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シャトー・ラ・モンドット

Chateau La Mondotte

シャトー・ラ・モンドットは、ボルドー右岸のサン・テミリオン地区にある、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵によって所有・運営されているシャトーの一つです。このシャトーの歴史は、19世紀初頭まで遡ることができますが、「ラ・モンドット」という独立した名が世の中に広まったのは1996年以降となります。非常に短い年月で、その名を世界へ轟かせることに成功したサン・テミリオンの実力者です。

彼らのワインはすべて品質重視で生産されており、常に優れたテロワールを最大限に生かすワイン造りを心がけています。その品質は、サン・テミリオン特級格付けにおいて第1特別級B(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)を獲得しています。

2009年のヴィンテージでは、ワイン評論家のロベルト・パーカー氏からパーカーポイント100点満点を付けられており、同じくワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏は、英国王室が御用達であるイギリスの高級スーパーマーケット「ウェイトローズ」が、彼らのワインを即導入する決断をしたことに全く驚かないとコメントしています。また、ワイン専門誌として世界90か国以上で販売されている「デキャンター」においても、彼らのワインは非常に高く評価され、その注目度が極まっています。

シャトー・ラ・モンドットの歴史


シャトー・ラ・モンドットは、1971年にステファン・フォン・ナイペルグ伯爵の父であるジョセフ・ユベール・フォン・ナイペルグ伯爵によって購入されました。このブドウ畑は、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールやクロ・ド・ロラトワール、そしてシャトー・ペイローを含む、ナイペルグ家がサン・テミリオンに所有する他の土地と同時に購入されたものでした。

しかし、シャトー・ラ・モンドット以外の土地は1989年までに高品質なワインを生産することに成功していましたが、一方でこのブドウ畑は1996年までその可能性を見出すことはありませんでした。それは、現在の運営者であるステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールのブドウ畑に時間を費やす必要があったため、シャトー・ラ・モンドットのブドウ畑でワインを造るための作業に取り掛かる時期が遅れてしまったことに原因がありました。

1983年、ジョセフ・ユベール・フォン・ナイペルグ伯爵は、彼の息子ステファン・フォン・ナイペルグ氏にシャトー・カノン・ラ・ガフリエールを担当するように頼みました。 ステファン氏はドイツやパリ、モンペリエで受けた教育のおかげで、26歳で財政、経営、農業経済学の分野において充実した経歴を持っていました。彼は2年の時をかけて土地のことを知り、ユニークで感情的なワインを生産するために必要な無数の方法を発見しました。

1995年以降、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵はシャトー・ラ・モンドットのワイン造りに真剣に取り組み始めました。彼は最初に土壌を綺麗にし、シャトー・ラ・モンドットが生み出すことのできる品質のワインを生産するべく、完全に自立した有機農法で栽培されるブドウ畑を育てることに目標を定めました。

そして1996年、彼はシャトー・ラ・モンドットのブドウ畑で造られたヴィンテージで大成功を収めました。その後2000年には、品質をさらに向上させたヴィンテージを生み出し、止まることのない彼の品質改良は、2012年にシャトー・ラ・モンドットをプルミエ・グラン・クリュ・クラッセのワインへ分類されるまでに成長させました。

そして2014年、シャトー・ラ・モンドットのワインは100%オーガニックのワインとして認定されました。

シャトー・ラ・モンドットのワイン造り


シャトー・ラ・モンドットは、サン・テミリオンの石灰岩の高原の東部に位置しており、その卓越したテロワールには主に粘土とシルト、そして土壌には石灰岩の堆積物が含まれています。急な斜面によって得られる豊富な太陽の光と自然な排水が、この素晴らしいテロワールを生み出すことを可能にしました。

4.5ヘクタールのブドウ畑には、メルロー75%とカルベネ・フラン25%が植えられており、ワイン造りには平均50年ほどの古いブドウが使用されています。最も古いブドウには、70年に近いものがあり、水分調節を充実させることで、ブドウの木の根を土壌へより深く沈ませていくように促しています。

ブドウは、茎取りの前後で選別します。潰さず、全果実を発酵させるために温度管理されたオープントップのフレンチオーク樽を使用し、平均29日間かけて発酵させます。抽出ができるだけ穏やかで制御されたものになるように、マセレーションの際には特別な注意が払われます。ブドウを手荒く扱わないように、ピジャージュは非常にゆっくり行われます。

ファイニング(清澄)やフィルトレーション(濾過)は行わず、ワインは100%新しいフレンチオーク樽で、平均18か月間熟成された後にボトリングされます。

シャトー・ラ・モンドットのワインの生産量は非常に少なく抑えられており、毎年1000ケース以下となっています。これはサン・テミリオンの中でも最も生産量が少ないものの1つであり、多くのヴィンテージは、1ヘクタールに20ヘクトリットル以下の収穫量から造られています。この収量は、彼らの隣人である有名なシャトー・トロロン・モンドやシャトー・ラルシ・デュカスよりも少ないです。

ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵は、ブドウ畑から地下室に至るまでの過程、熟成や瓶詰めの方法、さらには国際的な販売やマーケティングなど、ワイン造りが持つ多くの側面を完璧なものにする努力を続けています。ワイン造りにおけるすべての段階の背後にある彼の哲学は、ブドウを最大限に活用し、各ヴィンテージで最高の個性を表現するということです。

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ラ・モンドット 2005 赤 
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