現在はワイン銘醸地として名高い、ニュージーランド南島マールボロ。このワインの造り手アラン・スコット氏は、「ニュージーランドワイン産業のはじまり」と言われている1973年に、マールボロの大地にぶどうを植樹したメンバーの一人です。

その後もぶどう栽培に注力し、多くのワイナリーへ良質なマールボロ産のぶどうを供給していましたが、1990年、自身の名前でワインをリリースするようになりました。2011年6月には、ニュージーランドのワイン産業への貢献を称えられ、エリザベス女王の誕生日に叙勲の栄誉を賜っています。

いくつかあるラインアップのひとつ、ジェネレーションズシリーズは、所有する畑の中でも最良の区画で大切に育てられ、低収量で収穫されたぶどうのみを使用しています。

ゲヴュルツトラミネールを使用したこのワインは、奥ゆかしくも華やかなライチと白バラの香り、ほんのり甘くフルーティでピュアながらもスパイシーな余韻を残す、その優しい味わい。

エチケットには、ぶどう畑を開拓した時代に、畑にやってくる鳥などを追い払うなどして活躍したワインドッグが描かれています。