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イギリス
United Kingdom
ワイン造りの産地としてはあまり有名ではないイギリスですが、実は古くからワインが造られており、古い歴史をもっています。
イギリスでワイン造りが始まった時期に関しては諸説ありますが、11世紀にヨーロッパ大陸から移住した聖職者たちがこの地でワインを本格的に造り始めたことが明らかになっています。その後聖職者たちによってもたらされたブドウ栽培やワイン造りのノウハウは貴族の間にも広まりますが、16世紀に起きた宗教改革によってブドウ畑が荒れ、ワイン造りが廃れていきました。
その後ふたたびイギリスでワインが盛んに作られるようになったのは、第二次世界大戦が終わったあとの、20世紀後半になってからです。イギリスでは小規模生産者が多く、畑は400ほど、ワイナリーは120ほどあります。
ミュラー・トゥルガウやセイヴァル・ブラン、ライヒェン・シュタイナー、レーゲントといったブドウがメインで栽培されていましたが、現在はシャルドネやピノ・ノワール、ピノ・ムニエといった国際品種も多く栽培されるようになっています。
イギリスの主なワイン産地
ワインに使用されるブドウはあまりに寒い地域では育たなく、以前はシャンパーニュ地方がワイン栽培地の北限とされていました。そのためワイン栽培の歴史は古いイギリスですが、ワイン産地としてはあまり有名ではありませんでした。
しかし近年は気候の変化によりブドウを栽培することができる地域が広がり、北緯50度あたりにある従来の寒冷地、イギリスの南東部が現在ワイン産地として注目されるようになり、多くのイギリスワインが生み出されています。有名シャンパーニュメゾンや大手ワイン企業もこぞってイギリスのワイン産地に進出しています。
ウエスト・サセックス州
シャンパーニュ地方と同じように、冷涼な気候でブドウはゆっくりと成長するため、エレガントで酸のきれいなスパークリングワインを生み出すことができます。ここではシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエなどのシャンパーニュ地方と同じブドウが育てられています。
ケント州
ドーセット州
サリー州
イギリスワインが脚光を浴びるきっかけを作ったスパークリングワイン
1997年に開催されたインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)という国際コンクールが開催された際、1988年にウエスト・サセックス州で設立されたナイティンバーのファーストヴィンテージのスパークリングワイン、ナイティンバー・プルミエ・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン1992が金賞を受賞し、イギリスワインが脚光を浴びることとなりました。そして翌年にも金賞を受賞し、さらにインターナショナル・スパークリングワイン大賞も受賞するなど、イギリスワインのレベルの高さを知らしめるきっかけを作りました。
現在、ナイティンバーを筆頭に、ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤーを3度受賞しIWSCで金賞を受賞したキャメル・ヴァレー、ケント州で大きな規模を誇り、IWSCやインターナショナル・ワイン・チャレンジ、デキャンタ・ワールドワイン・アワードといった国際ワインコンクールでスパークリングもスティルワインも高く評価されているチャペル・ダウンなど、多くのイギリスワインが高く評価されています。
イギリスのワイン市場
近年イギリスがワイン生産国として注目を浴びるようになってきましたが、イギリスのワイン市場は非常に大きく、ワイン消費国としても台頭しています。ヒュー・ジョンソンやジャンシス・ロビンソンといった有名評論家や、デキャンタといった有名ワイン雑誌、WSETといった国際的に有名なワイン資格試験など、ワインを味わう側としては世界でも有数の国といえます。