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ロバート・モンダヴィ
Robert Mondavi
「カリフォルニアワインの育ての親」と言われるロバート・モンダヴィ
「高品質なカリフォルニアワインの育ての親」としてその名を知られる、ロバート・モンダヴィ氏が、1966年、彼の息子とともに立ち上げたワイナリーが、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーです。
その歴史は、イタリア移民の彼の両親に遡ります。ロバートの父、チェザーレは、カリフォルニア州・ローダイに農園を開き、家族用のワインを造っていました。それを手伝ったロバート少年は、ワイン作りに一生を捧げることになりました。彼は、スタンフォード大学で経済、経営を学びました。そのころ、ナパに移り住んだ家族は、ナパのワイナリー、チャールズ・グレーブ・ワイナリーを手に入れます。
当時カリフォルニアワインと言えば、大衆向けの低品質なワインでしたが、ロバートはワイナリーのブドウ畑のブドウを品質のよいブドウに植え替え、徐々に、上質なワインを出荷できるようになります。彼は、家族で小規模に経営しているワイナリーにおいて、技術革新を積極的に推し進めていきます。その一つが低温発酵の試みでした。
ヨーロッパの視察を機に、上質なワイン造りを目指して独立
1959年の父の死後、ワイナリーの経営を、母と弟と共に引き継ぎました。1962年、ヨーロッパのワイン醸造の実情を視察にでかけ、そこでヨーロッパの伝統と技術を目の当たりにした彼は、カリフォルニアの地で、ヨーロッパのような垢ぬけた上質のワインを造りたいと強く思うようになりました。しかし、彼の思いは、母、弟には理解されず、1966年、彼が53歳の時に彼らから独立し、息子とともに、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーを立ち上げました。
彼は、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーで、ヨーロッパのワイン産業の伝統と技術、アメリカの最新テクノロジー、そして経営の知識、戦略的マーケティングの融合を目指しました。
彼が目指したワインは、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーにおいて実現し、さらには、ワインと文化、芸術とのフュージョンを、パートナーであるマーグリット・モンダヴィとともに実行していきました。
2004年に、モンダヴィ・ブランドは、コンステレーション社に吸収され、オーナーは変わりましたが、今なお、世界中のワインラヴァーを魅了し続けています。
カリフォルニアワインを大衆酒から高品質に転換させた功労者
ロバート・モンダヴィ氏が、高品質なカリフォルニアワインの育ての親と呼ばれるのは、ヨーロッパのワイン産業を視察した後、アメリカのワイン産業の未熟さに気づき、それを革新し、カリフォルニアワインを今の地位にまで高めたからです。
彼は、ワイン用のブドウ造りのためには、カリフォルニアの気候風土はぴったりだから、生産方法さえ革新すれば、必ず良質のワインができるとの信念を持ちました。彼が試みた数々の醸造技術は、その後、カリフォルニアの多くのワイナリーでも取り入れられることになりました。
まず、ナパ・ヴァレーで最初に、低温発酵を大規模に行いました。また、ヨーロッパ視察後、巨大なアメリカ杉の樽に代わって、フランス産オークの小樽での熟成を始めました。
一方、1968年に、彼は、当時人気がなかったソーヴィニョン・ブランをフュメ・ブランに改良し、ソーヴィニョン・ブランのアメリカでの認知度を高めました。また、ロバートは、マルロー、シャルドネ、カベルネなどワインをブドウの品種別で販売する方法を積極的に取り入れ、その方法が当たり、今では普通のことになっています。また、ワイナリーでのテイスティングを始めたのも、彼です。
オーパス・ワンの誕生
1979年には、フランス・ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトを運営するバロン・フィリップ・ロートシルトと共同で、カリフォルニア最高のワイン造りを目指したワイナリーが設立されます。それが、かの有名なオーパス・ワンです。
ボルドーの第1級シャトーがカリフォルニアに進出した事は、当時大きなニュースとして取り扱われ、このことはフランスがカリフォルニアワインの実力を認めた事実として、カリフォルニアのワイン産業にとっても大きな転機になりました。
完璧なボルドースタイルで造られるそのワインは、今もなおカリフォルニアを代表するプレミアムワインとして、その評価は高まる一方です。
ロバート・モンダヴィの評価
彼のワイン作りを一言で言い表すならば、「ワイン造りは、芸術であり、文化である」に尽きると思います。彼の生涯をかけたワインへの情熱が結実したものが、ロバート・モンダヴィのワインです。カリフォルニアワインと言えば、低品質ワインの代名詞であり、大衆向けのクオリティーだったものを、ヨーロッパのワインに引けを取らない、世界中の偉大なワインと比肩できるものにまで高めたのが、ロバート・モンダヴィです。それゆえ、彼は、「偉大なカリフォルニアワインの父」と呼ばれるのです。
1978年に運営を始めたウッドブリッジ・ワイナリーのワインは、果実味たっぷりで、飲みやすく、全米で最も愛されているワインの一つになりました。上品さと繊細さを追求した、ロバート・モンダヴィのワインは、カリフォルニアの太陽と、ロバート・モンダヴィのワインへの情熱が一体となり、美しく花開いたワインです。このワインを飲まずして、カリフォルニアワインを語れません。ロバート・モンダヴィのワインをぜひ、味わってみてください。