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    商品カテゴリ一覧 > 南西地方

    フランス南西地方 Southwest

    北はボルドーのすぐそば、南はスペインとの国境、東はラングドック地方にまで接する、広大な地域に点在するワイン産地の一群は、まとめて「南西地方」と呼ばれています。

    その多くはガロンヌ川やドルトーニュ川、およびこれらに流入する河川の周辺に位置しており、昔から下流のボルドー地方とは何かと縁の深い関係でした、

    南西地方は美食の地としても名高く、高級食材の代名詞フォアグラの生産量は、フランス全体の75%を占めているほど。また世界に誇る黒トリュフのブランド「ペリゴール・トリュフ」の産地でもあり、その一方で野性味あふれるジビエも外せない名物です。ワインもまた、こういった主張の強い食材に負けないたくましさを備えており、料理に合わせ甲斐のある個性豊かな銘柄が揃っています。

    ボルドーの影に隠れた不遇の産地!?


    南西地方はフランスワインを語る上で、外せない一角の素晴らしい産地である事に間違いありません。しかし他と比べると、正直なところちょっとだけ影が薄い印象。ボルドー&ブルゴーニュの二大巨頭は別格としても、ローヌやアルザス、ロワールといった地域と並べれば、遜色ない伝統と実績があるにも関わらず、なんとなく不遇な扱いを受けている気がします…。

    実は歴史的に見ても、南西地方のワインは不運な境遇にあったのですが、それにはかつてのボルドーワインが深く関わっていました。

    交通網が発達していなかった中世、南西地方のワインをイギリスなどへ出荷するには、水運を利用して川を下り、ボルドーの港を利用するのが最良の手段でした。下流にあるボルドーのワイン商たちは、上流から運ばれてくるワインの高い実力を知っていました。そして販売先である貴族たちの間で、その評判が広まり人気となれば、自分たちのボルドーワインが売れなくなってしまうと危惧します。そこで彼らはボルドーワインの出荷が終わるまで、南西地方のワインは港に入れさせないという、かなり姑息な手段で対抗したのです…。

    やがて「奥地のワイン」などという、不本意な呼び名までつけられてしまった南西地方、その存在は銘醸地ボルドーの影に隠れ続ける事になります。もしも港が近くにあって、当時の貴族たちに評価されていたなら…現在の地位も逆転していたのかもしれません。

    そんな可哀想な南西地方ですが、ちょっとマイナーだからこそ嬉しいことも。ここからは安価ながらも品質に優れた、思いもよらないお買い得ワインがしばしば見つかるんです。また土着品種も多く、ここでしか味わえない個性あるワインもいっぱい。日本にはあまり入って来ず、入手困難でマニアックなアペラシオンの数々は、まだ見ぬ銘酒を探す愛好家にとって、宝探しのような魅力に溢れています。

    ところでそもそも「南西地方」という呼び名自体、あまりにざっくりしているように感じます。しかしそれはたくさんのアペラシオンが、広範囲に飛び地のように点在し、それぞれが独自の個性を持って発展してきているため、うまくまとめて表現できる名前が無いから。ひとくくりには到底語れない、多様なワインを育む南西地方は、一般的に以下の4つの地域に大別されています。

    ベルジュラック地区


    ボルドーより続くドルトーニュ川沿いに展開する地域。コート・ド・カスティヨンやサント・フォア・ボルドーといった産地とは地続きにあり、地図で見ればほとんどボルドー地方です。気候などの環境に加えて、味わいの傾向もボルドーと似ていますが、中にはラベルの見た目までボルドーそっくりでしばしば紛らわしいことも…。

    AOCベルジュラックはその代表例で、日本でも多く流通しており、ボルドーよりも手頃な価格が大きな魅力です。銘醸地であるボルドーを名乗れない事で、一段劣るような扱いを受ける事もありますが、近年はベルジュラックにも素晴らしいワインを産む生産者が出現。同じくボルドースタイルで造られるペシャルマンやモンラヴェルと共に、一部のボルドーを超えるかもしれない侮れない産地となっています。

    その周辺には甘口白ワインの産地が多数あり、中でも注目したいのがAOCモンバジャック。貴腐ブドウからとろけような高貴な甘口ワインが造られており、その立ち位置はさながら南西地方のソーテルヌといったところ、しかし価格ははるかにリーズナブルとなっています。その他にもマイナーながら、ソーシニャックやロゼットなどのアペラシオンで、半甘口から極甘口の様々なバリエーションが造られており、デザートワイン好きの方は一度ここで探してみるといいかもしれません。

    ベルジュラック地区で栽培されるブドウはよく知られた品種ばかりで、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルローなどが中心。白ブドウもソーヴィニヨン・ブランを中心に、セミヨンやミュスカデルが主に甘口ワインで用いられ、ブドウ品種から見てもボルドーと共通しています。

    ガロンヌ地区


    同じくボルドー地方の、グラーヴやソーテルヌ地区方面へと続くガロンヌ川上流に点在する地域。北西部はベルジュラック地区と同様、ボルドーが目と鼻の先にある場所で、大西洋の影響を受ける穏やかな気候に恵まれています。赤ワイン・白ワイン共に、使われるブドウはやはりボルドー品種が中心ですが、南西地方ならではの土着品種やワインの個性が顔を見せ始めます。

