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価格1,760円(本体価格:1,600円)
価格1,672円(本体価格:1,520円)
価格2,200円(本体価格:2,000円)
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価格1,602円(本体価格:1,457円)
価格2,750円(本体価格:2,500円)
価格1,309円(本体価格:1,190円)
価格1,595円(本体価格:1,450円)
アスティ Asti
北イタリアピエモント州を代表する甘口のデザートワイン「アスティ」。 マスカットの華やかな香りとブドウをそのまま絞ったようなジューシーでフレッシュな味わい、そして喜ばしい甘みが特徴のスパークリングワインで、イタリアのみならず世界中で愛されてきました。 「ワインが苦手…」という方でも大変飲みやすく、日本でも女性を中心に人気を博しています。生産エリアは、ピエモンテ州の南部に位置するアスティ県、アレッサンドリア県、クーネオ県にまたがっていて52の村で造られています。 またカネッリ、サンタ・ヴィットーリア・ダルバ、ストレーヴィの3つの地区がソットゾーナ(小地区)に認められており、地区名をラベルに表記する事ができます。
イタリアの最上位クラスDOCGにも認定されていて、大きく3つのタイプに分けられます。
モスカート・ダスティ … 微発泡性タイプ
モスカート・ダスティ … ヴェンデンミア・タルディーヴァ:スティルの遅摘みタイプ
発泡性のワインはシャルマ方式という大きな密閉タンクで二次発酵させ、ブドウのアロマを残した製法をとりますが、一部瓶内二次発酵(メトド・トラディツィオナーレ)で造る生産者もいます。 なおアスティ・スプマンテ、モスカート・ダスティは共に規定アルコール分の3分の1が未発酵でなければなりません。 またモスカート種の独特なアロマや、爽やかさ、フレッシュさを保つため、タンク内のブドウジュースは零下1度程度に冷却保存され、アルコールが5%程度になったらタンクを密閉し、炭酸ガスを確保します。 他にも発酵から出荷までは30日以内という規定があり、通常のワインに比べるとかなり早い出荷です。 つまり、熟成を楽しむシャンパーニュやフランチャコルタとは対局にあり、フレッシュさ、フルーティさを楽しむスパークリングワインなのです。
愛されブドウ「モスカート・ビアンコ」
Asti(アスティ)/Moscato d'Asti(モスカート・ダスティ)は、その名の通りアスティ地区で造られるモスカート・ビアンコ種100%のワインです。 モスカートとはイタリア語で「マスカット」という意味で、ワイン用だけでなく食用にも使われている品種です。
モスカート・ビアンコの起源は古くギリシャが原産と言われており、古代ローマ時代に地中海沿岸全域に伝わった品種です。ピエモンテ州だけではなくイタリア全土で栽培されていて、南イタリアではブドウを干して甘口にすること(パッシート)が多いです。 またローマ法王レオーネ10世はこの品種をこよなく愛していた、と言われています。
名前の由来は、ブドウにハエ(Musca)が集まることからこう呼ばれる様になりました。またローマ時代には「ウーヴァ・アピアーナ」とも呼ばれていて、「アピ」とは蜂のことで、甘みの多いこのブドウに蜂が寄ってきたからだそうです。
ローマ法王のみならず、蜂やハエまでもがこの甘美な香りに引き寄せられてしまう、そんな誰からも愛されるブドウなのです。
アスティの歴史
モスカート種から発泡性ワインを造るようになったのは1865年のこと。 シャンパーニュ地方から帰国したカルロ・ガンチャがカネッリ村で造り始めました。開発当初はシャンパーニュと同様瓶内二次発酵で造られましたが、モスカート特有のアロマを活かすためにはシャルマ方式が適していると考え、大型タンクでの二次発酵に切り替えた事で、今日のアスティが生まれました。
その後、イタリア王国初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がこのアスティを甚く気に入り、イタリア王室御用達となったことで世界的に有名になりました。
アスティの主な生産者
ガンチア(Gancia)
トスティ(Tosti)
チェレット(Caretto)
コントラット(Contratto)
ベルサーノ(Bersano)
ラ・スピネッタ(La Spinetta)
郷土料理とのマリアージュ 〜クリスマスのスパークリング〜
アスティは、現地イタリアではお祭りにかかせないワインで、特にクリスマスには必ずと言っていいほど用意されています。 クリスマスの伝統菓子にパネットーネという卵をたっぷり使ったブリオッシュ生地のケーキがあります。これがアスティワインとよく合い、クリスマスには定番の組み合わせとなっています。