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コント・ラフォン
Comtes Lafon
ムルソーの頂上に君臨する生産者としてだけではなく、全世界の白ワイン生産者の中でも度々ベスト5位内にその名が上がるコント・ラフォン。ルフレーヴやコシュ・デュリと並んで、ブルゴーニュを代表する白ワイン生産者の一つです。コント・ラフォンの歴史
1894年、ムルソーでマリー・ポッシュとジュール・ジョセフ・ラフォンが結婚したときに、コント・ラフォンの歴史は始まりました。その後二人は、ムルソーやヴォルネィの銘醸畑のなかでも最上の区画を手にいれました。さらに、1919年、シャルドネ種のブドウの栽培に適しているル・モンラッシェの畑を買い足し、その後のドメーヌの歴史の足掛かりを着実に作っていきました。しかし、二人の子供たちは、ブドウ栽培の仕事に就くことを好まず、畑を小作人に任せました。
1956年、二人の孫の3代目レネ氏がドメーヌを引き継ぎました。彼は、小作人の協力を得ながら、ブドウを植え替え、ブドウ畑に改良を加えていきました。1961年、採れたワインのすべてを、自家瓶詰めするようになりました。この時代に、ドメーヌの名声が確立されたといえます。
現在、コント・ラフォンを率いているのは、4代目当主ドミニク・ラフォン氏です。1985年にドメーヌを引き継いだ彼は、小作人に任せていたブドウ畑を、契約満了の度に、畑を自分の手に取り戻し、自家栽培に転換していきました。
1999年、マコネのミイィ・ラ・マルティーヌを買収し、レ・ゼリティエ・ドゥ・コント・ラフォンという名前で、マコンに手を広げています。また、2008年にコント・ラフォンを次世代に引き継いだ後は、彼自身の愉しみのために、ネゴシアンとして自らの名前を冠したワイン、ドミニク・ラフォンも作っています。
コント・ラフォンの特徴
コント・ラフォンは、その拠点となるムルソーや、その周辺の村に、全体でおよそ13ヘクタールのブドウ畑を所有しています。言うまでもなくムルソーは、良質な白ワインをたくさん生み出しているブルゴーニュの3大白ワイン生産地です。
ムルソーのブドウ畑は、標高230〜360mの東向き斜面に広がっていて、コント・ラフォンがたくさん所有している上級クラスの畑は、東から南に面した標高260mの辺りにあります。ムルソーの土壌は、白色泥灰土を含んだ石灰岩層で、白ワインの原料となるシャルドネの栽培には最適です。ペリエール、シャルム、ジョヌヴェリエール、グッド・ドールといった、ムルソーの中でも屈指の畑で、収量を抑えて、ブドウは栽培されています。
このような恵まれた土壌環境にありながらも、ドミニク氏のより良いブドウを生み出すための努力はやむことはありません。それまでの醸造技術にのみ頼っていたワインづくりから、近代的醸造法をいち早くとりいれました。
また、「ワインづくりは畑から」との信念から、ワイン作りとはどのようなブドウを育てるのかという原点に立ち戻りました。コント・ラフォンでは、ブドウ栽培に関わる化学薬品の使用を中止し、1992年には除草剤を止め、鋤きこみを始めました。1990年代前半には、有機栽培を行い、1990年代後半には、ビオディナミに転換しました。1平方メートル当たり1本という驚くべき低植樹率にこだわり、発芽の抑制による収量制限も徹底しました。こうして彼は、かの地における、ブドウ栽培の現代的栽培をも牽引しています。
このような彼の努力が、ハイクオリティなブドウの収穫を可能にしたのです。このようにして作られたブドウからできるワインが、優れたワインでないはずがありません。
また、作られたワインは、19世紀に作られた「ブルゴーニュで最も冷涼なセラー」と称される地下セラーで、寝かせられるのです。
コント・ラフォンの評価
コント・ラフォンは、ムルソーのワイン生産者の中でトップに位置しているだけではなく、世界の白ワイントップ生産者ベスト5にも度々選出される偉大なドメーヌです。
ムルソーは、馥郁たる果実味と、圧倒的存在感のあるリッチな味わいが評価されていますが、その中にあって、コント・ラフォンは、磨き上げ、洗練されたクオリティと、ゆるぎないテイストによって、ムルソーの最高峰というに恥じないものです。
コント・ラフォンのワインの信条は、「パワーではなく、エレガンスやバランス」であり、何か一つがとびぬけているのではなく、全体としてのまとまりを重視しています。一昔前のアメリカ人が買い漁ったような、まるで樽を飲んでいるような粗悪なムルソーとは対極にあります。
世界中に熱狂的ファンがいるコント・ラフォンのワイン。白ワインの頂点に君臨する1つとして、ワイン好きなら無理をしてでも一度は味わって頂きたいワインです。