【3000円以下で買える】ソムリエおすすめ!ロゼ スパークリングワイン15選

  • LINEで送る

ただそこにあるだけで華があって、なんだか気分が上がってしまうワインといえば・・・、そう!ロゼのスパークリングワインです。

ワインは見た目から「甘い」という印象をお持ちの方が多いらしく、辛口ワインが好まれる日本では正直あまり売れません。

しかしながら、美味しいロゼワイン、たくさんあるんです!桜色のロゼワイン、日本では春に見かけることが多いのですが、ワイン大国フランスでは、一年中、日常的に楽しむワインはロゼワインだそう。そして、美しくて軽い飲み口のロゼワインの人気は、世界的にも急上昇中!

そこで今回は、少しでもロゼの魅力を知っていただけるように、多くの人が親しみやすいスパークリングワインに限定してご紹介。さらには気軽に手に取れる3000円以下で買えるお安めのアイテムのみに絞り込んでみました!それでは、ソムリエおすすめのロゼ スパークリングワインをご紹介していきたいと思います。

 

ロゼ スパークリングワインのいいところ

改めて、ロゼ スパークリングワインの魅力を考えてみましょう。

まずは、なんといっても「見た目の華やかさ」

満開の桜を思わせるきれいなピンク色と、シュワシュワ立ち昇る小さな気泡。お祝いの席はもちろん、いつもの食卓も、1本ロゼスパークリングがあるだけで、一瞬にして、特別なテーブルへと早変わりです。

日常的にSNSを活用している方も多いと思うのですが、ロゼ スパークリングは、やっぱり「映え」ます!

そしてもう一つは、「とても食事に合わせやすい」こと。

ロゼワインは、食事に合わせやすいと聞いたことがあるかもしれません。というのも、赤ワインと白ワインの要素を併せ持ち、いいとこどりしたのがロゼワインだからなんです。

ワインと食事を合わせるときに、白身のお魚やチキンなどの白っぽいお皿には軽やかな白ワイン、赤身の肉やデミグラスソースを使ったお料理などの赤っぽいお皿には味のしっかりした赤ワインを合わせたりするのですが、普段のお食事、いろいろなお料理が食卓に上っているのではないでしょうか?

先程のセオリーに基づいて、赤も白もとなると、一度の食事に2本ものボトルを開けることになり、なかなか大変です。そこで登場するのがロゼワイン!赤と白のいいとこどりのロゼワインは、1本で食事を通して楽しめる、非常に使い勝手の良いワインなんです。

そして、スパークリングワインも、あまりお食事を選ばない万能選手。ということは、ロゼ+スパークリングワインであるロゼ スパークリングは、もう最強です!(笑)

なにを選んだらいいか迷ったときは、とりあえずロゼのスパークリングワインを選んでおく、というのもひとつです。

赤身のお肉などしっかりした味わいのお料理には濃い色合いのロゼ、あっさりとした味わいのお料理には淡い色合いのロゼをというように、ロゼの色の違いで、さらなるマリアージュを楽しめると思います。

いろいろあるロゼの色合い

そもそも「ロゼ」というのは、フランス語でばらの花の意味。基本はピンク色なのですが、よーく見てみると、ロゼにもいろいろな色合いがあります。筆者もワインの勉強をするまで知らなかったのですが、ロゼの色合い、ワインの世界では、こんな呼び方をするんです。

  • Gris グリ (グレー=灰色)
  • Rose cerise ロゼ・スリーズ (チェリーがかったバラ色)
  • Rose orange ロゼ・オランジェ (オレンジがかったバラ色)
  • Peluere d’oignon プルール・ドニョン(玉ねぎの外皮の色)
  • Rose saumone ロゼ・ソーモネ (サーモンピンク)
  • Oeil de perdrix ウィユ・ド・ペルドリ (ヤマウズラの目の色・少しオレンジがかった淡いピンク色)

