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シャトー・ジスクール
Chateau Giscours
ボルドーのメドック地区、A.O.Cマルゴーのメドック格付け3級のワインの1つ、シャトー・ジスクール。1330年代の書物にもその記述がある、非常に歴史のあるシャトーであり、かの有名な太陽王、ルイ14世にも愛されていたワインです。広大な敷地を誇るシャトー・ジスクール
A.O.Cマルゴーを名乗ることができる村の1つであり、A.O.Cマルゴーの最も南に位置するラバルド村に、シャトー・ジスクールがあります。
立派なシャトーが多いボルドーの中でも、シャトー・ジスクールは約300ヘクタールという広大な土地を持っており、なんとその敷地の中には、広い森や美しい公園、そして良いブドウを作るために必要な温度や湿度を調整するための10ヘクタールほどの人口の湖も作られています。シャトー・ジスクールは、ワインの味わいだけではなくシャトー自体の美しさでも有名です。
マルゴーの南にオー・メドックがありますが、シャトー・ジスクールはこのどちらにも畑を所有しています。マルゴーに80ヘクタール、オー・メドックに60ヘクタールの畑を持っています。広大な畑を有しているため、他のボルドーワインにとっては厳しい年でも、安定した品質を保ち、美味しいワインを生み出すことができるシャトーとして知られています。
シャトー・ジスクールの土壌
シャトー・ジスクールの畑は海抜20メートルの小高い丘の上にあり、粘土質の土壌の上に10メートルほど、砂を含んだ砂利質が覆っている土壌から成っています。水はけがよく、ワイン作りに理想的な土壌といえます。
この土壌から、非常に果実味が豊かで、ダークチェリーやブラックベリー、スミレやリコリスなどの深い香りを味わえる力強いシャトー・ジスクールが生み出されています。
畑ではカベルネ・ソーヴィニヨンが約55%、メルロが約40%、カベルネ・フランが約5%が育てられており、手摘みで収穫作業が行われています。
シャトー・ジスクールの歴史
先に述べたようにシャトー・ジスクールは歴史のあるシャトーですが、他のボルドーのシャトーと同じように、様々な人の手にわたってきました。1330年代にはすでにシャトー・ジスクールの名前を見つけることができ、1552年にはワインが作られていたという記述を見つけることができます。
1847年頃には、当時のオーナーでああるパリの銀行家、ペスカトーレ伯爵が現在のシャトーを建て、ブドウ栽培家のピエール・スカヴィンスキにシャトー・ジスクールのワイン作りを任せています。
1952年(記述によっては1954年、1958年)には、低迷していたシャトー・ジスクールの味や品質を、オーナーとなったアルジェリアのタリ家が数多くの改革をすることで向上させました。タリ家はユニオン・デ・グラン・クリュというボルドーシャトーを統括する組織の会長を務めるほどの権力がありました。
1995年にはオランダ人実業家のエリック・アルバダ・イエルヘルスマ氏がシャトーを購入し、安定した味とコストパフォーマンスの良さでさらに注目されるシャトーに成長させています。現在も彼がこのシャトーのオーナーであり、シャトー・ジスクールに滞在でき、レストランとしても利用できるよう門を開いています。
シャトー・ジスクールの主な銘柄
シャトー・ジスクール
黒系果実の凝縮感がしっかりと感じられる、タンニンや酸が豊富な味わいが特徴です。手摘みされたブドウはステンレスタンクとコンクリートタンクの両方を使い醸造され、ミディアムローストされた新樽を100%使用し、長期熟成可能なワインに仕上げています。熟成期間は18か月から24か月と長期にわたります。ブドウ果汁の25%は樽内でマロラクティック発酵を行い、残りはタンク内で行っています。
ラ・シレーヌ・ド・ジスクール
シャトー・ジスクールに比べ、樹齢30年未満の若いブドウを使用し、新樽は20%、残りの80%は2年目のものを使っているという差がありますが、深く濃いワインの色や果実の凝縮された厚みのある味わいは、力強い味わいを求める方にも満足される美味しさです。 ブドウの比率はシャトー・ジスクールと同じように、カベルネ・ソーヴィニヨンがメインとなっています。熟成期間は12か月。
ル・オー・メドック・ド・ジスクール
セカンドワインのラ・シレーヌ・ド・ジスクールと同じように、新樽を20%、残りの80%を2年目の樽を使用し、12か月間熟成させています。カベルネ・ソーヴィニヨンを50%、メルロを50%と同量使用しており、メルロの比率がシャトー・ジスクールやラ・シレーヌ・ド・ジスクールと比べ高いため、まろやかな舌触りとほんのりスパイシーでコクのある味わいを楽しむことができます。