ワインにぴったり万能おつまみ!ドライフルーツ×ワインおすすめ15選!

  • LINEで送る
ドライフルーツ×ワインおすすめ

皆さん突然ですが、日々のワイン生活でこんな悩みはありませんか?

・ワインは飲みたいけど、今日は気合を入れて料理を作るのはしんどい…

・急にワインを開けたくなったけれど、合わせるおつまみがない…

料理とワインのマリアージュは楽しいですが、いつもしっかりお料理を用意するのは難しいもの。また、ちょっと1杯だけ飲みたいときに軽くつまめるおつまみが欲しい時ってありますよね。

そこで、ワインとの相性が良いおつまみとしてオススメなのが…ドライフルーツです!

最近は手軽に手に入り、種類も豊富なドライフルーツ。ワイン初心者さんにも挑戦しやすい万能おつまみなんですよ!

今回はドライフルーツと相性の良いおすすめワイン15選を、ドライフルーツの種類別にご紹介しちゃいます♪

ドライフルーツとは

ドライフルーツ

その名の通り、果物を乾燥させたものがドライフルーツ。水分を飛ばして乾燥させることで保存効果を高めることが目的ですが、乾燥することにより旨みが凝縮し、生の状態とは全く違う風味を楽しむことが出来ます

ドライフルーツには、ソフトタイプやハードタイプ、お砂糖でコーティングしてあるタイプなど様々な種類がありますが、ワインに合わせるならできるだけ素材そのものの味わいを楽しめるタイプがおすすめです。

コンビニやスーパーなどで手軽に買えるようになり、個包装タイプなど便利な少量パックも見かけますね。比較的日持ちするものが多いのでいくつかお家にストックしておくと重宝します!

ドライフルーツとワインはなぜ合うのか?

ワインと合う

ワインとドライフルーツ、どちらも原料は果物です。特にドライフルーツの中でもポピュラーなレーズンは、ワインと同じくブドウから造られます。同じ素材から出来ているのでやはり相性が良いのですね。

また、水分を飛ばし旨みを凝縮させるドライフルーツと、果汁をアルコール発酵させ熟成させるワインは旨み要素に共通点が多いように思います。生のフルーツももちろん良いのですが、ワインの旨みや風味を楽しむのにドライフルーツはぴったりのおつまみなんです。

ドライフルーツとワインを合わせるポイント

ドライフルーツ

基本的にどんな組み合わせでも大きく外すことは少ない、ワインとドライフルーツ。お好みで選んでいただいてもちろん良いのですが、より相性の良い組み合わせを見つけるポイントとして「色味」「香り」がカギになるのではと思います。

「色味」を合わせる

赤ワインには紫や赤系果実から出来たドライフルーツを。白ワインには白・黃・緑系の色味のドライフルーツを合わせると、それぞれの持つ要素が近いため味わいも寄り添いやすくなります。

「香り」を合わせる

ワインのテイスティングコメントで、「ブラックベリーのアロマ」とか、「洋ナシや白桃のような」「柑橘類のニュアンス」なんてコメントを見かけますよね。ワインの香りを表現するときに、ブドウ以外の果物で例えることってすごく多いんです。それをヒントに、赤ワインでもイチゴやチェリーに例えられる軽やかなタイプは酸味のあるクランベリー、白桃のような香りの白ワインにはアプリコットなど、ワインの香りに近い要素を持つドライフルーツを選ぶと、味わいにぐっと相乗効果が生まれます!

フルーツ別にチョイス!ドライフルーツに合わせたいおすすめワイン15選!

ワインとドライフルーツ

ドライフルーツ=レーズンだけじゃない!今は様々な果物のドライフルーツが手に入るようになりました。そこで、筆者がおすすめのドライフルーツ×ワインの組み合わせを種類ごとにご紹介!ワインの味わいタイプからドライフルーツを選ぶもよし、お手元にあるドライフルーツから合わせるワインを選ぶもよし。ぜひ組み合わせの参考にしてみてください♪

レーズン×果実味が凝縮した赤ワイン

レーズン

ドライフルーツの代表選手、レーズン。ブドウからできているのでどんなワインにも合う守備範囲の広さと懐の深さをもっていますが、レーズンの凝縮感・旨みをよりしっかり感じるためには果実味たっぷりタイプの赤ワインを合わせるのがおすすめです!