ロゼ=ピンクのはずなのに、なんで灰色?、玉ねぎって茶色っぽいオレンジでは?とか、さらにはヤマウズラさん?「はじめまして」だよ…なんて思ったものです。

色合いと味わいの関係ですが、淡い色合いのものは「繊細ですっきりとした味わい」、濃いめのものは「しっかりとした果実味」のものが多いように思います。

ちなみに、Grisグリですが、ピノ・グリや甲州などのいわゆる、グリぶどうと呼ばれる品種の果皮の色です。私個人の感覚だと、薄い藤色に見えるのですが、目の色素の違いでしょうか?フランスの方には、グレーに見えるのかもしれませんね。興味のある方は、ヤマウズラの目の色、実物はどんな色なのか、ぜひ調べてみてください。

ソムリエおすすめ!1500円以下で買えるロゼスパークリング5選

いよいよ、おすすめのロゼ スパークリングをご紹介していきます。

まずは、1500円以下で買える安さながら、きちんと美味しいコスパ抜群のロゼ スパークリングから。この価格帯だと、気負わずにいろいろな種類を試してみることができそうですね!

(お値段はドラジェの本店サイトの価格をもとに、グルーピングしています。2022年2月現在)

フランシス・コッポラ ソフィア ロゼ ミニ カリフォルニア 187ml缶 NV ロゼ

有名な映画監督フランシス・コッポラの手掛けるワイナリーのロゼ スパークリング。監督の愛娘ソフィアさんの結婚式を記念して造られたこのスパークリングワインは、強い泡立ちが苦手な彼女のため、きめ細い優しい泡立ち。繊細で優美な味わいに仕上げられています。

もちろんフルボトルもあるのですが、ご紹介したのは、少し前にリリースされた缶入りのスパークリングワイン。ワイングラスにして、1.5杯分くらいでしょうか。ちょっと飲みたいときにぴったりの量で、クーラーバッグに入れて持ち運びも簡単。外飲みにももってこいのロゼ スパークリングです。

ウンドラーガ スパークリング ブリュット・ロゼ NV ロゼ 

1885年創業、チリ屈指の名門ワイナリーの造るロゼ スパークリング。使用しているのは、ピノ・ノワールのみという贅沢なスパークリングです。ピノ・ノワールらしいチェリーやバラの繊細なアロマと、赤い果実を連想させるみずみずしい味わいを持つ、エレガントな辛口のロゼ スパークリングです。

チェーロ・ピノ・ローザ・フリザンテ NV 微発泡 ロゼ

桜の花びらのような淡いピンクのロゼ スパークリング。イタリア大手ワイナリー チェーロ・エ・テッラが造っています。きめ細かい優しい泡が特徴の微発泡タイプ。チェリーキャンディのように少し甘みがありますが、爽やかな酸味もあるので、非常の飲みやすいフルーティで優しい味わいです。女性におすすめのロゼ スパークリングです。

デュック・ド・ヴァルメデュック・ド・ヴァルメール ブリュット ロゼ NV

ドラジェでしか買えない、大人気のフランス産ロゼ スパークリング。アセロラやレモンのアロマが際立つ、フルーティながら、すっきりとした非常にドライな味わいです。きれいなチェリーピンク色のボトルは、食卓に華を添えてくれます。バンバン開けてもお財布に優しいお値段がうれしいロゼ スパークリングです。

カヴァ マルケス・デ・チベ ブリュット ロゼ NV ロゼ

シャンパンと同じ製法で造るスペインのカヴァ。このロゼのカヴァは、100年以上続く歴史のあるバレンシア最大のワイナリーが造っています。地中海沿岸で多く栽培されている品種ガルナッチャ(グルナッシュ)を100%使用。温暖な地域らしい完熟果実のアロマと酸が特徴のロゼのカヴァです。

ソムリエおすすめ!1500円~2000円で買えるロゼスパークリング 7選

続いて、2000円以下で買えるロゼスパークリングをご紹介していきます。

この価格帯になると、シャンパンと同じ瓶内二次発酵タイプだったりヴィンテージ入りなど、少し上質なスパークリングワインが登場してきます。

カヴァ ロジャーグラート ロゼ・ブリュット 2019 ロゼ

名門カヴァ生産者のロジャー・グラート。お手頃で美味しいエントリーレベルからトップキュベに至るまで、どのランクのカヴァも、長期熟成にこだわって造る、知る人ぞ知る、本当においしいカヴァを造る生産者です。

このロゼのカヴァ、あるテレビ番組で「どちらが高級シャンパンか、当ててみよう」という企画で、1本何万円もする高級シャンパーニュ ドン・ペリのロゼと比較されたこともある実力のあるもの。結果はというと…5名の回答者のうち3名が、このロジャー・グラートのロゼのカヴァを選んだそうです!

