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チェレット
Ceretto
「大地、大地、大地、そして大地」、ブドウ栽培ありきのワイナリー
イタリアの食文化の研究に多大な功績を残したジャーナリスト、ルイージ・ヴェロネッリは、ワイン製造の極意はひたすら「大地にある」と書き残しています。
このヴェロネッリの哲学をそのまま貫いているのが、ワイナリー「チェレット」です。チェレットの礎を築いたのは、1937年にピエモンテ州アルバでワイン醸造を開始したリッカルド・チェレットです。この初代は、ブドウの選別とワインについての哲学の基礎を作った人でした。
名門ワイナリーとして名を連ねる「チェレット」が興隆期を迎えるのは、リッカルドの二人の息子ブルネッロとマルチェッロの時代です。兄弟は、ワインの醸造の根本はクリュの選択にあると直感し、60年代にブルゴーニュをはじめとするさまざまなワイナリーを訪れました。
二人は、バローロとバルバレスコのワインは世界でも最高レベルのワインであると確信します。そして、ブドウ畑の選択の重要性を実感しました。ところが兄弟の父リッカルドはこの意見に大反対、親子はワイン醸造の方法を巡って大論争となりました。
しかし、二人の息子は頑固に意志を通します。
1986年、世界で最も影響力のあるワイン雑誌「ワイン・スペクテイター」は、表紙にブルネッロとマルチェッロのチェレット兄弟を「バローロ・ブラザーズ」の文字とともに起用しました。当時50才にもなっていなかったブルネッロとマルチェッロですが、こうしたメディアの礼賛にも有頂天になることなくワイナリーの運営に精魂を傾けました。
チェレットの成長とときを同じくして、ランゲのワインも世界レベルに成長していったのです。
現在、3代目となる世代は、ブルネッロとマルチェッロの子供たちフェデリーコ、リーザ、アレッサンドロ、ロベルタ・チェレットが引き継ぎ、さらなる挑戦を続けています。
2代目がこだわり続けた歴史あるクリュ
価値あるワインを生み出す歴史的なクリュは、誰も手放したがらないのが常識です。そのため、チェレットが切望していたクリュを手に入れるのに40年を要しました。
チェレット一族が心酔していたワイン醸造の先達ルイージ・ヴェロネッリの言に従い、満足ゆくクリュが手にはいるまでは、他所からブドウを購入しワインを生産していたのです。跡継ぎがいない歴史的なブドウ畑が売りに出されるまで、チェレットは満を持して待ち続けたのでした。
現在、ワイナリーが所有するブドウ畑は160ヘクタール。そのうち、バローロは11ヘクタール、バルバレスコは8ヘクタール、ブランジェ(アルネイス)が80ヘクタール。いずれも、「カンヌビ・サン・ロレンツォ」「ブリッコ・ロッケ」「アジリ」など、歴史的にも高名なブドウ畑ばかりです。
2010年から始まった有機栽培
1999年から父たちのあとを継いだ3代目は、2010年からチェレットの全ブドウ畑において有機栽培を開始、2015年に公的な保証を獲得しました。
そのプロジェクトと並行して、バローロとバルバレスコの全クリュ20ヘクタールでは、バイオダイナミック農法を実施、いずれも非常に肯定的な結果を得ています。
ワイナリーでは、将来に向けてブドウ畑が生物学的にも成長し人類の遺産として継続してほしいと願っています。
チェレットが所有する4つの貯蔵庫
2014年にユネスコの世界遺産にも認定されたピエモンテ州のブドウ畑。その美しい丘陵地帯に、チェレットは4つの貯蔵庫を所有しています。
ブルネッロとマルチェッロ・チェレットは、ブドウが成長した土地での醸造にこだわりました。そのため、4つもの醸造所が造られることになったのです。
チェレット(モンソルド・ベルナルディーナ)
ブリッコ・ロッケ(カスティリオーネ・ファッレット)
ブリッコ・アジリ(バルバレスコ)
ヴィニャイオーリ・ディ・サント・ステファノ(サント・ステファノ・ベルボ)
チェレットのワイン
バローロ・ブリッコ・ロッケ
ベリー類、黒檀、チョコレートなどの豊かな香りが特徴。口に含めば、清涼感のあるエレガンスを長く楽しむことができます。
バロン型のワイングラスで、肉料理、熟成チーズとお楽しみください。