手みやげを持っていくことになった時、迷うことはありませんか？
なにを持っていこうかな？に始まり、他の人とかぶらないかな？喜んでもらえるかな？センスないと思われたらどうしよう？等々、悩みは尽きません。まず、なにを持っていくかを決めるだけでも一苦労ですよね。
そこでご提案です。このページを読んでいる方は、きっとワインに興味のある方だと思います。でしたら、ワインを手みやげにしてみませんか？
ワインを手みやげにするのって、ハードルが高そう…と思われるかもしれません。でも大丈夫！ポイントを押さえれば、きっと喜んでもらえます！
ということで、今回は「お持たせ」にぴったりな手みやげワインをご紹介します。
そもそも「手みやげ」って？
辞書で「手みやげ」と調べると、「人を訪問するときに持っていく、ちょっとしたみやげ」とあります。招いていただいた訪問先に、感謝の意味を込めて、持っていくものです。手みやげを選ぶ一番のポイントは、「相手の方が喜ぶものを贈る」こと。
とはいえ、数多くのアイテムの中から、探すのは至難の業。特に初対面などで、渡す相手の好みがわからない場合は、困ってしまいますよね…。それもワインともなると、人によって好みがあるので、より一層難易度がアップします。
お相手の好みがわからない場合、一番安心なのは、有名生産者の定番アイテム。ワインショップのギフトセットに入っているアイテムは、いわゆる「万人受け」するものをチョイスしていることが多いので、参考になると思います。
もし、ワイン通の方へのお持たせなら、あまり流通していない限定品も喜んでいただけるかもしれません。限定品というと、お高いイメージがありますが、ワインショップが独自ルートで仕入れしているものなら、手頃な予算で、しかも品質も確かなワインを手に入れることができます。
あとは、シチュエーションに合わせて。大人数いる会食へのお持たせなら、みんなでワイワイ楽しめて話題性のあるもの、お酒が飲めない方がいるならノンアルのもの、写真を撮りそうなら「映える」ものを…などなど、想像力を駆使して選べば、きっと間違いないはずです！
ソムリエがおすすめする「手みやげ」ワイン
ではさっそく、ソムリエおすすめの手土産ワインをご紹介していきます。
もちろん美味しいものばかり、お値段も5000円以内で準備できるものを集めました！
見た目で勝負！「映え」を狙った手みやげワイン
見てください、このボトル！なんとも不思議な形です。こちらのボトル、ぶどう農家さんの手形をかたどったもの。丹精込めてぶどうを育て、丁寧に収穫し、醸造にも手をかけ…ワイン造りに携わる人々の思いを伝えたいという思いで作られたボトルだそうです。このボトル持ってみると、農家の方の手がいかに大きいわかります。ちょっとした話のタネにもなりそうですね！
こちらのワインを造ったのは、「天使のアスティ」で知られるイタリアの大手スパークリングメーカー、サンテロ社。ピエモンテ州の土着品種バルベーラを100%使用しています。よく熟したフレッシュプルーンのような、ジューシーで凝縮した、芳醇な果実味の1本です。
「映え」を狙うなら、やっぱり華やかなロゼ！ということで、おすすめするのがこちら。桜を思わせる、かわいらしい淡いピンク色のこちらは、イタリアのスパークリングワイン、プロセッコです。
プロセッコといえば、世界中で一番人気のあるスパークリングワイン。本場イタリアでは、ビール替りの一杯として親しまれているそうです。そしてなんとこの、ロゼのプロセッコ、原産地呼称を持つスパークリングとして、2021年に解禁されたばかり、ワイン業界ではちょっとした話題になったスパークリングなんです。
こちらのプロセッコ ロゼ、まず香りがとても華やか！いちごやラズベリーといった、ベリー系のチャーミングな香りとすっきりした青りんごの香りがします。口に含むと、きめ細かなムース状の泡が口いっぱいに広がり、ほんのりした甘味と適度な酸味、ミネラル感があって、とても飲みやすいスパークリングワインです。
