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シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
Chateau Canon la Gaffeliere
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールは、畑のすぐ隣がサンテミリオン駅という場所に位置します。
このシャトーには城館が無く、醸造所入り口に高い門柱があるものの、壁に筆記体で記された名称も上品で目立たないため、うっかりすると見過ごしてしまいそうですが、ワイン愛好家と評論家の双方から評価が高く、2012年にサンテミリオン第1特別級Bに格上げになった人気のシャトーです。
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールの歴史
陶器職人のボワタールが所有していた19世紀頃は、カノン・ボワタールまたはラ・ガフリエール・ボワタールと呼ばれていましたが、いつしか二つの名前を合わせて現在のシャトー名で呼ばれるようになりました。
その後、シャトーの所有者は医師のペイロー、サンテミリオン村長のピエール・メイラを経て、1971年にドイツ貴族であったジョセフ・ユベール・フォン・ネイペルグが購入、オーナーは畑の中に住まなければならないという信条のもと、ネイペルグ家は1983年にドイツから移住し、他にも、ラ・モンドット、シャトー・デギーユなどを所有しています。
1985年からは現オーナーであるステファン・フォン・ネイペルグがシャトーを引き継いでいます。
100%オーガニックワイン
サンテミリオンで特に上質のワインが産出されるといわれる、丘の上部の粘土石灰岩土壌と比べて、丘の裾野の平坦な場所の土壌は、砂が多く混じった粘土質となっています。
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールが所有している区画の大部分はこの下部の土地なので、高台の畑と比べ条件では劣るものの、同じ土地環境にあるシャトー・アンジェリュスと同様に、卓越した上質のワインを生産し続けていると定評があります。
その高い評価は2代目当主のステファン・フォン・ネイペルグがオーナーとなって以降の努力と創意工夫によるところが大きく、彼が多大な設備投資のほか様々な試みを続けた結果、ワインの品質は以前と比べ飛躍的に向上しました。
現在19.5haの面積に平均樹齢50年のブドウを、メルロー50%カベルネ・フラン40%カベルネソーヴィニヨン10%の割合で栽培し、品質維持のため収量は1haあたり35hlと厳しく管理しています。
栽培には月の位相など自然の営みに沿って剪定や収穫などの作業を行う「ビオディナミ」の手法を取り入れていて、有機コンポストをごくわずか用いていますが、これは土壌に養分を与えることが目的ではなく、有益な微生物を増やし土壌自体が持っている力を高めて、良いブドウを継続的に栽培できる土壌に整えるためです。
こうした取り組みにより、2014年ヴィンテージより有機農業庁(アジャンス・ビオ)が認証する「ヨーロッパ有機生産物ラベル」を表示できるようになりました。
ステファン・ドゥルノンクールの功績
有機栽培を始めとする試みをネイペルグとともに推し進めたのは、1996年から醸造責任者として起用されたステファン・ドゥルノンクールでした。
現在では醸造コンサルタントとして著名であり、多くのプルミエ・グランクリュを手掛けている彼は、1980年代初めにサンテミリオンに来てビオディナミを学んでいましたが、当時は全くの無名醸造家でした。
その彼の才能を見込んでカノン・ラ・ガフリエールを任せたナイペルグの信頼にこたえ、ワインの品質を大きく改善させ格付けアップにも貢献した彼の手法は、長い時間を畑で過ごすことで自然を観察し、謙虚にその力を引き出すことに徹底していて「テロワールに対して人間が控えめであるほど良いワインになる」と語っています。
例えばシャトーのブドウ畑の畝には、雑草が生えている列とトラクターで除草されている列が隣り合わせにありますが、これは除草剤を使わない彼の栽培方法のひとつで、残った雑草によって土壌の水分が過剰になるのを防ぎつつ、また一列だけ除草しておくことで水不足の時に樹に掛かる負担も軽減しています。
畑の畝の間を耕すときにも、表土だけを掘り起こすよう注意を払い、中間の地層と混ざらないようにするなど、畑の管理や作業を非常に重視しています。
特徴的な醸造法
シャトー・ラ・カノン・ガフリエールでは栽培方法だけではなく醸造の工程にも多くの特徴があります。
2度の選果の後ブドウは破砕しないままタンクに移すのですが、ブドウの実にストレスのかかるポンプを使わず、ベルトコンベアでタンク上部から入れています。
低温マセレーションの後は30度を超えない温度でゆっくりとアルコール発酵をし、発酵中にはルモンタージュのほかピジャージュも行います。ビジャ―ジュは普通、専用の棒状の道具で表面に浮いた果皮などの層を押し込むように行いますが、ここでは層を傷めないよう空気圧を使い行っています。
樽に移した後マロラクティック発酵をし、14〜18か月間の熟成に入ります。熟成の初期には澱を残したままワインを静置しておくシュールリーを行い、清澄や澱引きはヴィンテージの必要に応じて行っています。
こうしてブドウの個性を最大限引き出して作られたワインは、凝縮した豊かな果実味とトリュフや土の香りなど複雑で厚みのあるアロマを持ち、なめらかでエレガントな仕上がりになります。
セカンドワインは、以前はコート・ミゴン・ラ・ガフリエール、現在はレ・オート・ド・カノン・ラ・ガフリエールとなっています。
