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価格7,150円(本体価格:6,500円)
価格11,550円(本体価格:10,500円)
価格328,900円(本体価格:299,000円)
価格63,360円(本体価格:57,600円)
価格4,664円(本体価格:4,240円)
価格4,400円(本体価格:4,000円)
価格17,600円(本体価格:16,000円)
価格7,216円(本体価格:6,560円)
価格45,760円(本体価格:41,600円)
価格10,120円(本体価格:9,200円)
価格7,480円(本体価格:6,800円)
価格9,504円(本体価格:8,640円)
価格10,560円(本体価格:9,600円)
価格8,800円(本体価格:8,000円)
価格13,200円(本体価格:12,000円)
価格3,520円(本体価格:3,200円)
価格5,720円(本体価格:5,200円)
価格4,928円(本体価格:4,480円)
価格14,080円(本体価格:12,800円)
価格5,368円(本体価格:4,880円)
マルゴー Margaux
ボルドーの左岸、オー・メドックの南に位置するマルゴー。大きくAOCマルゴーと言われますが、詳細にはコミューンと言われる小さな村の集まりで、マルゴー村、アルサック村、カントナック村、ラバルド村、スーサン村の5つからなります。いずれの村のワインもAOCマルゴーを名乗れますが、認められているのは赤ワインだけで、白ワインはどんなに高価なものでもAOCボルドーとなります。格付けシャトーのある4つの村の中では最大の面積を誇り、ブドウの栽培面積は1500ヘクタールに及びます。AOCの名前がそのままシャトー名になっている、第1級のシャトー・マルゴーを筆頭に、第2級が5つ、3級が10、4級が4つ、5級が2つの合計22の格付けシャトーがあり、オー・メドック中でも格付けシャトーが最も多いアペラシオンです。
格付けされていないシャトーも60近くあり、村名アペラシオンを最もよく見かけるオー・メドックのAOCでもあります。
日本では、小説でドラマ化もされた「失楽園」の最後のシーンで飲んだワインとして、シャトー・マルゴーがブーム的な人気となり、ただのAOCマルゴーのワインをシャトー・マルゴーと勘違いして購入する人が続出したという話もあります。シャトー・マルゴーは別格としても、AOCマルゴーのワインなら品質はある程度担保されますので、間違えて買った人達にとっても美味しいワインだったとは思いますが、このあたりをしっかり分類出来るかがワイン通を名乗れるかどうかの分かれ目ですので注意してください(笑)。
マルゴーの土壌、特徴
砂利土壌の割合が極めて高いポイヤックやサン・ジュリアンと比べると、砂利と砂が混じった土壌が多いエリア。石灰岩や粘土の土壌もあり、そこにはカベルネ・ソーヴィニヨンよりもメルローが多く植えられています。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体ではあるものの、格付けシャトーがある他の3つの村に比べるとメルローの比率が高く、その分タンニンが滑らかなのがマルゴーの特徴。その繊細で華やかな香りはオー・メドック随一と言われ、力強さはありながらも、女性的であると良く言われます。
アペラシオンそのものが名前となっている、シャトーマルゴー
その歴史は12世紀まで遡り、16世紀には今のシャトーの礎が築かれていたと言われるシャトー・マルゴー。AOCマルゴーの特徴である、繊細さとエレガントさの極みと言われており、その華やかな香りは一度体験したら忘れらる事が出来ません。
1960年代、70年代頃に一時的に品質が低下した時期もありますが、その品質は1855年に格付け第1級に認定されて以降、ボルドーのトップシャトーとしての地位保ち続けています。
また、近年では同じくマルゴーで生産する白ワイン、「パヴィヨン・ブラン」も高い評価を得ており、価格もグングンと高騰してきています。
マルゴーのライバル、シャトー・パルメ。メドック初のシンデレラワイン、シャトー・マロジャリア
シャトー・マルゴーと一緒にAOCマルゴーを代表しているシャトーといえば、誰もが答えるであろうシャトー・パルメ。マルゴーの中でもメルローの使用比率が一段と高く、最高級なポムロルを思わせるような柔らかさがあります。それでいて、マルゴーらしい妖艶な香りを併せ持っています。格付けは第3級ですが、評価としても価格としても、殆ど2級と1級の間のような扱いを受けています。
第2級のローザン・セグラは、同じく第2級のローザン・ガシーと混同されることも多いですが、今や完全にローザン・セグラの方が高く評価されています。1994年にスーパーブランドのシャネルが経営権を取得し、豊富な資金力を背景に大規模な改修を実施。特に2000年以降のヴィンテージでは、安定して高品質なワインを造り続けています。
他にも、シャトー・ブラーヌ・カントナック、シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ、シャトー・ディッサン、シャトー・ジスクール等も近年その評価を上げてきています。
また、格付け外では、1999年にファーストヴィンテージがリリースされたガレージワイン、シャトー・マロジャリア。サンテミリオンのシャトー・ヴァランドローをシンデレラワインに仕立て上げた、ジャン・リュック・テュヌヴァンが手がけるシャトーで、メドック初のシンデレラワインとも評され、その評価は殆ど第2級格付けに匹敵するレベルです。
格付けシャトー内でもレベルの差が見られる
圧倒的な知名度を誇るシャトー・マルゴーがある一方、「こんな格付けシャトーあったっけ?」という知名度の低い格付けシャトーも存在するAOCマルゴー。ポイヤックの殆どのシャトーが格付けに見合うか、それ以上の評価を得ているのに対し、マルゴーの中には格付けに見合わないシャトーもありますので、単純に「格付け◯級だから安心」とは言えない難しさがあります。とはいえ、全体的なレベルは上昇傾向にありますので、マルゴー全てのシャトーが輝きをを取り戻すのも、そう遠くはない未来だと思います。
マルゴーの主なシャトー
シャトー・マルゴー(第1級)
シャトー・ローザン・セグラ(第2級)
シャトー・ローザン・ガシー(第2級)
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン(第2級)
シャトー・ラスコンブ(第2級)
シャトー・ブラーヌ・カントナック(第2級)
シャトー・キルヴァン(第3級)
シャトー・ディッサン(第3級)
シャトー・ジスクール(第3級)
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ(第3級)
シャトー・ボイド・カントナック(第3級)
シャトー・カントナック・ブラウン(第3級)
シャトー・パルメ(第3級)
シャトー・デスミライユ(第3級)
シャトー・フェリエール(第3級)
シャトー・マルキ・ダレーム・ベッケル(第3級)
シャトー・プージェ(第4級)
シャトー・プリューレ・リシーヌ(第4級)
シャトー・マルキ・ド・テルム(第4級)
シャトー・ドーザック(第5級)
シャトー・デュ・テルトル(第5級)
シャトー・カントメルル(第5級)
シャトー・マロジャリア