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ラングドック・ルーション Languedoc-Roussillon
フランスの一大産地として知られる、地中海沿岸に広がるラングドック・ルーション地方。産地のカテゴリ分けとしては、ラングドック地方とルーション地方を一括りにまとめ、こうして呼ばれるのが一般的となっています。
年間生産量は900万hl近くに及び、フランス最大のワイン産地として知られますが、その大部分をラングドックの低価格帯ワインが占めるのが現状。これはかなりスゴイ量で、日本を含めた世界各国に大量に輸出されており、リーズナブルな価格ながら一定のレベルを備えた品質が高い支持を受けています。
同じフランスのワイン産地でありながらも、ボルドーやブルゴーニュをはじめとした高級路線の地域と比べれば、ターゲットの消費者やワインの方向性など、あらゆる点において異なる道を歩んでいる地域と言えるでしょう。
生産量一辺倒だけでなく、品質重視のムーヴメントが加速中!
ラングドック地方の気候条件は、一部を除いて地域のほとんどが地中海性気候。ブドウという植物本来の生育に、元より適している恵まれた環境であり、「植えれば放っておいてもブドウが育つ」なんて言われる事も。原料には困らないラングドックのワイン、以前はとにかく安酒の大量生産地で、「安かろう悪かろう」で当たり前という、あまり良くないイメージが一般的でした。
しかし近年のラングドックワインの、品質向上には目を見張るものがあります。あまり知られていませんが、ラングドックにおけるブドウ畑全体の面積は、2005年からわずか数年でなんと50000ha以上も減少しました。この減少したの面積の大部分は、収穫量を求めるあまりに植えられた、品質に期待のできない場所のブドウ畑ばかり。EUの主導で進められた計画的な減反政策によるもので、このような大規模レベルの戦略も功を奏し、地域全体の品質向上に良い影響をもたらしているようです。
もちろん安価なだけで内容は並未満、というワインも造られ続けてはいますが、もはやラングドック地方は、そういったワインだけに頼っている産地ではないのは確かなようです。
フランスの中の新世界! 志高い生産者を受け入れる懐の深い産地!
ラングドックに集まってくる、優秀で意欲的な生産者は後を絶ちません。法外な畑の地価や伝統的な格付けなどといったしがらみが、ほとんど存在しないラングドック地方。ボルドーやブルゴーニュなどと比べて、ラングドックではブドウを植える場所、栽培方法、ワインの醸造法など、生産者の考え方次第で圧倒的に選択の自由度が高く、各々が理想とするワインの完成に最も近いかもしれない地域なんです。
それに一口にラングドックとは言っても、海の近くから標高の高いところなど、場所によって地理的条件は様々。その中にはおそらく、まだ注目されていない素晴らしいテロワールも存在するはずです。
このように夢の詰まったラングドックは、造り手だけでなく飲み手もワクワクさせてくれるワインの楽園。かつて新天地を求め、新大陸へ移住していった生産者のように、多くの人材が集ってくるラングドックの様子は、まさにフランスの中の新世界と呼んでふさわしいでしょう。
実際にラングドックに落ち着いた一部の造り手は、素晴らしいワインを産み出す事に成功し高い評価を受けています。かつて生産量ばかりを追い求めたラングドック地方は、才能ある生産者の熱気が立ち昇る、フランスで最も熱い産地の一つへと変貌を遂げており、他の高級産地ではマネできない価値を獲得したのです。
ラングドック地方でも異質な産地として知られるリムー村
パワフル、飲み応え、果実味たっぷり…といったワインがあふれるラングドック地方。その中で最も上品かつ繊細なワインを産出しているのがAOCリムーです。ラングドックの地図で最も西に位置しているという地理的な関係上、地中海の温暖な気候だけでなく、大西洋の影響を受けて冷涼な空気が入り込み、ブドウに充分な酸を育んでくれます。