シャンパンにも負けないその味わいはというと、熟したラズベリーやチェリーの甘やかなフルーツが香る、フルーティで濃厚な味わい。泡立ちもきめ細やかな辛口のカヴァです。

あの有名なプロレスラー長州力さんが、PR大使を務めたこともあるんですよ!

フルール・ド・プレリー ブリュット ロゼ NV レ・グラン・シェ・ド・フランス ロゼ 

「わぁ、きれい」

このロゼ スパークリングを始めて見たときの第一印象です。画像ではわかりにくいかもしれませんが、ボトルの下部に花のエンボスがある、美しいデザインのボトルなんです。輸入元さんの情報によると、母の日に店頭に並べたところ、瞬く間に売り切れてしまったこともあるんだそうですよ。

このフランス産のロゼ スパークリングは、いちごなどのキュートなベリーの香りと、きめ細やかでクリーミーな優しい泡立ち。白のスパークリングもありますので、2本セットで贈り物にしても喜ばれそうです。

マルベック・ロゼ ブリュット NV ボデガ・ナバロ・コレアス ロゼ 

私たちソムリエでもめったにお目にかからない、珍しいマルベックのロゼ スパークリング。

マルベックといえば、「黒ワイン」なんて呼ばれることもある、とにかくがっつり濃厚な味わいのフランス南西地方の赤ワイン「カオール」が有名です。本家フランスと並んで、マルベックの栽培地として有名なのが、南米のアルゼンチンです。

このロゼ スパークリングは、アルゼンチンのマルベックを使ったもの。マルベックの濃厚でしっかりとした果実味と、スパークリングワインの軽やかさが、意外にもマッチしています。マルベックの新しい魅力が発見できそうな、程よく飲みごたえのあるロゼ スパークリングです。

カヴァ ラ・パシオン ブリュット ロゼ NV ロゼ 

こちらも珍しいトレパットという、 スペイン・カタルーニャの固有品種を使った、ロゼのカヴァ 。栽培面積が非常に小さいため、あまり知られていないのですが、カヴァに仕立てると、とてもエレガントな味わいになる品種です。

このカヴァ、パシオン・ロゼはとにかくフルーティで華やか。淡く鮮やかなピンク色で、ベリー類のフルーティなアロマと香り高い花の香りも。細やかな泡立ちで、きれいな酸味の果実味あふれるエレガントな1本です。

ブルエット・ロゼ NV ロゼ

フランス・ローヌ産のガメイで造られる、ロゼのスパークリングワイン。原産地呼称としては「ヴァン・ムスー」を名乗っていますが、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られたスパークリングワインです。造り手のブルエット社は、シャンパーニュ地方に系譜と持つボルドーの生産者。 シャンパーニュ製法で造られる高品質スパークリング で高い評価を得ています。

チャーミングないちごのアロマ主体の華やかな香り。シャンパーニュのような溌剌とした泡立ちです。果実味もしっかりとしている、コスパに優れたロゼのスパークリングワインです。

ロリアン スパークリング ロゼ ベリーA NV 白百合醸造 ロゼ 

日本産のロゼ スパークリングをご紹介します。使用しているのは、明治時代、新潟で開発された品種マスカット・ベリーA。ボジョレー・ヌーヴォーで知られるフランスの品種ガメイによく似た、いちごのようなアロマを持っています。

このロゼ スパークリングは、山梨産のぶどうを使った、やや甘口のスパークリングワイン。マスカット・ベーりーAらしい、控えめでほんのりとした甘みと、柔らかな酸味と優しい泡立ちが特徴です。

和食によく合う味わいなのですが、ワイナリーのおすすめするアップルパイとのマリアージュも、ぜひ試してみたいですね!

フォンテッサ プロセッコ・ロゼ 2019 アドリア・ヴィーニ ロゼ 

世界中で非常に人気のあるイタリアのスパークリングワイン、プロセッコ。今やシャンパーニュを抜く勢いで売れているスパークリングワインです。しかしながら、ワイン法で認められていたのは白のプロセッコのみ。 ロゼも造られてはいたのですが、プロセッコと名乗ることができませんでした。 そしてとうとう、ロゼ人気の高まりを受け、2021年、満を持してD.O.C.プロセッコ・ロゼが誕生しました!