モンテプルチアーノ種の濃厚な果実味が凝縮した1本!

モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 1895 / ナターレ・ヴェルガ
Montepulciano d’Abruzzo 1895 / Natare Vergae

イタリアで1世紀以上に渡って家族経営で手頃かつ高品質なワインを造り続けるナターレ・ヴェルガ社の創業125周年を記念して造られたモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。モンテプルチアーノ種の濃厚で凝縮した力強い果実味、樽由来の甘やかなフレーバーがレーズンの凝縮した旨みと非常によく合います。大粒タイプや味わいの濃いレーズンと合わせるのがおすすめです!

凝縮感を楽しめるヴァルポリチェッラ・リパッソ

ヴァルポリチェッラリパッソ

ヴァルポリチェッラ・リパッソ / カンティーネ・リオンド
Valpolicella Ripasso  / Cantine Riondo

ブドウを陰干しし、干しブドウにしてから発酵させる赤ワイン「アマローネ」。そのアマローネを醸す際に出るブドウの絞りかすを加えて再発酵させる「リパッソ」製法で造るのがこのヴァルポリチェッラ・リパッソです。干しブドウの絞りかすが使われていることもあり、レーズンと合わないわけがありません!甘やかな風味と凝縮感、熟成からくる深みとコクが、レーズンの旨みと合わさりおすすめです。

ドライクランベリー×軽やかな赤ワイン

クランベリー

生のクランベリーは酸味がやや強いのが特徴ですが、乾燥させたドライクランベリーは酸味もほどよく旨みが凝縮し甘酸っぱい味わいです。酸味のある軽やかなタイプや、渋みの少ない赤ワインに合わせるのがおすすめです!

ピノ・ノワールを陰干しした珍しい逸品!

レトロ・ピノ・ノワール

レトロ ピノ・ノワール アパッシート / ボッター・カルロ
Retro Pinot Noir Appassite / Botter Carlo

なんとも珍しい、ピノ・ノワールを陰干しして造った赤ワイン。繊細なピノ・ノワールは陰干しには向かないんじゃ…なんて予想を裏切る、熟した果実味と伸びやかな酸が心地よい逸品です。ドライクランベリーの酸味とピノ・ノワールの酸味は方向性が近く、ピュアな果実味が際立つおすすめの組み合わせです!

「ブルゴーニュの誇り」とも呼ばれる名門のボジョレー・ヴィラージュ

ボジョレー・ヴィラージュ

ボジョレー・ヴィラージュ / ジョゼフ・ドルーアン
Beaujolais Villages / Joseph Drouhin

「ブルゴーニュの誇り」と喩えられるほど国内外から絶大な信頼を寄せられているジョセフ・ドルーアン。こちらはガメイのピュアな果実味を楽しめるボジョレー・ヴィラージュです。ガメイは渋みが少なく、木苺を思わせる香りと味わいがドライクランベリーとぴったりマッチ!エレガントな気分に浸れること間違いなしです。

ドライアプリコット×ピュアでクリーンな白ワイン

アプリコット

アンズを乾燥させて造るドライアプリコットは、厚みのある果肉とすっきりとした甘み、ほどよい酸味が特徴的。ここはぜひ、ピュアな果実味が際立つ白ワインと合わせてみてほしいところ。熟成して複雑味が増した白ワインなどもおすすめです!

要注目産地、南アフリカの希少なオールド・ブッシュ・ワイン!

ペルシュロン

ペルシュロン シュナン・ブラン ヴィオニエ  /  ブティノ
Percheron Chenin blanc Viognier / Boutinot

樹齢40年を超える希少な古木のシュナン・ブランを主体に、ヴィオニエをブレンドした芳醇&フレッシュで華やかな南アフリカ産白ワイン。トロピカルさを感じる香りと、アプリコットの果肉の旨みが絶妙に合う組み合わせです!ワインはキンキンに冷やしすぎず、やや温度を上げて香りが開くくらいがおすすめですよ。

イタリアでは珍しいエレガントな長期熟成白ワイン!

