はるか昔からワイン愛好家が愛してやまないブドウ 「ピノ・ノワール」


ブルゴーニュ以外ではうまく育たず、並のワインしかできない、なんて言われたのも今は昔。 ニュージーランドやアメリカ、日本でも続々と様々なスタイルのピノ・ノワールが誕生しています。


もちろん旨安ワインの聖地チリでもピノ・ノワールは育てられています。
たっぷりとした果実味を持ったニュースタイルから、酸味がピシッと通ったクラシカルスタイルまで、多種多様なワインが作られています。


今回ご紹介するセンサシオネスもそのひとつ。なおかつ・・・


●シングル・ヴィンヤード！


ワイン用ブドウの畑ってどの国でも、基本的には面積が小さくなるほど価値は高まります。


そのなかでも単一畑（＝シングル・ヴィンヤード）というのは、 特に優良な土壌でないとワインとして成立しない んです。ただただ単調なワインになってしまう可能性がありますので。


なおかつこの畑のあるカチャポアル・ヴァレー、寒暖差が激しくブドウ栽培に向く土地として知られる銘醸地なんです！


そんなカチャポアル・ヴァレーのシングル・ヴィンヤードで採れたピノ・ノワールを使って醸造し、なんと贅沢にも・・・


●オーク樽熟成！


このくらいの価格帯のワインはテーブルワイン的に大量生産されるため、あまり熟成はしないのですが、贅沢にもオーク樽熟成！


しかも本場ブルゴーニュでもリーズナブルなタイプのワインは熟成にオーク樽を使うことは珍しいのですが、フレンチオークとアメリカンオーク半々で6か月熟成されます。


それだけ生産者は このワインのポテンシャルを信頼している 、という証拠でしょう！


飲んでみると、はじめはやや果実味が強めですが、少し時間を置くと酸味が際立ってきます。ラズベリーやフランボワーズを思わせる果実味はまさにピノ・ノワール。そこにバニラのような樽の香りを感じます。


●まるでブルゴーニュのよう！


このエレガントな酸味とかわいらしい果実味のバランス！クラシカルなスタイルのピノ・ノワール！


本来カチャポアル・ヴァレーは、ボルドー系のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが良く育つ、と言われています。一般的な産地の評価としては、ピノ・ノワールの適地とは言い難いかもしれません。


ただこの畑だけはすこし違うのでしょう。おそらく他よりも冷涼のため、良質な酸味が残る。まさに シングル・ヴィンヤードの醍醐味！


そして2021年にワイン雑誌リアルワインガイドでも旨安大賞を獲得しています！


ブルゴーニュを思わせるクラシカルスタイル！

贅沢なオーク樽熟成シングル・ヴィンヤード・ピノ・ノワールをぜひお楽しみください！