜面の畑一面に植えられています。
その樹の中から14,300円(税込)で3本を所有し、他のオーナーや生産者と共に育てる、というのがこのプロジェクトの概要。
たった3本だけの樹とはいえ、そこから収穫されたぶどうの実は、750ml換算で5~6本ほどのワインになります。
愛好家が少しずつ共同出資し、同志と共に畑を運営していく。
そんなユニークな方法によって、1993年からの長きにわたり、「ぶどうの樹3本のオーナー」は多くの支持を獲得しつつ存続してきました。
ワインの輸入元によって、30年近く続くオーナー企画
「ぶどうの樹3本のオーナー」は、1993年にザンクト・ニコラウス・ワインクラブによって始まり、今まで多くのオーナーに支えられてきました。
この企画を運営するのは、ワインの輸入元ヘレンベルガー・ホーフさん。愛好家の皆様なら、その名前をご存知の方も多い事でしょう。
なにしろドイツやオーストリアのワインにかけては、日本でトップクラスの知識と、目利きの腕を持っているインポーターさんです。
「ぶどうの樹3本のオーナー」では、プロフェッショナルであるヘレンベルガー・ホーフさんが、現地の畑についてしっかりと管理・把握。
ぶどうの樹のオーナーとなった皆様の元へ、現地の最新情報や、畑のレポートをポストカードでお届け!
さらに畑の様子がわかる、オーナー限定ホームページも随時更新されるので、日本にいながら簡単&存分にオーナーライフを満喫できるんです!
※ヘレンベルガーホーフの代表・山野様のYoutubeチャンネルがこちら。ドイツワインにかける熱い情熱をたっぷりご覧ください!
ワインの銘醸地として、世界的に名高い地域のオーナーに!
パウリンスベルクの畑があるケステン村は、約300人ほどが暮らす小さな村で、世界的な銘醸地モーゼル地方の一部です。
実はこのケステン村、名高い「ピースポーター」で知られる、ピースポート村に隣接した好立地。
そしてケステン村の周辺では、なんと2世紀頃からブドウが栽培されていたのだとか。ワインの品質だけでなく、歴史的な視点でも注目されている地域なんですね。
そんな銘醸地のぶどう樹を、3本とはいえたった1万円余りで所有できるなんて…こんな機会は滅多にありません!
運営するヘレンベルガー・ホーフさんの元には、今までにオーナーを経験された方から、お礼の声が多く届いているようです。
しかし一番感謝しなくてはならないのが、二世代にわたってこの畑を管理しているバストゥゲン家の皆様。
可愛らしい白猫のラベルで大人気の「ミケ リースリング」を造っている家族経営のドメーヌです。
「ぶどうの樹3本のオーナー」は、ご一家の尽力無くては成り立ちません。
農作業は重労働、大変な苦労が必要となりますが、日本で待っているオーナーの皆様のため、パストゥゲン家の方々が今日も汗水を流してくれているのです。
めちゃくちゃ大変!モーゼル地方の畑仕事
ぶどうの樹をハート型に仕立てるという、独自の手法が発達したモーゼル地方ですが、その理由はあまりにキツイ急斜面だから。
中には斜面というより、「崖」と言うべき場所も…。一般的な垣根仕立てができないため、苦肉の策として編み出されたのがハート型の「棒仕立て」なんです。
モーゼルのぶどう畑は、30度以上の角度がつく事も珍しくありません。
数字だけではイメージしづらいかもしれませんが…公園の一般的なすべり台の角度が、だいたい15~30度なんだとか。そう考えると、とんでもない急勾配という事がわかりますね…。
あまりの急斜面に加え、「スレート」と呼ばれる足元が滑りやすい土壌のため、この「棒」につかまって作業することもあるのだとか…。
もちろん機械が入ることはできませんし、栽培におけるほとんどの過程は、全て手作業で行われているのだそうです。
それでも美味しいワインを造るために、日々苦労をいとわない栽培農家の方々には、本当に頭が下がります。
それにしても2,000年前の人たちは、よくここにブドウを植えようと考えたもんです…。
3本の樹から産まれるワインの特徴
モーゼルのワインと言えば、やっぱりリースリングの白ワイン。
リースリングはドイツの看板でもありますが、モーゼル地方産の品質は昔から最高級とされており、リースリングの聖地とも言うべき真の銘醸地です。
3本の樹が植えられたパウリンスベルク畑のワインも、モーゼル・リースリングの魅力がたっぷり詰まった、やや甘口の飲みやすいタイプ。
ヴィンテージによって味わいは異なりますが、基本的にはエレガントで美しい酸が感じられ、嫌味のない爽やかな甘さを備えた、誰にでも好まれる上品な白ワインに仕上がります。
カビネット、シュペトレーゼ、クヴァリテーツヴァインなど、等級も年によって様々に変わり、モーゼルにおけるヴィンテージの特徴が色濃く反映されています。
他のワインじゃ味わえない、オーナーならではの特典
たった3本のぶどう樹でも、あなたは立派なぶどう畑のオーナー!ワインができるまでのぶどう畑を、他のオーナーと一緒に見守っていきましょう!