モーザック、シャルドネ、シュナン・ブランといったブドウによる、白ワインの評価は特に高く、ラングドックの他の産地とは異質である事を感じさせる出来栄え。赤ワインではメルローを主体に、ボルドー系品種と地中海系品種がミックスされる特徴的な造りですが、リムーで何より忘れてならないのが発泡性ワインでしょう。
まずモーザックを主体に造るAOCブランケット・ド・リムーは、瓶内二次発酵製法もしくは、古代製法(メトード・アンセストラル)で造られる、この地方の伝統的なスパークリングワイン。モーザックに由来するほのかで上品な甘みを楽しませてくれますが、特筆すべきなのはその長い歴史にあります。
1531年の文献に、ブランケット・ド・リムーに関する記述が確認されており、これが真実ならシャンパーニュの祖として名高い、ドン・ペリニヨンの発見より150年近くも早く生産されていたいう事に。こうした事からブランケット・ド・リムーは、「フランス最古のスパークリングワイン」としても知られる銘柄となっています。
同時にフランスでも数少ない、「クレマン」の一つとして数えられるクレマン・ド・リムーもまた見逃せません。モーザックも使われますが、基本的にはシャルドネやシュナン・ブランが主体となっており、他のクレマン同様にスッキリ辛口タイプが主流。いずれもラングドック随一の品質を誇る、上質なスパークリングワインとして人気を集めています。
どれもコスパ良好、ラングドックのアペラシオン
ラングドックではリムーの他にも、いくつかの地域でアペラシオンが設定されていますが、いずれも手頃な価格で入手できる親しみやすさが大きな魅力となっています。
AOCマルペールとAOCカバルデスは、すぐ南にあるリムー同様に大西洋の冷風が入り込み、ボルドー系品種の栽培が盛んな産地。白ワインは認められず赤とロゼだけが生産可能で、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルロー、マルベックを、巧みにグルナッシュなどの地中海系品種とブレンドさせて造られています。
これらの地域から北東部に目を向けると、ひときわ広大なエリアを有するAOCミネルヴォワの産地。力強くもよくバランスがとれて、なおかつリーズナブルという掘り出し物ワインも多く、日本でも多くのお値打ち銘柄が流通しています。隣接するAOCサン・シニアン、さらに東のAOCフォジェールと共に、山岳地帯沿いに展開するこれら一帯のアペラシオンは、全体的にコストパフォーマンスに優れるラングドックでも、屈指のお買い得エリアと言えるでしょう。
一方個性的なワインを産む産地として、ぜひ押さえておきたいのがAOCピクプール・ド・ピネ。レモンなど柑橘系の風味に、豊かな酸味・ミネラル感が備わった爽やかな白ワインで、現地では生牡蠣をはじめシーフードと合わせて飲まれていますが、その価格は同じく生牡蠣と合わせる定番・シャブリと比べてかなり割安。実は2013年に独立したばかりのアペラシオンなのですが、その品質は以前から注目されており人気を集めていました。
AOCクレレット・ド・ラングドックもまた特徴的な白ワインで、クレレットというブドウによる独特で上品な味わいが楽しめる銘柄。トロピカルフルーツやシロップ漬け果実の香り豊かな辛口に、ハチミツやアプリコットなどを思わせる半甘口、さらにアルコールを添加して造られるヴァン・ド・リキュールまで幅広く生産されています。
そしてラングドック産ワインで最もよく目にする銘柄、おそらく日本のみならず、世界で最も流通しているのがIGPペイ・ドック。その品質はまさに玉石混交といった感じですが、中にはかなりハイレベルなワインも存在しており、それでいて圧倒的なリーズナブルさが何よりの魅力です。巷には数えきれないほどのペイ・ドックが溢れていますが、もしお好みの銘柄を見つける事ができれば、お財布に優しいホームワインとして頼もしい存在となってくれる事に違いありません。
これらの他にも、いくつかの追加表記により種類豊富なAOCラングドック、最大規模の面積を誇るAOCコルビエール、赤ワインに特化し歴史の長いAOCフィトゥーなど、いずれもコストパフォーマンスに優れたアペラシオンが存在しています。
ヴァン・ドゥー・ナチュレルならおまかせ、ルーション地方!