見ているだけで癒される、ほのぼのとしたタッチで描かれたこのラベル、よく見ると、たくさんのぺんぎんが描かれています。新潟にあるワイナリー カーヴドッチのどうぶつシリーズの白ワインです。
北海道産のケルナーを使ったこのワイン、少し甘くて華やかなケルナーの香りがします。寒い北海道のぶどうならではのきれいな酸で、体にじんわり染見込んでいくような優しい味わいです。大切な人と一緒に、ゆっくりしみじみと味わっていただきたい1本です。
みんなでワイワイ楽しめる！大容量の手みやげワイン！
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ BIB バックインボックス 3000ml ルナーリア 赤
お持たせには、少し重いかもしれませんが、たくさん人の集まる気軽なパーティなどに持っていきたいのが、こちらのおうちの形の箱ワイン ルナーリア。おすすめポイントはなんといってもその量！ボトル4本分3リットル入りなので、思い切りたくさん飲めますね！
箱ワイン（ＢＩＢ バッグ・インボックス）というと、安いけれども、味わいはイマイチという印象をお持ちの方も多いかもしれません。しかし、こちらのルナーリアは、味わいも品質も本格的、ドラジェでも人気急上昇中の箱ワインなんです。イタリア南部アブルッツォ州のビオディナミ協同組合が造り、デメテール認証も取得してる完全オーガニックのルナーリアは、果実味がたっぷりで濃厚な、飲みごたえのある味わいです。
このルナーリア、ビジュアルもかわいいのですが、注ぎ方もちょっと楽しいんです。専用のコック（蛇口）がついていて、コックをひねるとワインが出てくる仕様になっています。こんな箱ワインが一つあると、パーティが盛り上がりそうですね！
赤ワインの他にも、白ワインやロゼワイン、最近ブームのオレンジワインと、全4種類のラインナップがあります。
カヴァ ロジャーグラート ロゼ・ブリュット マグナムサイズ 1500ml ロゼ
もう1本、大容量ワインのおすすめがこちら、スペインのスパークリングワイン カヴァのマグナムサイズです。正直、持ち歩くには少々重いのですが、このボトルが登場したら、盛り上がること間違いなしです！
こちらのロゼのカヴァは、某テレビ番組のブラインドテイスティングの企画で、超高級シャンパーニュ ドンペリのロゼと間違えたことで評判となり、一時品薄になったこともある、コスパ抜群のスパークリング。きれいなロゼカラーのスパークリングは、それだけで気分が上がるのですが、味わいも確かなものとなると、なおさらです！
手軽に味わうなら…缶入りワイン！
屋外での集まりはもちろん、グラスを準備する必要がなく、ホストの片付けも楽になる缶入りのワインも、手みやげワインの選択肢のひとつなのではないかと思います。最近ではその便利さからか、いろいろなタイプの缶ワインが手に入るようになりました。
フランシス・コッポラ ダイヤモンド・セレクション ピノ・ノワール
こちらの缶ワイン、お手軽ではあるのですが、味わいは本格派。映画監督でもある フランシス・コッポラ氏の手掛けるワイナリーが造る、カリフォルニアのピノ・ノワールです。実は瓶のタイプの商品もあるのですが、より手軽に楽しんでほしいから、と缶タイプでの販売が始まった商品。瓶よりも再生率の高い缶を利用することで、環境にも配慮した商品にもなっています。
このダイヤモンド・セクションは、カリフォルニア沿岸部や内陸部にある渓谷で収穫される、よく熟した、リッチでフルーティーなぶどうを使って造られたワインシリーズ。ピノ・ノワールを使ったこのワインは、いちごやブラックチェリーの豊かな果実味と、かすかに香るスパイシーなクローヴのニュアンスや、バランスのとれた酸味が心地よく口の中に広がります。
他にもシャルドネ、白のスパークリング、ロゼスパークリングのラインナップがあります。
