トップ > アメリカ > アメリカの注目生産者 > カレラ
70 件中 1-20 件表示 1 2 3 4
価格13,838円(本体価格:12,580円)
価格4,180円(本体価格:3,800円)
価格4,224円(本体価格:3,840円)
価格5,170円(本体価格:4,700円)
価格5,280円(本体価格:4,800円)
価格6,864円(本体価格:6,240円)
価格28,842円(本体価格:26,220円)
在庫切れ
価格40,480円(本体価格:36,800円)
価格21,890円(本体価格:19,900円)
価格25,190円(本体価格:22,900円)
価格34,980円(本体価格:31,800円)
価格24,090円(本体価格:21,900円)
価格14,300円(本体価格:13,000円)
価格19,800円(本体価格:18,000円)
当店通常13,838円(税込)のところ 価格11,762円(本体価格:10,693円)
価格10,644円(本体価格:9,677円)
価格6,050円(本体価格:5,500円)
価格5,500円(本体価格:5,000円)
価格5,665円(本体価格:5,150円)
価格24,200円(本体価格:22,000円)
カレラ
Calera
スペイン語で「石灰岩でできた焼窯」を意味する「カレラ」。その名の通り、焼窯をラベルのモチーフとしたカレラのワインは、「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と呼ばれています。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティでの学び
カレラのオーナーであるジョシュ・ジェンセンは、エール大学を卒業後、イギリスのオックスフォード大学に留学しました。ジョシュのイギリスでの日課となっていたのは、ワインを飲むことでした。中でもブルゴーニュのワインに惹かれ、いつしかワインの仕事を志すようになりました。
その後、ジョシュはワイン造りの修行をするため、フランスのブルゴーニュ地方へ渡ります。そして、最高級のワインの産地としてあまりにも有名なドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティでブドウの栽培のノウハウを学びました。そして、ワインの醸造についてはドメーヌ・デュジャックで修行しました。
ブルゴーニュ滞在中、ジョシュはブルゴーニュの良質なワインが石灰岩の肥沃な土壌から生み出されることを知りました。そして1971年、アメリカでロマネ・コンティの味わいのワインを造ろうと一念発起し、ッジョシュは帰国の途に就きました。その際、こっそりとロマネ・コンティからブドウの苗木を持ち帰ったと言われていますが、その真偽は定かではありません。
アメリカ、カリフォルニアでの挑戦
アメリカでロマネ・コンティの味わいのワインを造るという理想を掲げたジョシュは、カリフォルニアの至るところで土壌テストを繰り返し、石灰岩を豊富に含んだロマネ・コンティのような土地を探し続けました。それにはなんと2年もの長い年月を費やしたのでした。
そして1974年、ついにカリフォルニアのセントラル・コーストのガラヴィン山脈に、マウント・ハーランという理想的な土地を見つけ出しました。標高670メートルという標高の高いエリアに位置したこの土地は、海風の影響で冷涼な気候ではあるものの、霧の上に出ているため日照には恵まれ、石灰を豊富に含んだ土壌であるため、ピノ・ノワールに栽培にはうってつけの環境でした。
いまだかつて誰もこの地でワイン造りを行っていませんでしたが、ジョシュはワイン不毛のこの地でゼロからワイン造りを始めたのでした。
マウント・ハーランでの成功
ジョシュがカリフォルニアでワイン造りを始めた1970年代は、カリフォルニアではカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培が主流で、良質のピノ・ノワールを造るのは難しいと思われていました。
しかしながら、ジョシュは様々な技術を取り入れ、改良を重ね、その常識を覆してしまいます。ジョシュが取り入れた技術の中でも、特筆すべきは「グラヴィティ・フロー」を取り入れたこと。「グラヴィティ・フロー」とは、ポンプなどの機械を利用するのではなく、自然の重力にまかせて高いところから低いところへブドウやワインを移動させるの技術のことですが、石灰岩の石切り場として使われていた急斜面を利用して、ブドウに負担がかかりにくいワイン造りをいち早く始めたのでした。
そのような努力が実り、1990年にはその品質の高さが認められ、マウント・ハーランは一定の地理的・気候的なブドウ栽培条件を持つとみなされるAVA(米国政府認定ブドウ栽培地域)に認定されました。
カリフォルニアのロマネ・コンティ
カリフォルニアのロマネ・コンティを目指し続けたカレラは、そのロマネ・コンティと肩を並べるか、それを超えてしまうまでに急成長します。ニューヨーク・タイムズが企画したブラインドテイスティングでは、ロマネ・コンティ社のリシュブールをはじめとしたブルゴーニュの権威あるワインを次々と打ち破るという快挙を成し遂げました。
また、点数方式でワインを評価することでお馴染みのワイン評論家、ロバート・パーカーも2003年に「カリフォルニアのロマネ・コンティ」というタイトルのもと、「カレラは地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのスペシャリストのひとつである。」と語っています。
また、世界的なワイン専門誌であるイギリスの『デキャンター』では、カレラが2007年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。日本では、TVドラマ化もされた漫画『ソムリエ』で、カレラの「ジェンセン」がロマネ・コンティと間違えられたことから、その知名度が爆発的に上昇し、またたく間に市場から姿を消してしまいました。
不動の人気の「ジェンセン」
ジョシュの父親の名前に由来するジェンセンは、カレラのワインの中でも最も人気のラッグシップ・ワインとなっています。
日本では先述したように漫画『ソムリエ』でロマネ・コンティに間違えられたり、某テレビ番組でも「100万円のロマネ・コンティに双璧」と紹介されたりしたため、「日本に入ってきた途端5分で売り切れる」と言われるほどの人気です。
また、ロバート・パーカーが監修を務めるワインアドヴォケイト誌において、カレラの中で最も評価が高かったのも「ジェンセン」であるため、世界中で入手困難となっています。
カリフォルニアの中でも最もピノ・ノワールの栽培に適した環境、マウント・ハーラン。そこで育ったピノ・ノワールから生み出されたカレラの真髄を味わうには最適のワインがこの「ジェンセン」です。
カレラのラインナップ
カレラのワインは大きく3つに分類されます。 最も低価格なのが、広域の名前がついたセントラル・コースト・シリーズ。次にワンランク上のマウント・ハーラン・シリーズ。そしてジェンセン等の畑の名前がついた、単一畑シリーズになります。
単一畑シリーズは、ミルズ、リード、ライアン、ヴィリエ、ジェンセン、セレックの6つ。蔵出し価格はセレックが最も高いのですが、ジェンセンの人気が高く、市場ではジェンセンの方が高価になる場合もある為、ジェンセンがカレラの最高峰として謳われる事も多くあります。