このアドリア・ヴィー二のプロセッコ・ロゼは、ドラジェ独占輸入のプロセッコ。とにかく華やかなアロマが印象的!ベリーのチャーミングな香りと青リンゴのすっきりとした甘い香り、ムースのようにきめの細かい泡立ちで、ほんのりとした甘みとミネラル感のバランスも抜群です。

ソムリエおすすめ!2000円台で買えるロゼ スパークリング 3選

最後に、2000円台で買えるロゼ スパークリングを3本選びました。

少し有名な造り手のものや、 ちょっとした こだわりのある、贈り物にもピッタリなものをご紹介します。

サクラ 2019 ワビ・サビ ロゼ

オーストリアの自然派ワインを世界中で知ってもらいたいという思いでスタートした、ワイン商「TOA」の特別プロジェクトの作品が、このワビ・サビシリーズ。このプロジェクトには、名前は明かされませんが、オーストリアトを代表するトップワイナリーのいくつかが参加しています。
「ワビ・サビ」プロジェクトが表現するのは、 「不完全であるがゆえに美しい」という定義の世界。 日本古来の美意識「侘び寂び」にも通じる、コンセプトのもとリリースされたワインのひとつが、このロゼ スパークリング 「サクラ」です。
「美しいピンク色と、その可憐で優美な味わいから、自然に桜を連想しました」とは、このプロジェクトを運営するワイン商フランツさんの談。天然酵母のみで発酵し、SO2の使用を最小限におさえた、優しい雰囲気をまとったオーガニックのロゼ スパークリングです。
春のお花見にぴったりのロゼ スパークリングだと思いませんか?

ロータリ・ブリュット・ロゼ ギフトボックス入り NV ロゼ

「シャンパーニュの帝王」と呼ばれる著名なワイン・ジャーナリスト、リチャード・ユリーン氏が、「My favorite sparkling wine = “私の最もお気に入りのスパークリングワイン”」と絶賛するのが、イタリア北部アルト・アディジェの生産者組合の造るスパークリングワイン ロータリ。「最高のコストパフォーマンス」と「食通が愛するガストロノミック・クオリティ」をコンセプトに造られるスパークリングワインは、アメリカやドイツなどヨーロッパ各国で、イタリア産の瓶内二次発酵のスパークリングワインとしてNO.1のシェアを誇っています。

ご紹介するこのロゼのスパークリングワインは、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵の製法のもの。淡い輝きのあるシルバーがかったピンク色で繊細で上品な泡立ち。さくらんぼやりんごのチャーミングでフレッシュな果実香が、豊かに香り、フレッシュな酸味と、程よいボディのある味わいです。ギフトボックス入りのこのアイテムは、贈り物にもぴったりな逸品です。

クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ ブラン・ド・ノワール NV ルー・デュモン ロゼ

「ブルゴーニュの神様」故アンリ・ジャイエが認めた日本人醸造家、仲田晃司氏。何年か前にはNHKで特集が組まれるなど、ブルゴーニュで活躍を続ける、日本が誇る天才醸造家です。

ご紹介するのは、ブルゴーニュワインの中心地、コート・ド・ボーヌで採れたピノ・ノワールを100%使用した、優しい泡立ちのロゼのクレマン。シャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵を行った後に、熟成されています。華やかな果実の香りと、豊かなコクが味わえ、優れたバランスが心地よい余韻を残す逸品です。

「自身のアイデンティティをワインに表現せよ」というジャイエ翁に影響を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として生まれた、「天・地・人」のラベルにも注目です。

おしまいに

コスパに優れた、ロゼ スパークリングをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

春、桜の季節にもぴったりですが、よーく冷やして夏の日にも、秋のごちそうにも、そして華やかな場面の多い冬の食卓にも、一年を通して活躍するのが、ロゼのスパークリングワインです。

ロゼワインが大好きな筆者としては、スティルのロゼもスパークリングのロゼも、皆さんにもっともっと楽しんでほしいなと思っています。

この記事でご紹介した1本が、皆様のワインライフにお役に立てたら嬉しいです。

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

人気の記事

コメントを残す

*