オブセッション シンフォニー 375ml缶 4本セット アイアンストーン・ヴィンヤーズ 白
もう一つ、缶ワインをご紹介します。こちらの缶ワインは、もう少しフレンドリーな雰囲気の白ワイン。「シンフォニー」とは聞き慣れないぶどう品種ですが、醸造学の名門 カリフォルニア・デイビス校にて交配し開発された、地元では大人気の白ぶどうです。
親であるマスカット種由来の、さわやかで甘く華やかな香りとや白桃の香り、スパイシーなニュアンスがアクセントになっています。酸味と甘味のバランスがよく、柔らかな口当たりで、フルーティで優しい果実味が広がっていきます。ワインを飲み慣れていない方にも飲みやすいワインです。
ワイン好きの方への手みやげに！お値打ちな限定ワイン！
お相手が少しワインを知っている方ならおすすめしたいのが、こちらのワイン。銘醸地ペサックレオニャンにある、シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンが造る、裏セカンドともいえる、ほどよい熟成を遂げたボルドーです。
人気のあるシャトー・オー・バイィと隣接する、ポテンシャルの高い立地と、世界的に偉大な敏腕醸造家 ミシェル・ロラン氏をコンサルタントに迎えたこのシャトー、著名な評論家ロバート・パーカー氏も「途方もなく向上する可能性を秘めている。」と評しています。しかも「メルローの年」と評される、良年2012ヴィンテージです。
他ではちょっと見かけない、高品質な限定品ながらも、お手頃な価格が嬉しい、ドラジェ自慢の自社輸入ボルドーです。ワイン好きの方にもきっと喜んでいただける1本です。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ リオンド 2017 カンティーネ・リオンド 赤
イタリアを代表する高級赤ワイン アマローネ。陰干しぶどうから造られる濃厚で複雑な奥深い味わいに魅了されるワインラバーがたくさんいます。プロサッカーリーグ、イタリアのセリエＡで活躍した長友佑都選手もその一人。それまでワインにあまり興味がなかったそうですが、イタリアで出会った「アマローネ」を飲んで、ワインが好きになったそうです。
大変な手間がかかるため、中には数万円の銘柄も存在する、高級なアマローネが存在することも確かです。ただ、少し値が張るものをいただくと、贈られる方も気を使ってしまうこともあるかと思います。こちらのアマローネは、ドラジェが自社輸入したので、あまり出回っていない、お手頃なお値段ながらも、確かな味わいの1本です。
お酒が飲めない方がいたら…ノンアルコール・ワイン！
ソー・ジェニー・ロゼ ノンアルコールワイン NV マノワール・デ・サクレ ロゼ
こちらは、製造段階でアルコールを一切発生させない方式で造る、ロゼのノンアルコールスパークリング。カンヌ映画祭やスウェーデンのマデレーン王女の結婚式でもサーブされた実績のある、世界中のセレブたちにも愛飲されているノンアル スパークリングなんです。
砂糖や人工甘味料、保存料、酸化防止は一切無添加、グラス1杯はたった25Kcalと、通常のスパークリングワインと比べても、驚くほどの低カロリー！ナチュラルながらも華やかなアロマが広がり、繊細な果実味とシャープな酸味の調和のとれた飲料となっています。
14カラットの金を使ったちょうちょが描かれたボトルも、オシャレで喜ばれそうですね！
おしまいに
まだまだご紹介したワインはたくさんありますが、今回はここまで。
手みやげによさそうなワイン、ございましたでしょうか？相手を想って、あれこれ悩む時間も楽しいものです。
でもどうしても決められなかったら、メールやLINEで、ぜひお問い合わせください。
シチュエーションやお相手の方はどんな方なのかお伝えいただければ、どんなワインが相応しいか、私たちがお力になれると思います！
この記事が、あなたのワイン選びのご参考になれば幸いです。