ハガキとホームページで、畑の最新情報をお届け!
オーナーになった皆様には、現地からの「畑たより」が、年に数回ハガキで届きます。
このハガキでは、主にパウリンスベルクの畑を取り巻く環境、天候やブドウの樹の状態、ワインになるまでの醸造過程などをお知らせ。
さらにオーナー様限定の特設ホームページでも、畑の最新情報を随時更新。遠い地に所有するかわいいブドウの樹の様子を、ご自宅で詳しく知る事ができます。
収穫したブドウで造った、格別のワインが味わえる!
これが何よりのお楽しみ!
あなたが育てた3本の樹から収穫された、他にはない特別なワインが、翌年になるとご自宅まで届けられます。
このプロジェクトでは、「ワインは農作物である」という点を重視しています。
自然の中で育まれるぶどう、それを原料とするワインの味わいは、ヴィンテージによって大きく表情を変えるもの。
それを体験して頂くために、敢えてその年の個性が良く出たワインを造ってもらうよう、バストゥゲン家にお願いしているのだそうです。
例えば暑い日が続いた年は、糖度が十分に上がりシュペトレーゼに。一方で涼しかった年は上品な酸を備えたカビネットに…など。
どんな個性に仕上がったとしても、オーナーとして育てたワインは、格別な事に間違いありません。
はたして今年はどんな味わいなのか。自分の舌で確かめるその日まで、どうぞ楽しみにお待ち下さいね!
オーナーになった皆様から届いた、生の声をご紹介
約30年にわたり運営してきたヘレンベルガーホーフさんの元に、オーナーの方々から届いた喜びのお声をお借りして参りました!
「美味しいワインをいつもありがとう!急斜面の畑での栽培、手造りの思いが伝わります。」
「葡萄からワインになるまでの過程や、その年の天候などにワインの味わいが関係することが体験でき、ワインがより好きになりました。」
「『私がオーナーの葡萄の樹で造ったワインよ!』と、友人や親戚にプレゼントしていたら、みんなが楽しみに待ってくれるようになりました。」
「生産者さんからの畑の様子などがハガキで届くので、ワインが届くまでの期間も楽しめます。」
「毎年入っていると、栽培農家の方たちが遠い地の親戚みたいで、お子さんの成長も楽しみになりました。」
「いつも友だちと一緒にオーナーになっています。届いたタイミングで集まって飲むのが毎年楽しみです!」
「いつ、どこで、誰が、どんな思いを込めて造ったワインなのかを、余すことなく伝えたい・・・」そんなインポーターさんと生産者の熱意が伝わり、なんと、お申込みいただいている方の約8割がリピーター!愛され続けて31年目、実に息の長い、実績ある企画なんです。
ぶどうの樹3本のオーナーになるには
ヘレンベルガーホーフさんが運営する「ぶどうの樹3本のオーナー」では、毎年3月からオーナー様を募集しています。
1口あたり14,300円(税抜13,000円)からのお申し込みが可能、2,000口に達した時点で終了となります。
お申し込み後には会員証を、さらに数回にわたって「畑たより」のハガキをご自宅にお届け。
完成したワインをお届けできるのは、お申込み翌年の6月頃を予定しています。
お申し込みからの流れ
お届けできるワインの本数は、その年の生育状況によって変動し、5本もしくは6本でのお届けとなります。
<その他の注意事項>
- オーナー様の募集は、毎年3月~6月の期間限定、2000口に達した時点で終了となります。
- オーナー契約は1年で終了となりますが、翌年以降も続けてお申し込み頂く事が可能です。
