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商品カテゴリ一覧 > 南西地方
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価格2,640円(本体価格:2,400円)
価格1,760円(本体価格:1,600円)
価格1,133円(本体価格:1,030円)
価格4,389円(本体価格:3,990円)
価格2,376円(本体価格:2,160円)
価格4,400円(本体価格:4,000円)
価格6,259円(本体価格:5,690円)
価格11,550円(本体価格:10,500円)
価格1,980円(本体価格:1,800円)
価格2,409円(本体価格:2,190円)
価格1,309円(本体価格:1,190円)
価格1,320円(本体価格:1,200円)
価格1,210円(本体価格:1,100円)
価格1,089円(本体価格:990円)
価格1,936円(本体価格:1,760円)
価格1,584円(本体価格:1,440円)
価格2,266円(本体価格:2,060円)
価格3,619円(本体価格:3,290円)
プロヴァンス Provence
そんな状況のプロヴァンスで、著しく発展したのがロゼワインでした。グラスの中で輝くロゼの色合いは、美しい地中海のコントラストもピッタリ!沖縄の海で飲むならオリオンビール…っていうのと同じくらい、コート・ダジュールの砂浜とロゼワインは定番の組み合わせで、バカンス気分を盛り上げるのに欠かせないアイテムに!
現在もロゼワインの生産量はフランス最大を誇り、この地で最大のアペラシオンである、AOCコート・ド・プロヴァンスを例に挙げれば、その生産量の9割近くがロゼワインというのだから驚き。一方でプロヴァンス全体における、生産量の約9割がフランス国内で消費されてしまうのだとか。かなりの量を造っているにも関わらず、日本で意外と見かける数が少ないのはこういった理由があるからのようです。
観光客向けロゼだけじゃない、今まさに発展しているプロヴァンス!
しかし一部の生産者はその陰で、浮かれモードにも流されず優れたブドウの栽培と醸造技術を磨き、品質の向上にこだわり続けてきました。それだけでなく近年では、志の高い優秀な生産者が新天地を求め、続々とプロヴァンスにやってきて驚くほど良質なワインを生産。南ローヌ地方と接している地理的要因もあって、ローヌの生産者がプロヴァンスにも畑を持って、地域をまたぎ活動しているパターンもよく見かけます。さらにオーガニックワインの生産も盛んとなってきており、なんと全ての畑を有機栽培で統一した村も存在しているのだそうです。
他にも何かとワインに関しての話題が尽きない地域で、あのブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻が、プロヴァンスにワイナリーを購入してリリースした「ミラヴァル」というワインは、一躍脚光を浴びて注目の的となりました。2006年にはこの地のワイナリーを舞台とした映画、「プロヴァンスの贈り物」が製作され、ラッセル・クロウ主演によるハートフルなストーリーが評判となったりもしています。
プロヴァンスで最も広大なAOCコート・ド・プロヴァンスの産地からは、近年になって地域毎の個性が認められるようになってきました。AOCコート・ド・プロヴァンス・サン・ヴィクトワール、AOCコート・ド・プロヴァンス・フレジュ、AOCコート・ド・プロヴァンス・ラ・ロンド、AOCコート・ド・プロヴァンス・ピエールフなどは、2005年頃からそれぞれ独自の規定が設けられ、続々と独立・誕生した新たなアペラシオン群です。
またAOCコトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスは、周辺の温暖な気候の中でひときわ冷涼な地域であり、南仏品種中心ながらカベルネ・ソーヴィニヨンなども栽培されている注目のアペラシオン。ここにはなんと、ブルゴーニュのルイ・ラトゥールも進出しヴァルモワシンというドメーヌを設立。十八番であるピノ・ノワールのワインを生産し、愛好家から高い評価を獲得した事でも話題となりました。
その他にも以前より独立して存在していたアペラシオンとして、ヴェルメンティーノを主体とした白ワインに定評のあるAOCコトー・デクサン・プロヴァンス、プレミアムオリーブオイルの産地としても名高い、ロゼの銘醸地AOCレ・ボー・ド・プロヴァンスなどにも個性が見られます。このようにプロヴァンスの状況は依然と大きく変化しており、ワイン産業は今までと違う方向に熱気を帯びてきている様子が窺えます。
プロヴァンスが世界に誇るアペラシオンの数々!
本格的で気品と力強さを兼ね備えたここのワインは、とにかく広大なプロヴァンスの中でも別格の扱い。一帯は丘陵地帯に囲まれた、レスタンクと呼ばれる段丘畑となっており、季節風であるミストラルと海風、さらに石灰質を多く含む乾燥した土壌がブドウに最適な環境を与えてくれます。ワインの飲み口としては、全体的に軽め〜中程度が主体のプロヴァンスにおいて、バンドールの赤ワインは長期の熟成にも耐え得るほど酒質がしっかりしており、白ワインやロゼワインでも飲み応えのあるタイプを生産しています。
ここから少し西に行けば、白ワインの銘酒として知られるAOCカシー(AOCカシス)の生産地。プロヴァンス全体で白ワインの生産量は5%ほどしかない中、貴重で個性的なアペラシオンです。ハーブの香りが特徴で、フルーティーでボディがありつつ、爽やかさと繊細さもある気品に溢れた味わい。このワインに合わせるなら、何と言ってもプロヴァンスの名物料理ブイヤベース、野菜と魚のダシが効いたスープに絶妙にマッチします。
その北に位置するのがAOCパレットで、バンドールと同様に長期熟成が可能な、力強い赤ワインを産み出すアペラシオンですが、こちらはムールヴェードルだけでなくグルナッシュも主役。一方で白やロゼでも、凝縮感のある濃厚なタイプが造られており、栽培面積全体で約40haしかないにもかかわらず、独特の存在感を放っています。ここでの代表的な存在として有名なのがシャトー・シモーヌで、数々の土着品種をブレンドする事により、独創的なワインを古くから造り続けてき老舗生産者です。
さらにプロヴァンス地方の最北地域、デュランス川沿いに広がるのがAOCピエールヴェール。以前はAOCコトー・ド・ピエールヴェールという名称でしたが、名称変更により簡略化して呼ばれる事となりました。またプロヴァンスの最東部、ニース付近にあるAOCベレでは、すぐそこがピエモンテ州という地理的要素もあって、南仏品種と共にイタリア系のブドウがブレンドされたワインが生産されています。