ワインの発酵途中に強めのアルコールを添加し、強制的に発酵を止めてしまう事で、ブドウの自然な甘みを存分に味わえるヴァン・ドゥー・ナチュレル。あまり目立たないルーションという産地ですが、ヴァン・ドゥー・ナチュレルというジャンルにおいては、フランスきっての銘醸地なのです。
ルーション地方にはそれぞれ規定や生産地域の異なる、いくつかの銘柄が存在しています。中でもフランス国民がこよなく愛するAOCリヴザルトは、この地のヴァン・ドゥー・ナチュレルを代表するアペラシオン。リヴザルトには細かな規定があってその種類は多岐にわたり、赤はグルナッシュを主体として、いくつかの品種がブレンドされるのが基本的。ミュスカを用いた白は、AOCミュスカ・ド・リヴザルトとして独立しており、2011年からはロゼのリヴザルトも認められるようになりました。
AOCバニュルスも、製法の違いで多様なタイプがあり、あまり知られていませんが「グラン・クリュ」も存在するアペラシオンです。こちらもグルナッシュを主体とする赤だけでなく、白・ロゼも生産されていて、現地の名産である伊勢海老料理と合わせて楽しまれています。さらにアグリ渓谷に広がるAOCモーリーは、同様に赤ならグルナッシュを主体に造られますが、白は様々な品種のブレンドで造られるタイプ。
以上に挙げた生産地域全体で認められる、AOCグラン・ルーションという銘柄もあり、ルーション地方ではヴァン・ドゥー・ナチュレルだけでも、これほどの豊富なラインナップが揃っているんです。
その一方で近年、酒精強化系ではない普通のワインも評価が高まってきました。AOC認定銘柄はコート・デュ・ルーションやコリウールなどわずかですが、グルナッシュにムールヴェードル、シラー、カリニャンといったブドウから、飲み応えある味わいが魅力のワインが生産されています。
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シャトー・ダルジャン 2017 赤
Chateau dArgent スピード出荷
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ラングドック・ルーション Languedoc-Roussillon
フランスの一大産地として知られる、地中海沿岸に広がるラングドック・ルーション地方。産地のカテゴリ分けとしては、ラングドック地方とルーション地方を一括りにまとめ、こうして呼ばれるのが一般的となっています。年間生産量は900万hl近くに及び、フランス最大のワイン産地として知られますが、その大部分をラングドックの低価格帯ワインが占めるのが現状。これはかなりスゴイ量で、日本を含めた世界各国に大量に輸出されており、リーズナブルな価格ながら一定のレベルを備えた品質が高い支持を受けています。
同じフランスのワイン産地でありながらも、ボルドーやブルゴーニュをはじめとした高級路線の地域と比べれば、ターゲットの消費者やワインの方向性など、あらゆる点において異なる道を歩んでいる地域と言えるでしょう。
生産量一辺倒だけでなく、品質重視のムーヴメントが加速中!
ラングドック地方の気候条件は、一部を除いて地域のほとんどが地中海性気候。ブドウという植物本来の生育に、元より適している恵まれた環境であり、「植えれば放っておいてもブドウが育つ」なんて言われる事も。原料には困らないラングドックのワイン、以前はとにかく安酒の大量生産地で、「安かろう悪かろう」で当たり前という、あまり良くないイメージが一般的でした。
しかし近年のラングドックワインの、品質向上には目を見張るものがあります。あまり知られていませんが、ラングドックにおけるブドウ畑全体の面積は、2005年からわずか数年でなんと50000ha以上も減少しました。この減少したの面積の大部分は、収穫量を求めるあまりに植えられた、品質に期待のできない場所のブドウ畑ばかり。EUの主導で進められた計画的な減反政策によるもので、このような大規模レベルの戦略も功を奏し、地域全体の品質向上に良い影響をもたらしているようです。
もちろん安価なだけで内容は並未満、というワインも造られ続けてはいますが、もはやラングドック地方は、そういったワインだけに頼っている産地ではないのは確かなようです。
フランスの中の新世界! 志高い生産者を受け入れる懐の深い産地!
