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ジャック・プリウール
Jacques Prieur
18世紀末から続く、歴史ある生産者
18世紀末に、現在まで続くドメーヌ名でもあるジャック・プリウール氏によって設立された、ドメーヌ・ジャック・プリウール。
ドメーヌの創始者ジャック・プリウール氏は、1934年創設のシュヴァリエ・ド・タストヴァン(ブルゴーニュ利き酒騎士団)の創立メンバーの一人でした。当初はブルゴーニュ地方のワインだけでなく、各地の歴史や文化、郷土料理、その地域の民俗文化の紹介に力を注ぎました。その後、優秀なブルゴーニュワインを認定し、高品質なブルゴーニュワインを世界に広めることに貢献していきます。
しかし、ジャック・プリウールは、ブルゴーニュワインの振興に一定の役割を果てしていたにもかかわらず、また、好立地の畑を所有しながらも、ドメーヌ自体は、長い間十分な評価を得られずにいました。
1990年以降、飛躍的に品質が向上
1988年になって、ムーラン・ナヴァン出身のエドワール・ラブリュイエール氏の一族が、ジャック・プリウールを買い取り、メルキュレのワイン卸売業者、ネゴシアンのアントナン・ロデ社と共同経営を始めました。
ビオロジック(有機農法)を取り入れ、ドメーヌの改革を推し進めました。また同時に、醸造家のナディーヌ・ギュブラン女史を招請しました。彼女の細やかな感性、ワインに対する愛情と、醸造に対するたぐいまれな才能は、ジャック・プリウールを、ムルソーで抜きんでたドメーヌに美しく脱皮・成長させ、いまやムルソーでは出色のドメーヌと呼ばれるまでになりました。
現在の所有者のエドワール・ラブリュイエール氏は、ボルドー・ポムロールのシャトー・ルジェも傘下に入れました。ボルドーでのネゴシアンとしての経験を生かし、ラブリュイエール氏は、2008年より、ジャック・プリウールを率いています。
モンラッシェ、ミュジニー、シャンベルタン等、9つのグラン・クリュを所有
ジャック・プリウールは、モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラシェ、ミュジニー等、格別な9つのグラン・クリュとプルミエ・クリュ14を合わせて、21ヘクタールの畑を所有しています。
ブルゴーニュの生産者の中でもこれだけのラインナップのグラン・クリュを所有しているのは、一握りの生産者しかいません。
コルトン・シャルルマーニュ
シュヴァリエ・モンラッシェ
モンラッシェ
クロ・ヴージョ
コルトン
シャンベルタン
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
エシェゾー
ミュジニー
ジャック・プリウールのワイン造り
1990年に醸造家のナディーヌ・ギュブラン女史を迎えた事で、ジャック・プリウールのワインのクオリティは飛躍的に進歩しました。ナディーヌのワイン作りの根幹は、「テロワールを理解する」ことです。
彼女は、「ワインメーカーとして、ブドウ栽培から醸造までの全工程に関与し、それらを正確に丁寧に行うことは言うまでもなく大切なことですが、自分にとって最重要なことは、どんなブドウを手に入れるかということです」と言います。
その為、2000年からは有機農法が採用され、さらには馬による耕作も行われています。天然酵母でアルコール発酵を行い、樽での熟成は白ワインであっても12〜18か月と長い時間をかけます。
さらに、現所有者ラブリュイエール氏は、発酵を大型の樽に変えました。また、赤ワインの全房発酵比率を上げ、ビオディナミへの転換を図っています。ビオディナミへの転換について、ラブリュイエール氏は、「ビオディナミによってワインは正確さが増した。これからの世代のためにビオディナミを進めていきたい」と語っています。
女性醸造家として初の「ベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞
長い間、不振を続けていたドメーヌを、今やブルゴーニュで押しも押されもせぬ名門に押し上げたのが、女性醸造家ナディーヌ・ギュブラン氏であることに疑問を差しはさむ人はいないでしょう。
彼女は1997年に、フランスのワイン雑誌「レヴュー・ド・ヴァン」誌が選ぶ、ベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを女性として初めて受賞しています。まさに、醸造家の中の醸造家と呼ばれるにふさわしい人です。
彼女の功績は、テロワールの本質を見極めたワイン作りです。そして、ブドウの成熟度にこだわり、収量を低く抑えています。そこから生み出された、ジャック・プリウールのワインは、えもいわれぬ色調、複雑な香気、芳醇な味わい、そしてそれらが融合した柔らかなテイストが誇りです。
ワイン評論家からの評価も高く、ロバート・パーカー氏はジャック・プリウールのワインについて、「きわめてすぐれたブドウ畑によってのみ達成できる水準」とコメント。近年はパーカーポイントも非常に高く、安定して90点以上を獲得しています。