トレウーヴェ

ランゲ・ビアンコ トレ・ウーヴェ / マルヴィラ
Langhe Bianco Tre Uve / Malvira

ワインは若いうちに飲むことが主流なイタリアですが、こちらは9年の熟成を経た希少なバックヴィンテージ!シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルネイスの3品種をブレンドし、エレガントに熟成した白ワインです。熟成による複雑さと熟れた香りはアプリコットと良く似ており、食べ合わせの相性も抜群でおすすめです!

ドライプルーン×力強い赤ワイン

プルーン

生のプルーンはスモモに近い酸味がありますが、ドライプルーンは一転して甘みが凝縮しパワフルな味わいに変化します。そんなドライプルーンには、力強いボディと濃厚な果実味が特徴の赤ワインを合わせるのがおすすめ!

甘い香りと凝縮感のあるメキシコ産ジンファンデル!

ラセットジンファンデル

ラセット ジンファンデル 
L.A.Cetto Zinfandel

メキシコ最大級のワイナリー、ラセットが手掛けるジンファンデル。フルーティーで甘やかな香りと凝縮した果実味、心地よい渋みのバランスが良い満足感たっぷりの味わいです。ドライプルーンを煮詰めたような凝縮感のある旨みに、ワインのスパイシーさが加わり絶妙なマリアージュを楽しめます!

豊富な酸と力強い果実味の固有品種「レフォスコ」!

レフォスコ

レフォスコ / ロヤッツ
Refosk / Rojac

スロヴェニアで多く栽培される固有品種レフォスコ。ギリシャ原産とされる黒ブドウですが、その特徴はなんといっても濃厚で凝縮した濃い果実味と豊富な酸です。渋みは少ないため、まるでこのワイン自体がドライプルーンかのよう!濃厚ワイン×濃厚ドライフルーツ、ぜひ試してみて欲しい組み合わせです!

ドライイチジク×発泡白&キャンティ

いちじく

イチジクは、プチプチとした種の食感が楽しいドライフルーツ。程よい甘み・旨みに加えその食感を楽しむには、華やかな泡立ちが心地よいスパークリングワイン果実味とタンニンのバランスが良い赤ワインがおすすめ!

コクと旨みを兼ね備えたクレマン・ド・ボルドー!

クレマン・ド・ボルドー

クレマン・ド・ボルドー NV  / バロン・ダルシウス
Cremant de Bordeaux / Baron d’arsius

熟した果実味とコク、きめ細かな泡立ちのクレマン・ド・ボルドー。完熟リンゴや蜜のようなコクがドライイチジクの熟成感に合うんです!プチプチ種の食感を爽やかな泡が包み込み、これぞまさにマリアージュ。イチジクに合うのは赤ワインだけだと思っていたら…もったいない!泡×ドライイチジク、おすすめです!

サンジョヴェーゼ100%の正統派キャンティ!

キャンティ・クラシコ

ベラルデンガ キャンティ・クラシコ / フェルシナ
Berardenga Chianti Classico /Felsina

キャンティ・クラシコを代表する生産者の一つ、フェルシナ。サンジョヴェーゼ100%で醸すこのキャンティ・クラシコは、しっかりとした骨格とタンニン、果実味を持っています。イチジクを生ハムで巻いたおつまみに合わせれば、塩味・酸味・果実味・渋味の要素が不思議なほど合う大人の組み合わせに!

ドライマンゴー×コクあり芳醇白ワイン

マンゴー

マンゴーは太陽降り注ぐ暖かな南国原産の果物なので、合わせるワインも太陽の日差しをたっぷり浴びて完熟した芳醇タイプの白ワインがおすすめ!コクがある芳醇な白ワインはマンゴーのジューシーな旨味と良く合います♪

高コスパで絶大な人気を誇るマックマニスのヴィオニエ!

マックマニス・ヴィオニエ

マックマニス ヴィオニエ / マックマニス・ファミリー・ヴィンヤード
Mcmanis Family Viognier

その高い品質と驚くほどの低価格で世界中のワイン専門家からも太鼓判を押されているマックマニス。こちらは、ヴィオニエの特徴がよく出た、華やかな香りとリッチな口当たりの白ワインです。ドライマンゴーの熟れた果肉の旨味がヴィオニエのこっくりとした果実味にぴったりなんです!