ラングドックに集まってくる、優秀で意欲的な生産者は後を絶ちません。法外な畑の地価や伝統的な格付けなどといったしがらみが、ほとんど存在しないラングドック地方。ボルドーやブルゴーニュなどと比べて、ラングドックではブドウを植える場所、栽培方法、ワインの醸造法など、生産者の考え方次第で圧倒的に選択の自由度が高く、各々が理想とするワインの完成に最も近いかもしれない地域なんです。
それに一口にラングドックとは言っても、海の近くから標高の高いところなど、場所によって地理的条件は様々。その中にはおそらく、まだ注目されていない素晴らしいテロワールも存在するはずです。
このように夢の詰まったラングドックは、造り手だけでなく飲み手もワクワクさせてくれるワインの楽園。かつて新天地を求め、新大陸へ移住していった生産者のように、多くの人材が集ってくるラングドックの様子は、まさにフランスの中の新世界と呼んでふさわしいでしょう。
実際にラングドックに落ち着いた一部の造り手は、素晴らしいワインを産み出す事に成功し高い評価を受けています。かつて生産量ばかりを追い求めたラングドック地方は、才能ある生産者の熱気が立ち昇る、フランスで最も熱い産地の一つへと変貌を遂げており、他の高級産地ではマネできない価値を獲得したのです。
ラングドック地方でも異質な産地として知られるリムー村
パワフル、飲み応え、果実味たっぷり…といったワインがあふれるラングドック地方。その中で最も上品かつ繊細なワインを産出しているのがAOCリムーです。ラングドックの地図で最も西に位置しているという地理的な関係上、地中海の温暖な気候だけでなく、大西洋の影響を受けて冷涼な空気が入り込み、ブドウに充分な酸を育んでくれます。
モーザック、シャルドネ、シュナン・ブランといったブドウによる、白ワインの評価は特に高く、ラングドックの他の産地とは異質である事を感じさせる出来栄え。赤ワインではメルローを主体に、ボルドー系品種と地中海系品種がミックスされる特徴的な造りですが、リムーで何より忘れてならないのが発泡性ワインでしょう。
まずモーザックを主体に造るAOCブランケット・ド・リムーは、瓶内二次発酵製法もしくは、古代製法(メトード・アンセストラル)で造られる、この地方の伝統的なスパークリングワイン。モーザックに由来するほのかで上品な甘みを楽しませてくれますが、特筆すべきなのはその長い歴史にあります。
1531年の文献に、ブランケット・ド・リムーに関する記述が確認されており、これが真実ならシャンパーニュの祖として名高い、ドン・ペリニヨンの発見より150年近くも早く生産されていたいう事に。こうした事からブランケット・ド・リムーは、「フランス最古のスパークリングワイン」としても知られる銘柄となっています。
同時にフランスでも数少ない、「クレマン」の一つとして数えられるクレマン・ド・リムーもまた見逃せません。モーザックも使われますが、基本的にはシャルドネやシュナン・ブランが主体となっており、他のクレマン同様にスッキリ辛口タイプが主流。いずれもラングドック随一の品質を誇る、上質なスパークリングワインとして人気を集めています。
どれもコスパ良好、ラングドックのアペラシオン
ラングドックではリムーの他にも、いくつかの地域でアペラシオンが設定されていますが、いずれも手頃な価格で入手できる親しみやすさが大きな魅力となっています。
AOCマルペールとAOCカバルデスは、すぐ南にあるリムー同様に大西洋の冷風が入り込み、ボルドー系品種の栽培が盛んな産地。白ワインは認められず赤とロゼだけが生産可能で、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルロー、マルベックを、巧みにグルナッシュなどの地中海系品種とブレンドさせて造られています。
