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シャトー・クリマン
Chateau Climens
シャトー・クリマンの歴史
15世紀以来19世紀の初めまでシャトー・クリマン・ラコストという名のワインをつくっていました。その当時、28haの畑で相当数のワインを造っていましたが、フィロキセラによる被害から逃れることができませんでした。その後、いくつかのオーナーの手に渡りましたが、中興の祖とも言えるべきオーナーの手に渡ることになります
1885年、シャトーを手に入れたのはボルドーで最も有名な日刊紙『シュド・ウエスト』の取締役でもあったアンリ・グヌイユー氏でした。新聞の取締役であった地位を活かし、シャトー・クリマンの品質だけでなく、このシャトーに対する一般の認識をも高めたのです。アンリ氏とその一族の努力もあり1929年、1937年、1947年の偉大な年には、シャトー・クリマンは隣接するシャトー・クーテを凌ぐどころか、あの偉大なシャトー・イケムと肩を並べることさえできたのでした。しかし隆盛を極めた感があったこのシャトーを手放す時が来るのでした。
リュルトン家による所有
1971年、すでに多くのシャトーを有していたリュシュアン・リュルトン氏がこのシャトーのオーナーとなりました。当時、この地区のシャトーを購入する人は皆無といわれていました。甘口ワインの人気が低迷したばかりか、1960年代は悲惨なヴィンテージが多かったせいで、各シャトーどこも赤字。しかし、リュシュアン氏は昔のクリマンを飲み、このシャトーの購入を決めたのでした。
1984年にはセカンドワイン「シプレ・ド・クリマン」が造られました。収穫とワイン造りの緻密さはシャトー・クリマンと同じで、ただ区画のブレンドが違うだけです。また、この1984年にはシャトー・クリマンそのものは造られませんでした。1992年、リュシュアン氏はその資産を10人の子供に譲りましたが、末娘のベレニスにシャトー・クリマンを継がせたのです。
この時までにリュシアン氏が有していたシャトーは、1,メドック格付け第2級、シャトー・ブラーヌ・カントナック、2,同じく第2級、シャトー・デュフォール・ヴィヴァン、3,同じマルゴーの第3級、シャトー・デスミライユ、4,サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラツセB、シャトー・クロ・フルテ、5,グラーヴ格付けクリュ・クラッセ、シャトー・ブスコー、6、そしてこのシャトー・クリマンなどなど、広大なぶどう畑を所有していました。
その時、ベネニスは大学を卒業したばかりでした。人もうらやむその資産は、喜びとなるどころか、彼女を怖気づかせました。というのも、1992年、1993年、1994年と3年連続して天候が不順でクリマンとしてのワインを造ることができなかったのです。1994年に関しても最低限のクオリティーを死守するので精いっぱいでした。「それは私を謙虚にさせる経験であった。というのも、すべては天候に依存しているという冷厳な事実を教えてくれたから」とベレニス・リュルトン女史は振り返ります。また、2004年のような天候不順の年には半分以上のぶどうを捨てるという選択をせねばなりませんでした。
シャトー・クリマンの評価
「シャトー・クリマンは今、バルサックの筆頭シャトーとしての地位を揺るぎないものとして固めつつあり、ソーテルヌの中でその上に立つものは、絶対的な君主であるシャトー・イケムだけである」「シャトー・クリマンは力強さ、芳醇さという点に関しては、シャトー・リューセックやシャトー・ラ・トゥール・ブランシュなどと競う合う立場であるが、バランス、精妙さという点では右に出るものはなく、同時にその長熟する能力も傑出している。」「バルサックの領主」と称えられています。2001年ヴィンテージはパーカーポイント100点満点を獲得しています。
シャトー・クリマンの特徴
クリマンとは「不毛の土地、痩せた土地」という意味。畑はバルサック台地の最も高い位置(ですが標高16m)にある17世紀に建てられた簡素な田舎風の建物の周りに、全部で20区画にも分かれる畑の一部が広がります。砂質粘土の表土は浅く、比較的痩せており、その下に石灰岩の岩盤が綺麗な酸をもたらします。畑の大部分には自然な排水が滞りなく行われるために、更に小さく区分されたり、草で覆われたりしています。
ぶどうの収穫、手摘みの籠には後で検証ができるよう番号が打たれ、選果台がぶどう畑に持ち込まれ、労働者の最終的な報酬は各自の作業の質を見て決定されます。このようにして果実だけでなく、貴腐(ボトリティス)に関しても気を配った質の高い収穫作業が行われます。
リュルトン家がオーナーとなる以前はミュスカデルも植えられていましたが、現在では畑の栽培面積100%セミヨンが植えられています。出来の悪く、しっかりと貴腐が付着しないぶどうで安直に辛口ワインを造ることを良しとせず、きちんと貴腐が付く年にしかワインは造られません。2010年より、醸造責任者を務めるフレデリック・ニヴェル氏とともにぶどう畑全体をバイオダイナミック農法へと転向しています。
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シャトー・クリマン 2008 白