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シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
Chateau Canon la Gaffeliere
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールは、畑のすぐ隣がサンテミリオン駅という場所に位置します。このシャトーには城館が無く、醸造所入り口に高い門柱があるものの、壁に筆記体で記された名称も上品で目立たないため、うっかりすると見過ごしてしまいそうですが、ワイン愛好家と評論家の双方から評価が高く、2012年にサンテミリオン第1特別級Bに格上げになった人気のシャトーです。
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールの歴史
陶器職人のボワタールが所有していた19世紀頃は、カノン・ボワタールまたはラ・ガフリエール・ボワタールと呼ばれていましたが、いつしか二つの名前を合わせて現在のシャトー名で呼ばれるようになりました。
その後、シャトーの所有者は医師のペイロー、サンテミリオン村長のピエール・メイラを経て、1971年にドイツ貴族であったジョセフ・ユベール・フォン・ネイペルグが購入、オーナーは畑の中に住まなければならないという信条のもと、ネイペルグ家は1983年にドイツから移住し、他にも、ラ・モンドット、シャトー・デギーユなどを所有しています。
1985年からは現オーナーであるステファン・フォン・ネイペルグがシャトーを引き継いでいます。
100%オーガニックワイン
サンテミリオンで特に上質のワインが産出されるといわれる、丘の上部の粘土石灰岩土壌と比べて、丘の裾野の平坦な場所の土壌は、砂が多く混じった粘土質となっています。
シャトー・カノン・ラ・ガフリエールが所有している区画の大部分はこの下部の土地なので、高台の畑と比べ条件では劣るものの、同じ土地環境にあるシャトー・アンジェリュスと同様に、卓越した上質のワインを生産し続けていると定評があります。
その高い評価は2代目当主のステファン・フォン・ネイペルグがオーナーとなって以降の努力と創意工夫によるところが大きく、彼が多大な設備投資のほか様々な試みを続けた結果、ワインの品質は以前と比べ飛躍的に向上しました。
現在19.5haの面積に平均樹齢50年のブドウを、メルロー50%カベルネ・フラン40%カベルネソーヴィニヨン10%の割合で栽培し、品質維持のため収量は1haあたり35hlと厳しく管理しています。
栽培には月の位相など自然の営みに沿って剪定や収穫などの作業を行う「ビオディナミ」の手法を取り入れていて、有機コンポストをごくわずか用いていますが、これは土壌に養分を与えることが目的ではなく、有益な微生物を増やし土壌自体が持っている力を高めて、良いブドウを継続的に栽培できる土壌に整えるためです。
こうした取り組みにより、2014年ヴィンテージより有機農業庁(アジャンス・ビオ)が認証する「ヨーロッパ有機生産物ラベル」を表示できるようになりました。
ステファン・ドゥルノンクールの功績
有機栽培を始めとする試みをネイペルグとともに推し進めたのは、1996年から醸造責任者として起用されたステファン・ドゥルノンクールでした。
現在では醸造コンサルタントとして著名であり、多くのプルミエ・グランクリュを手掛けている彼は、1980年代初めにサンテミリオンに来てビオディナミを学んでいましたが、当時は全くの無名醸造家でした。
その彼の才能を見込んでカノン・ラ・ガフリエールを任せたナイペルグの信頼にこたえ、ワインの品質を大きく改善させ格付けアップにも貢献した彼の手法は、長い時間を畑で過ごすことで自然を観察し、謙虚にその力を引き出すことに徹底していて「テロワールに対して人間が控えめであるほど良いワインになる」と語っています。
例えばシャトーのブドウ畑の畝には、雑草が生えている列とトラクターで除草されている列が隣り合わせにありますが、これは除草剤を使わない彼の栽培方法のひとつで、残った雑草によって土壌の水分が過剰になるのを防ぎつつ、また一列だけ除草しておくことで水不足の時に樹に掛かる負担も軽減しています。
畑の畝の間を耕すときにも、表土だけを掘り起こすよう注意を払い、中間の地層と混ざらないようにするなど、畑の管理や作業を非常に重視しています。
特徴的な醸造法
シャトー・ラ・カノン・ガフリエールでは栽培方法だけではなく醸造の工程にも多くの特徴があります。
2度の選果の後ブドウは破砕しないままタンクに移すのですが、ブドウの実にストレスのかかるポンプを使わず、ベルトコンベアでタンク上部から入れています。
低温マセレーションの後は30度を超えない温度でゆっくりとアルコール発酵をし、発酵中にはルモンタージュのほかピジャージュも行います。ビジャ―ジュは普通、専用の棒状の道具で表面に浮いた果皮などの層を押し込むように行いますが、ここでは層を傷めないよう空気圧を使い行っています。
樽に移した後マロラクティック発酵をし、14〜18か月間の熟成に入ります。熟成の初期には澱を残したままワインを静置しておくシュールリーを行い、清澄や澱引きはヴィンテージの必要に応じて行っています。
こうしてブドウの個性を最大限引き出して作られたワインは、凝縮した豊かな果実味とトリュフや土の香りなど複雑で厚みのあるアロマを持ち、なめらかでエレガントな仕上がりになります。
セカンドワインは、以前はコート・ミゴン・ラ・ガフリエール、現在はレ・オート・ド・カノン・ラ・ガフリエールとなっています。