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    商品カテゴリ一覧 > ブルゴーニュ > ボジョレー

    ボジョレー Beaujolais

    マコネー地区のサン・ヴェランの南からはじまる広大な地域がボジョレー地区です。南北55キロメートル、東西15キロメートルにわたる起伏にとんだ丘陵地帯(平均標高300m)で、総面積は約2万ヘクタールにもなります。地区内の96ヶ村に、ぶどう栽培農家、中小醸造元(7ha以下が約4000件)が散在しています。

    ボジョレー地区の土壌は石灰質土壌ではなく、北部が砂混じりの粘土に覆われた花崗岩、南部は粘土質となります。ワインのぶどう品種は、赤とロゼワインはガメイ、白ワインはシャルドネもしくはアリゴテが使われます。

    14世紀頃まで、栽培がしやすく収穫量が多いガメイは、北のコート・ドール一帯でも栽培されていたようです。しかし、この地方の特徴である石灰質土壌では、酸味の強い、薄いワインしかでませんでした。その頃のブルゴーニュ公国を統治していたフィリップ2世は、この凡庸なワインを嫌い、コート・ドールでガメイを栽培することを禁止しました。この「ガメイ種禁止勅令」により、コート・ドール一帯のガメイは引き抜かれ、引き抜かれたガメイは南のボジョレー地区に移植されましたが、その事が逆に花崗岩土壌でよく育つガメイにとっては、功を奏すこととなりました。

    その後、第2次大戦前までは、リヨンの地酒にすぎなかったボジョレーワインでしたが、戦後、そのフレッシュさと、痛飲できる愛すべきワインとしてパリで人気を呼び、やがて世界中で愛飲されるワインとなっていきます。

    ボジョレーのAOC


    ボジョレーには4つのAOP(AOC)があます。


    ボジョレー(Beaujolais)
    ボジョレー・シュペリュール(Beaujolais Superieur)
    ボジョレー・ヴィラージュ (Beaujolais Villages)
    クリュ・ボジョレー(Cru Beaujolais)


    AOCボジョレーは、ボジョレーの生産量のおよそ半分をしめ、南部の平坦な地形で、砂の多い土壌から生まれます。早熟で軽やかなタイプで、赤・白・ロゼワインが認められています。ボジョレー・シュペリュールは、最低アルコール度数が0.5%高いだけで、あまり気にするほどの意を持たないのですが、ワインは赤ワインのみです。ボジョレー・ヴィラージュは、ボジョレー地区のほぼ北半分の39の村から産出されるもので、赤・白・ロゼワインが認められています。ボジョレー全体の4分の1を占めるクリュ・ボジョレーは、特別な品質を認められ村名を表示できる、いわばボジョレーとしては最も格上のワインです。現在10銘柄が認められています。北から並べると、サンタ・ムール、ジュリエナス、、ムーラン・ア・ヴァン、フルーリー、シルーブル、モルゴン、レニエ、ブルイィ、コート・ド・ブルイィとなり、ワインのタイプは赤ワインのみが認められています。

    クリュ・ボジョレー(Cru Beaujolais)一覧


    クリュ・ボジョレーは、特に優れたワインを生産している10カ村に与えられたAOCの総称です。10の村名がAOCとして認定されていますが、中には2〜10の村で一つの地区を構成するものがあるため、現在クリュ・ボジョレーに含まれる村は22あります。ボジョレー地区の土壌は石灰質土壌ではなく、北部が砂混じりの粘土に覆われた花崗岩、南部は粘土質となります。ガメイ種は花崗岩土壌でよく育つとされ、クリュ・ボジョレーのワインはすべて北部に集中しています。クリュ・ボジョレーを名乗るワインはすべてガメイ種から造られる赤ワインのみです。

    1. サンタ・ムール(Saint-amour)

    サンタ・ムールは、マコンに近い最北のクリュ・ボジョレーで、赤と白の畑が混在し、白ワインはサン・ヴェランを名乗ることができます。サンタ・ムールとは「愛の聖人」との意味ですが、ワインは一種のくせと特有の果実味を持ったものもあり、名前のイメージと重ならないときもあります。

    2. ジュリエナス(Julienas)

    ジュリエナスは、サンタ・ムールの西側に位置し、サンタ・ムールより標高が高く、畑の斜面は険しいのですが、その分ワインはしっかりとした骨格となります。

    3. シェナス(Chenas)

    シェナスは、10のクリュの中で一番小さく、シェナスの一部はAOCムーラン・ア・ヴァンを名乗れます。シェナスの名前のは、この地に樫(Cheneシェーヌ)が植えられていたことに由来する。ワインはムーラン・ア・ヴァンに似ているが、やや軽めのタイプが多い。

    4. ムーラン・ア・ヴァン(Moulin a Vent)

    ムーラン・ア・ヴァンは、クリュ・ボジョレーの代表格で、しっかりとした骨組みと肉付きをしています。ムーラン・ア・ヴァンとは実は村名ではありません。AOCムーラン・ナ・ヴァンに対応する生産地は、シェナ村とロマンシュ・トラン村にある約670ヘクタールのぶどう畑です。ロマンシュ・トラン村には風車があり、ムーラン・ナ・ヴァンというAOC名はこの風車にちなんで付けられたそうです。

    5. フルーリー(Fleurie)

    フルーリーは、ムーラン・ナ・ヴァンの南西部にあります。フルーリー(花)の名のように華やかで優雅、かつ優しさを感じますが、タンニンが柔らかい分、長命ではありません。

    6. シルーブル(Chiroubles)

    シルーブルは、フルーリーとモルゴンに半ば挟まれたように、西側の奥手の山側にあり、クリュのなかで最も標高が高い位置(750m)にあります。標高が高いため、ぶどうが熟するのが一番遅く、ワインも10のクリュの中では軽やかで、一番早く熟成します。早飲みできるシルーブルのファンは多く、フランス人はシルーブルが大好きで、地元でその年のワインを売り切ってしまうのはこの村が一番早いとのことです。

    7. モルゴン(Morgon)

    モルゴンは、北部のVillie-Morgonと南部のBas-Morgonにブドウが植えられていますが、同じモルゴンと言っても地勢や地質が異なり、後者の地域のワイン品質ははっきり劣ります。この両者の間にMon du Py地区があり、ここにモルゴン最高の単独クリマがあります。モルゴンはクリュ・ボジョレーの中でも逞しく濃厚で、肉付きのよい長命なワインを生みます。

    8. レニエ(Regnie)

    レニエは、1988年にボジョレー・ヴィラージュから格上げされた最も新しいアペラシオンです。ワインのタイプは軽くてシルーブルに似ています。ここの西の奥手には、ボジョレーの名前のもとになったBeaujeuの村落があります。

    9. ブルイィ(Brouilly)

    ブルイィは、クリュ・ボジョレーの一番南端に位置し、面積は1300ヘクタールと最も広いです。接する6ヶ村を含む地区で、どこもボジョレー・ヴィラージュを造っていますが、片岩と花崗岩が混じった土壌の畑だけからブルイィは造られます。生産者も多く、素直なワインで、むずかしいことを言わないで飲める良いワインのひとつです。

    10. コート・ド・ブルイィ(Cote de Brouilly)

    ブルイィ地区の中心に、すり鉢を伏せたような小高い丘があります。その山裾をとりまく斜面がコート・ド・ブルイィです。このコートが造りだすワインは単なるブルイィより一格あがる存在です。アルコール度も高く、リッチで果実味があふれるワインとなります。


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