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かつて甘口ワインが主流だったドイツは、近年世界的な需要に合った 辛口ワインへの転換 が進んできました。


ドイツを代表する品種リースリングもそうした例に漏れないのですが、このような ドイツ産辛口リースリングを象徴するワイン が、このたび銘醸地・モーゼルより入荷!


ドイツのお値打ちモダン・リースリングならこの1本!


と皆様にオススメしたい、 新世代リースリングのお手本 となるようなコスパの高い逸品なのです!



その名は ローゼン・リースリング・トロッケン。


モーゼル特有の シャープな酸味、 レモングラスのような心地よい刺激を感じさせる繊細な香り。


そして果汁の質の高さを想わせるふくらみとなめらかな口当たり、ミネラル感、そしてそれらがよくまとまった非常にバランスのとれた味わいは、 生牡蠣の他シーフードとも抜群にマリアージュ!


リースリングの特徴を良く表し、シンプルながらも高品質なこのワインですが、当店での販売価格は 1,000円台 という、驚きの価格に抑えられているんです!



このワインを造るのは ローゼン・ブラザーズ、 200年の歴史を持つローゼン醸造所が、 コストパフォーマンスを追及した結果誕生 したネゴシアン・ブランドの1つ。


イギリスのデカンタ誌で 「マン・オブ・ザ・イヤー」 を受賞するなど、今でこそリースリングの製造にかけて世界的に名を馳せる醸造所ですが、昔はお世辞にも良質とは言えないワインが造られていました。


昔ながらの手法は良いものの、収穫量を重んじるあまり品質は二の次、 向上心を忘れ進歩の無い作業にしがみつく古いスタッフには、怠惰とも言える空気が蔓延していたようです…。



そこに革命を起こしたのが現当主の エルンスト・ローゼン さん。


彼は1988年に父親から醸造所を引き継ぐと 根本からの改革 を決断、化学肥料の廃止・収量の制限・妥協しない選果など厳しい作業を実施し、それまでのぬるま湯に漬かってきた古い人間たちは、全員ついてこれず去って行ったのだとか。


その後も革命とも言うべき改善を重ねていった結果、ローゼン醸造所はわずか10年足らずのうちに、 ドイツでトップクラスの醸造所 として知られるまでに生まれ変わったのでした! >



現在ローゼン醸造所のワインは世界中にファンを持ち、その中には ワイン界の重鎮 も多く存在します。


英国の評論家で、マスター・オブ・ワインの資格を持つ ジャンシス・ロビンソン は、ラングドック=ルーションの別荘でローゼンのリースリングを愛飲しているのだとか!


極めつけはカリフォルニアのカルト・ワイナリーである キスラー・ヴィンヤーズ、 ブルゴーニュの超一流生産者 ポンソ ニコラ・ポテル といった面々…。


彼らはエルンストさんが自分の国を訪れると知ると、


「ケースでワインを送ってくれ!」


と、直接電話をかけてくるのだそうです(笑)



エルンストさんは リースリング・ルネッサンス として、かつてドイツのリースリングが、ボルドーやブルゴーニュのワインと並び称された時代の復活を提唱してきました。


もはやそれは夢物語ではなくなり、 ドイツワインの新たな再生は、ローゼン醸造所をはじめ革新的なワイナリーたちによって牽引されていく事でしょう!



ドイツの辛口リースリングを主導する、ローゼン醸造所の傑作品!

モーゼル特有のエレガントな果実味と酸、粘板岩土壌のミネラルが十分楽しめる!

1,000円台という価格でありながら、その内容は非常にコストパフォーマンスが高いと思います!