チリの名門ワイナリーによる樽熟シャルドネ!

タラパカシャルドネ

タラパカ グラン・レゼルバ シャルドネ
Tarapaca Gran Reserva Chardonnay

チリの名門ワイナリー、タラパカのスタンダード・キュヴェ。オレンジピールやピーチなど完熟した果実の香りと樽由来のボリューム感、丸みのある酸、飲みごたえのある味わいで、ドライマンゴーのぎゅっと凝縮した旨みがより強く感じられるおすすめの組み合わせです!

ドライレモン×爽やかスッキリ白ワイン

レモン

きゅっと目の醒めるような刺激的な酸味が特徴の果物、レモン。乾燥させることで、酸味は旨みへと変わりすっきり爽やかな白ワインにピッタリのおつまみになるんです♪皮からのほのかな苦味も相まって白ワインがすすみます!

レモンをかじったかのような爽やかヴェルメンティーノ!

ザーガレ

ザーガレ ヴェルメンティーノ / アドリア・ヴィーニ
Zagare Vermentino / Adria Vini

マスター・オブ・ワインが監修した、シチリアのレモン畑が目に浮かぶような果実味たっぷりヴェルメンティーノ!レモンを丸ごとかじったかのような爽やかな酸味とほのかな苦味、ややオイリーなテクスチャーが、ドライレモンに合わないはずがありません。ラベルにもしっかりレモンが描かれ、飲むだけで気分はシチリア♪

華やかな香りと切れのある味わいのアルヴァリーニョ!

セテセパス

セテ・セパス アルバリーニョ / ボデガ・カルバジャル
Sete Cepas / Bodega Carballal

スペインの海のワインとも呼ばれる、華やかな香りとキレの良い酸が特徴的なアルバリーニョ。香りはフルーツのようですが口当たりはピリッとドライで、完熟したドライレモンとの相性はばっちり!ミネラル感とレモンの苦味で味わいがより引き締まって感じられるのでおすすめです。

ドライパイナップル×パッションフルーツのような白ワイン

パイナップル

南国フルーツの代表格、パイナップル。乾燥させることで、生よりも酸味はマイルドになり舌のピリピリ感も抑えられます。ここはやはり、パッションフルーツのような華やかな要素を持った白ワインと合わせてみましょう!

華やかで爽やかなNZらしいソーヴィニヨン・ブラン!

アラン・スコット

ソーヴィニヨン・ブラン / アラン・スコット
Sauvignon Blanc / Arran Scott

ニュージーランドの白ワインといえば、なんといってもソーヴィニヨン・ブランは外せません。フレッシュハーブの爽やかな香りとパッションフルーツのような熟した果実味、生き生きとしたフレッシュな酸味は、パイナップルの完熟した果肉とお互いを協調しあう素晴らしい組み合わせです!

ワイン用ブドウ品種のドライフルーツ!?

レーズンは、食用のブドウを乾燥させたものですが、実は…ワイン用のブドウを乾燥させたドライフルーツもあるんです! 黒ブドウの代表品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを乾燥させて造られた、その名も「ドライ・カベルネ・ソーヴィニヨン」またの名を『食べるカベルネ』

食べるカベルネ

ドライ カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨンは食用ブドウに比べ皮は厚く実は小さく、種もあるのでレーズンにするのは難しいとされていたそうです。しかしこの食べるカベルネは、種ごとポリポリ食べられて通常のレーズンよりもポリフェノール・食物繊維が豊富という一石三鳥なおつまみなんです!(※食べ過ぎにはご注意を)

カベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインとの相性は言うまでもなくピッタリですよ♪

おわりに

ドライレモン・オレンジ・キウイ

ドライフルーツにおすすめのワイン15選、いかがでしたでしょうか?

ご紹介した組合せは、あくまで一例。ぜひ他にも様々な組み合わせを試して、自分だけのドライフルーツ×ワインのぴったりマリアージュを見つけてみてくださいね。

この記事が皆さまのワインライフのお役に立てれば嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

人気の記事

コメントを残す

*