- 北海道・沖縄・一部離島へのお届けは、別途送料が発生する場合がございます。
- その他ご不明な点がありましたら、お申込みページに記載されたメールアドレスまで、遠慮なくお問い合わせください。
あの有名人も…ワイナリーのオーナーなんです
海外セレブの間では、ワイナリーを所有する事が最高のステータスとされています。
今回ご紹介した「ぶどうの樹3本のオーナー」みたいなケースは別ですが、普通はワイナリーを所有するとなれば、莫大な費用が必要になりますからね。
そんな夢を叶えた成功者のワインを、ここで少しだけご紹介します!
ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー
まさかの結婚で世界中の注目を集めた2人は、南仏プロヴァンスでシャトー・ミラヴァルを経営。
ローヌの名門ペラン家をパートナーに迎え、「セレブの道楽」という言葉では到底片付けられない、素晴らしいクオリティのワインを産み出しました。
ハリウッドスター夫妻がオーナーのワインという事もあり、ファーストヴィンテージから人気大爆発!
ワインスペクテーターなどの有名誌でも取り上げられ、業界でも大きな話題となりました。
戸籍上は離婚されてしまったお二人ですが、ビジネス上ではパートナーの関係が続いているとの事で、ミラヴァルの素晴らしさは現在も変わっていません。
フランシス・フォード・コッポラ監督
ゴッドファーザーなどの作品で有名なコッポラ監督も、ワイン好きのセレブとして代表的な人物です。
映画の大ヒットで得た資金を元に、ナパ・ヴァレーにワイナリーを所有した事が、ワイン人生の輝かしい第一歩となりました。
やがてロバート・モンダヴィやシャトー・マルゴーの醸造家などと交流を深め、ルビコンやカスクといった、広く知られる名作カルトワインを産み出します。
それだけでは飽き足らないコッポラ監督は、2010年にフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーを設立。
7つのブランドからなる幅広いラインナップを展開、もはやプロの生産者に負けずとも劣らない、熱すぎる情熱をワイン造りに注ぎ込んでいます。
JAY-Z
多くのハリウッドスターが愛飲するシャンパーニュ、アルマン・ド・ブリニャック。
アメリカのNO.1ヒップホップアーティストJAY-Zさんが、このメゾンのオーナーに名乗りを上げたのは記憶に新しいところです。
実はオーナーになる以前から、JAY-Zさんはアルマン・ド・ブリニャックをとても気に入っていたそうで、彼の音楽作品のPVの中にも登場しています。
メタリックに光るボトルにあしらわれた、王の象徴であるスペードマーク。
ド派手な印象の外観と裏腹に、正統派の繊細な味わいを備えるシャンパーニュで、日本の愛好家からも大きな支持を得ています。
最後に
「いつか自分のワインを作りたい」
ワインの仕事をしていると、そういった夢を持つ方に出会う事があります。
しかしワイン造りには多額の初期投資が必要、家族の猛反対やお仕事との兼ね合いもあったりして…なかなか実行に踏み切るのは難しいようです。
「ぶどうの樹3本のオーナー」はそんな夢を、小さくささやかにでも叶えてくれる素晴らしいプロジェクト。
国産ワインにも大きな注目が集まる中、山梨や北海道などでもオーナー制度が始まっており、これから日本のワイン文化はますます発展を遂げていくはずです。
近い将来は自分のワイナリーを持つという事が、日本でも珍しくなくなるかもしれませんね。