Chateau Climens 2008 スピード出荷
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(消費税込:12,078円)
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シャトー・クリマン
Chateau Climens
シャトー・クリマンの歴史
15世紀以来19世紀の初めまでシャトー・クリマン・ラコストという名のワインをつくっていました。その当時、28haの畑で相当数のワインを造っていましたが、フィロキセラによる被害から逃れることができませんでした。その後、いくつかのオーナーの手に渡りましたが、中興の祖とも言えるべきオーナーの手に渡ることになります
1885年、シャトーを手に入れたのはボルドーで最も有名な日刊紙『シュド・ウエスト』の取締役でもあったアンリ・グヌイユー氏でした。新聞の取締役であった地位を活かし、シャトー・クリマンの品質だけでなく、このシャトーに対する一般の認識をも高めたのです。アンリ氏とその一族の努力もあり1929年、1937年、1947年の偉大な年には、シャトー・クリマンは隣接するシャトー・クーテを凌ぐどころか、あの偉大なシャトー・イケムと肩を並べることさえできたのでした。しかし隆盛を極めた感があったこのシャトーを手放す時が来るのでした。
リュルトン家による所有
1971年、すでに多くのシャトーを有していたリュシュアン・リュルトン氏がこのシャトーのオーナーとなりました。当時、この地区のシャトーを購入する人は皆無といわれていました。甘口ワインの人気が低迷したばかりか、1960年代は悲惨なヴィンテージが多かったせいで、各シャトーどこも赤字。しかし、リュシュアン氏は昔のクリマンを飲み、このシャトーの購入を決めたのでした。
1984年にはセカンドワイン「シプレ・ド・クリマン」が造られました。収穫とワイン造りの緻密さはシャトー・クリマンと同じで、ただ区画のブレンドが違うだけです。また、この1984年にはシャトー・クリマンそのものは造られませんでした。1992年、リュシュアン氏はその資産を10人の子供に譲りましたが、末娘のベレニスにシャトー・クリマンを継がせたのです。
この時までにリュシアン氏が有していたシャトーは、1,メドック格付け第2級、シャトー・ブラーヌ・カントナック、2,同じく第2級、シャトー・デュフォール・ヴィヴァン、3,同じマルゴーの第3級、シャトー・デスミライユ、4,サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラツセB、シャトー・クロ・フルテ、5,グラーヴ格付けクリュ・クラッセ、シャトー・ブスコー、6、そしてこのシャトー・クリマンなどなど、広大なぶどう畑を所有していました。
その時、ベネニスは大学を卒業したばかりでした。人もうらやむその資産は、喜びとなるどころか、彼女を怖気づかせました。というのも、1992年、1993年、1994年と3年連続して天候が不順でクリマンとしてのワインを造ることができなかったのです。1994年に関しても最低限のクオリティーを死守するので精いっぱいでした。「それは私を謙虚にさせる経験であった。というのも、すべては天候に依存しているという冷厳な事実を教えてくれたから」とベレニス・リュルトン女史は振り返ります。また、2004年のような天候不順の年には半分以上のぶどうを捨てるという選択をせねばなりませんでした。
シャトー・クリマンの評価
「シャトー・クリマンは今、バルサックの筆頭シャトーとしての地位を揺るぎないものとして固めつつあり、ソーテルヌの中でその上に立つものは、絶対的な君主であるシャトー・イケムだけである」「シャトー・クリマンは力強さ、芳醇さという点に関しては、シャトー・リューセックやシャトー・ラ・トゥール・ブランシュなどと競う合う立場であるが、バランス、精妙さという点では右に出るものはなく、同時にその長熟する能力も傑出している。」「バルサックの領主」と称えられています。2001年ヴィンテージはパーカーポイント100点満点を獲得しています。
シャトー・クリマンの特徴
クリマンとは「不毛の土地、痩せた土地」という意味。畑はバルサック台地の最も高い位置(ですが標高16m)にある17世紀に建てられた簡素な田舎風の建物の周りに、全部で20区画にも分かれる畑の一部が広がります。砂質粘土の表土は浅く、比較的痩せており、その下に石灰岩の岩盤が綺麗な酸をもたらします。畑の大部分には自然な排水が滞りなく行われるために、更に小さく区分されたり、草で覆われたりしています。
ぶどうの収穫、手摘みの籠には後で検証ができるよう番号が打たれ、選果台がぶどう畑に持ち込まれ、労働者の最終的な報酬は各自の作業の質を見て決定されます。このようにして果実だけでなく、貴腐(ボトリティス)に関しても気を配った質の高い収穫作業が行われます。
リュルトン家がオーナーとなる以前はミュスカデルも植えられていましたが、現在では畑の栽培面積100%セミヨンが植えられています。出来の悪く、しっかりと貴腐が付着しないぶどうで安直に辛口ワインを造ることを良しとせず、きちんと貴腐が付く年にしかワインは造られません。2010年より、醸造責任者を務めるフレデリック・ニヴェル氏とともにぶどう畑全体をバイオダイナミック農法へと転向しています。