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エドシック・モノポール

Heidsieck & Co. Monopole


エドシック・モノポールは、シャンパーニュ史上最も歴史あるメゾンで、世界で4番目に古いという歴史を持ちます。

その起源は1777年まで遡ります。ドイツ人で羊毛商のフロレンツ・ルードウィッヒ・エドシックがシャンパーニュ地方の大都市ランスを訪れた際、同じく羊毛商のニコラ・ペルトワ氏と知り合い、その8年後1785年にペルトワ氏の娘と結婚したことから始まります。そしてランスを拠点として、織物とワインの事業を始めました。フロレンツ氏のシャンパン事業は大成功を収めます。19世紀初頭にロシア皇帝に愛され、そしてフランス王妃御用達のブランドともなり、その後は繊維産業からは身を引きシャンパーニュ醸造に専念するようになりました。

タイタニック号の公式シャンパンに


その後も躍進は続き、1860年のブルー・トップ・ドライ・ブリュットの大ヒットにより、その知名度は更に高まります。タイタニック号と言えば日本人でも誰もがわかる豪華客船ですが、タイタニックの公式シャンパンに採用されるなど、20世紀に入り世界有数のシャンパンブランドに成長することになります。現在はヴランケン・ポメリー・モノポールグループの主要ブランドとなっております。

世界の一流航空会社、例えば、エールフランス、ブリティッシュ・エアウェイズ、スイス航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空といった会社がこぞってエドシック・モノポールを客室のファースト・ビジネスクラスで採用しています。そして有名ホテルなどでも採用され、産地フランスを始めイギリス、ドイツ、アメリカなどでもトップクラスの人気を得ています。

沈没船から飲める状態で発見された奇跡のワイン


エドシック・モノポールにはまるで神話のようなエピソードがあり、そのことがこの世界的に愛されるシャンパンの知名度をさらに高めることとなっています。

第一次世界大戦中の1916年11月3日、多くのワインやコニャックを積んだ貨物船ジョンコッピング号がロシアのサンクトペテルブルグに向かう途中、スウェーデン沖でドイツの潜水艦によって沈められました。船はそれから82年後の1998年7月に発見されましたが、水没したにも関わらず積荷のアルコールの中で唯一若々しい状態を保ち続けていたのがエドシック・モノポール2400本だったと言われております。この奇跡のエピソードは世界中に発信され、人々を驚かエドシック・モノポールの不動のポジションを確たるものにしたと言われております。

代表作ブルー・トップ・ブリュット


スタンダード・キュヴェであるブルー・トップ・ブリュットはワイン好きであれば誰もが一度は目にしたことがあるエチケットです。鮮やかな黄色が印象的で華やかなイメージです。品質はもちろんのこと、安定感のある味わいのためどんな場面でも楽しめるのがブルー・トップ・ブリュットだと言われています。

トーストやバターのような香ばしいアロマが特徴でワインはピノノワール70%、シャルドネ20%、ピノムニエ10%で構成されています。泡立ちも爽快な飲み口も魅力です。

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