これらの地域から北東部に目を向けると、ひときわ広大なエリアを有するAOCミネルヴォワの産地。力強くもよくバランスがとれて、なおかつリーズナブルという掘り出し物ワインも多く、日本でも多くのお値打ち銘柄が流通しています。隣接するAOCサン・シニアン、さらに東のAOCフォジェールと共に、山岳地帯沿いに展開するこれら一帯のアペラシオンは、全体的にコストパフォーマンスに優れるラングドックでも、屈指のお買い得エリアと言えるでしょう。
一方個性的なワインを産む産地として、ぜひ押さえておきたいのがAOCピクプール・ド・ピネ。レモンなど柑橘系の風味に、豊かな酸味・ミネラル感が備わった爽やかな白ワインで、現地では生牡蠣をはじめシーフードと合わせて飲まれていますが、その価格は同じく生牡蠣と合わせる定番・シャブリと比べてかなり割安。実は2013年に独立したばかりのアペラシオンなのですが、その品質は以前から注目されており人気を集めていました。
AOCクレレット・ド・ラングドックもまた特徴的な白ワインで、クレレットというブドウによる独特で上品な味わいが楽しめる銘柄。トロピカルフルーツやシロップ漬け果実の香り豊かな辛口に、ハチミツやアプリコットなどを思わせる半甘口、さらにアルコールを添加して造られるヴァン・ド・リキュールまで幅広く生産されています。
そしてラングドック産ワインで最もよく目にする銘柄、おそらく日本のみならず、世界で最も流通しているのがIGPペイ・ドック。その品質はまさに玉石混交といった感じですが、中にはかなりハイレベルなワインも存在しており、それでいて圧倒的なリーズナブルさが何よりの魅力です。巷には数えきれないほどのペイ・ドックが溢れていますが、もしお好みの銘柄を見つける事ができれば、お財布に優しいホームワインとして頼もしい存在となってくれる事に違いありません。
これらの他にも、いくつかの追加表記により種類豊富なAOCラングドック、最大規模の面積を誇るAOCコルビエール、赤ワインに特化し歴史の長いAOCフィトゥーなど、いずれもコストパフォーマンスに優れたアペラシオンが存在しています。
ヴァン・ドゥー・ナチュレルならおまかせ、ルーション地方!
ワインの発酵途中に強めのアルコールを添加し、強制的に発酵を止めてしまう事で、ブドウの自然な甘みを存分に味わえるヴァン・ドゥー・ナチュレル。あまり目立たないルーションという産地ですが、ヴァン・ドゥー・ナチュレルというジャンルにおいては、フランスきっての銘醸地なのです。
ルーション地方にはそれぞれ規定や生産地域の異なる、いくつかの銘柄が存在しています。中でもフランス国民がこよなく愛するAOCリヴザルトは、この地のヴァン・ドゥー・ナチュレルを代表するアペラシオン。リヴザルトには細かな規定があってその種類は多岐にわたり、赤はグルナッシュを主体として、いくつかの品種がブレンドされるのが基本的。ミュスカを用いた白は、AOCミュスカ・ド・リヴザルトとして独立しており、2011年からはロゼのリヴザルトも認められるようになりました。
AOCバニュルスも、製法の違いで多様なタイプがあり、あまり知られていませんが「グラン・クリュ」も存在するアペラシオンです。こちらもグルナッシュを主体とする赤だけでなく、白・ロゼも生産されていて、現地の名産である伊勢海老料理と合わせて楽しまれています。さらにアグリ渓谷に広がるAOCモーリーは、同様に赤ならグルナッシュを主体に造られますが、白は様々な品種のブレンドで造られるタイプ。
以上に挙げた生産地域全体で認められる、AOCグラン・ルーションという銘柄もあり、ルーション地方ではヴァン・ドゥー・ナチュレルだけでも、これほどの豊富なラインナップが揃っているんです。
その一方で近年、酒精強化系ではない普通のワインも評価が高まってきました。AOC認定銘柄はコート・デュ・ルーションやコリウールなどわずかですが、グルナッシュにムールヴェードル、シラー、カリニャンといったブドウから、飲み応えある味わいが魅力のワインが生産されています。