    アントゥル・ドゥ・メールより地続きのAOCコート・ド・デュラスでは、ワインの性格はやはりボルドーとよく似ていながらも、一部の白ワインではシュナン・ブランやモーザックが使われ、ボルドー・ブランとは明らかに異なる色が出現。同様に赤ワインの独自性を見せ始めるのがAOCコート・デュ・マルマンデ、ここではボルドー品種の隆盛によってに居場所を奪われ、一時期は絶滅の危機にも陥った土着品種「アブリュー」が赤ワインに用いられています。近年はその存在が見直されており、アブリューを主役に据えた良質なワインが生産されるようになってきました。

    ガロンヌ地区は広範囲に及び、点在する産地はボルドーから少しずつ離れていきますが、次第に気候も内陸性の性格が強くなるなど、テロワールにも変化が見られてきます。マルマンデの少し上流に位置するAOCビュゼは、マイナーながらも赤ワインの品質に一目置くべき産地で、名産品のプルーン「ブリュノー・ダジャン」を使った料理と相性良好。さらにトゥールーズ付近まで川を上るとAOCフロントンがあり、土着品種のネグレットがここでの主役。白は造られず赤とロゼのみのアペラシオンだが、どちらも軽めでフルーティーな早飲みタイプのワインを造り、ガメイやシラーといったブドウもブレンドに使われています。

    その他サン・サルドやブリュロワといったアペラシオンでは、シラーやタナといった品種による飲み応えあるワインが造られていますが、残念ながら日本ではほとんど見かけないのが現状。まさにこういった「隠れた銘酒」の発掘は、南西地方という産地の大きな魅力の一つになっています。

    トゥールーズ&アヴェイロネ地区


    ガロンヌ川に合流する、ロット川・タルン川沿いに展開する産地です。この地区を象徴するAOCカオールは、マルベック(コット、もしくはオーセロワと呼ばれる)から産み出される赤ワインで、南西地方全体を代表する有名銘柄として知られています。

    カオールの特徴は力強さにあり、グラスに注げばその色は光を通さないほど深く、見た目の濃厚さから「黒ワイン」と呼ばれる事も。既に12世紀頃には銘酒として知られており、かつてボルドーの生産者たちは、飲み応えや力強さを補うため、上流から運ばれてくるカオールを自分たちのワインにブレンドする事もあったのだとか。クラシックな造りのカオールは、堅牢なスタイルで変わらない人気を保っていますが、近年は柔らかで飲みやすく、しかもリーズナブルな価格で出回るカオールが出現し、そのイメージも変化しつつあるようです。

    カオールからロット川を上流に向かうと、また異なる個性を持ったAOCマルシヤックの産地が現われます。ここはフランス最古のチーズと呼ばれ、世界三大ブルーチーズの一つであるロックフォールで有名な地で、フェル・セルヴァドゥという土着品種を主要に、スパイス感のあるワインが造られています。この地域の近郊には、世界的に有名なソムリエナイフの「ラギオール(ライオール)」村もあります。

    一方でタルン川沿いのアペラシオンとして、ぜひ押さえておきたいのがガイヤック。フェル・セルヴァドゥと一緒に、これまた土着品種のデュラスというブドウを主要に、様々なタイプの赤ワインを産出しています。その一方で個性が光るのがモーザックを使ったスパークリングワイン。ガイヤック・ムスーとして認定されており、メトード・アンセストラル方式(古代製法)を用いて造られ、ほのかな甘みが心地よい上品で独特の味わいを持つスパークリングです。

    またAOC認定ではないものの面白いのが、ガメイを主要品種として造られるIGPコート・デュ・タルン。ガメイらしくフルーティーで、軽快に飲めるライトボディの赤ワインは、本場ボジョレーと比べて非常にリーズナブルな価格もオススメなポイントです。その他にもガロンヌ地区と同様、日本ではほとんど見かけないマイナー銘柄が存在し、中には土着品種ならではの個性をうまく描写した、まだ見ぬ銘酒が眠っている事でしょう。

    ピレネー地区


    その名の通りピレネー山脈付近に展開する産地。濃厚系赤ワインとして名高いAOCマディランは、カオールと双璧を為す南西地方の2大パワフルワインとして人気の銘酒です。

    マディランの主要品種であるタナは、ピレネー地方を原産地とする土着品種。強固で力強いタンニンが豊富なブドウで、カオールで使われるマルベックと同等以上に強健なワインを産みます。そのためクラシックなマディランには、若いうちに飲もうとすると「あまりにガチガチで飲めない!」というほどの銘柄もあり、長期の熟成を経て初めて真価を発揮するタイプもあります。

    今でこそ人気のマディランですが、もともと世界ではその存在がほとんど知られていませんでした。そんな中で立ち上がったのがドメーヌ・アラン・ブリュモン。いち早くマディランの可能性に気づくと、産地の復興と発展に大きく貢献、マディランを現在のように世界的な銘柄へと押し上げた第一人者で、その功績が認められフランス政府から勲章も授与されています。

    またこの地方では、ボルドー品種とは異なるブドウを使った甘口白ワインも有名です。マディランと同じエリアで造られるパシュラン・デュ・ヴィック・ビルや、よりスペイン国境に近いジュランソンでは、プティ・マンサンにグロ・マンサン、クール・ビュなど多様な土着品種をブレンドし、芳醇な甘口ワインを造っています。デザートワインはお値段が張る事が多いですが、他の産地と比べて非常に手頃な価格で入手できるワインもあり、なおかつ珍しい品種による独特な風味も興味をそそられるところです。

    ピレネー地区も他の地域と同様に、サン・モンやトゥルサン、ベアルンといった、マニアックなアペラシオンが存在していますが、中でも特筆すべきなのがAOCイルレギー。場所としてはほとんどスペイン、バスク地方唯一のアペラシオンであり、古くから巡礼者の間で飲まれていた伝統ある銘柄でもあります。

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