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当店通常47,190円(税込)のところ 価格43,890円(本体価格:39,900円)
価格63,360円(本体価格:57,600円)
価格45,760円(本体価格:41,600円)
価格13,200円(本体価格:12,000円)
価格50,160円(本体価格:45,600円)
価格41,580円(本体価格:37,800円)
在庫切れ
価格39,600円(本体価格:36,000円)
価格35,200円(本体価格:32,000円)
価格13,090円(本体価格:11,900円)
価格37,290円(本体価格:33,900円)
価格60,390円(本体価格:54,900円)
価格21,780円(本体価格:19,800円)
価格29,590円(本体価格:26,900円)
価格72,490円(本体価格:65,900円)
価格70,290円(本体価格:63,900円)
価格50,490円(本体価格:45,900円)
価格75,251円(本体価格:68,410円)
価格11,880円(本体価格:10,800円)
価格43,021円(本体価格:39,110円)
シャトー・パルメ
Chateau Palmer
フランス・ボルドーのメドック地区、マルゴー村にあるシャトー・パルメは、メドック第3級格付けのシャトー。香り・味わいに対する評価は非常に高く、その人気や流通価格からも、第3格付け以上の実力がある事は周知の事実です。シャトー・パルメの歴史
シャトー・パルメは17世紀初頭に始まったとされています。18世紀には「シャトー・ド・ガスク」の名前で貴族に親しまれていたワインでした。「パルメ」と名前が変更されたのは1814年で、イギリス将官のチャールズ・パーマーが初代オーナーとなりました。パーマーのフランス語表記が「パルメ」であり、将官は自らの名前を付けたということです。パーマーはシャトー・パルメの名を世の中に広げるために注力。イギリスの社交界に自らのワインを売り込んでいきます。ワインの品質を高めるための改革にも多額の投資を行いましたが、経済的な行き詰まりから破産をしてしまいます。
結果、シャトーは銀行の管理下に置かれてしまいました。そのような背景もあって1855年のメドック格付けで3級に甘んじることとなりましたが、それ以前は1級のシャトーと肩を並べる評価を受けてきたのです。
長い歴史の中でパルメが名声を維持し続けることができたのは、醸造家の力も大きかったと言われています。1937年から共同所有を始めたシシエル家とメラー・ベッス家の大規模投資によって、醸造・熟成の設備も生まれ変わり、品質が格段に向上しました。ワイン造りで重要な要素として、土壌・ブドウの樹・気候に加えて「人」もあり、パルメは人の力にも恵まれたワインと言えます。
区画ごとに管理されたワインを配合
パルメのブドウ畑はマルゴーの特徴である、石英・水晶などが混在した土壌で、非常にブドウ栽培に適している場所です。格付け2級のローザン・セグラが隣接しています。ブドウ栽培について2004年からはビオロジック(有機栽培)を導入し、2008年からは一部の畑から徐々にビオディナミの実践をスタートしています。土壌調査をしっかり行い、成分や水の含有量、ブドウの病害への耐性・地形などを分析し、ブドウ畑の区画を細分化しました。区画ごとに念入りに管理し、ワインの醸造も区画ごとに分割して行われます。
パルメのセラーには54にも及ぶ円錐型のステンレスタンクがあり、区画ごとに醸造したワインが詰まっています。それらを絶妙な割合で配合し、独自の味を紡いでいくのがパルメの特徴です。2004年に34歳の若さでパルメの支配人となったトマ・デュルーは、そのワイン造りをオーケストラに例えています。それぞれの区画ごとに醸造されたワインが楽器であり、適切な組み合わせ・配分にすることで、全体としてまとまりのあるワインに仕上げていきます。
シャトー・パルメの評価は3級格付け以上
メドック格付け3級以上のクオリティを誇るシャトー・パルメの価格は、現在でも1本あたり35,000円〜50,000円ほどです。1級と2級の間の価格で販売されており、3級格付けであることを考慮すると、非常に高い評価を受けていると言えます。輸入業者やワイン愛好家が、シャトー・パルメに高い敬意を払っていることがわかります。ワイン評論家の間でもパルメに対する評価は高く、1級格付けに引けを取らないという評価が多く見られます。ワイン・アドヴォケイトの「パーカー・ポイント」で知られるロバート・パーカーも、シャトー・マルゴーのライバルがシャトー・パルメであると述べたことがあります。シャトー・パルメの評価が低迷した時期はほとんどなく、低迷したのはメドック格付けの数字だけという声もあるほどです。
そのエレガントさと香りの素晴らしさは、全メドック最高との声も
複数のブドウ品種をブレンドすることが多いボルドーワインで、シャトー・パルメは「メルロー」の配合比率が高いことが特徴で、47%にも及びます。カベルネ・ソーヴィニヨンとほぼ同じ割合です。メルロはワインに豊潤さ・滑らかさ・穏やかさを与えるため、シャトー・パルメも肉付きの良い印象です。ただずっしり重いワインではなく、滑らかさも兼ね備えているので、豊満かつエレガントな味わいを楽しめます。
長期間熟成させると荒々しさや角が取れて、よりまろやかで香り高い仕上がりに。若いころは男性的でパワフルな印象ですが、熟成を経て開花すると女性的なニュアンスに変化します。その香りは、心安らぐような洗練された印象です。その香りの素晴らしさは、同じマルゴー村のシャトー・マルゴーに匹敵するどころか、5大シャトーを含めたメドック全体でも最高と言われる事もあるほどです。