トップ > 南西地方 > カオール
26 件中 21-26 件表示 1 2
価格10,890円(本体価格:9,900円)
在庫切れ
価格3,619円(本体価格:3,290円)
価格1,188円(本体価格:1,080円)
価格2,629円(本体価格:2,390円)
価格1,518円(本体価格:1,380円)
価格1,408円(本体価格:1,280円)
カオール
Cahors
有名シャトーがひしめくボルドー地方の南東にある、南西地方。ボルドー地方に比べるとやや目立たない存在の地方ではありますが、フォラグラやトリュフと行った高級食材の名産地としても知られており、食通には大変注目されている場所です。
ボルドータイプの赤ワインを産出するほか、土着品種から造られる赤ワインも有名ですが、そんな南西地方の中で特に有名な産地が、「カオール」です。今回、ここではカオールについてお伝えしていきます。
南西地方にとって最重要AOC
カオールがあるのは、ロット川とタルン川のあるトゥールーズ・アヴェイロネ地区です。世界遺産である、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」がある場所としても知られており、ワインのみならず観光地としても大変知られている場所です。
南西地方にとって最も重要な地域と言われているカオールは、南西地方の中でも特に個性的なワインを生み出す産地として知られています。
カオールで生み出されるワインは、「ブラックワイン」と言われているほどに色の濃い、重厚感のあるワインであり、主要品種は「コット」と言われる黒ブドウ品種です。
コットというネーミングは一般的ではありませんが、アルゼンチンの主要品種として大変有名なマルベックと同品種であり、カオールではコット、またはオーセロワというネーミングで呼ばれています。AOCカオールを名乗る場合、赤ワインのみであり、コットを70%以上使用する必要があります。
カオールのテロワールの特徴
カオールが、なぜ重厚感のある、濃いワインを生み出すのかは、そのテロワールに秘密があると言われています。
ボルドーは温暖な気候で知られている産地ではありますが、南西地方にあるイルレギという場所はスペインとの国境であり、スペインのような温暖で乾燥した、ブドウに適した気候条件であることが考えられます。
とはいえ、有識者たちに言わせると、南西地方は非常にテロワールが複雑であり、一概に一言で括ることが大変難しいと言われています。気候条件はもちろんのこと、土壌もそれぞれに違っていることから、カオールについても、多の南西地方と同様のテロワールでは括れない、とされています。
カオールの場合、雨量はボルドー地方よりも少ないことで知られており、「オタン」と呼ばれる独特の秋風が吹くことで有名です。このオタンにより、収穫時の病害などを防ぐことができ、健全で熟したブドウを収穫できるのだ、と言われています。土壌は、石灰質の土壌が中心であり、骨格のある、熟成能力の高いブドウを生み出すことが可能と言われています。
AOCカオールの条件
AOCカオールは、コットを70%以上使用する、ということを前述しました。ここからは、より詳しく、AOCカオールを名乗るための条件を確認していきます。AOCカオールは、白ワインで名乗ることはできません。
カオールで白ワインを造った場合は、AOCは広域のAOCとなるようです。AOCカオールの場合、コットを70%以上使用、そしてメルロー、タナをブレンドすることが可能となります。
シャトーによって、そのブレンド比率は変わってくるため、カオールの赤ワインを楽しむのであれば、そのブレンド比率で楽しんでみるのがおすすめです。ただし、カオールで造られているワインだけではなく、カオールを含むロット県の中の45カ所にて生産されています。
全体的にこの地域のワインは、「黒ワイン」と呼ばれており、色合いが非常に濃く、ボリューム感のあるワインを楽しむことが可能です。タンニンが非常に濃いため、熟成能力もあり、長期熟成させた掘り出し物の赤ワインを見つける楽しさもあります。
AOCカオールの代表的なワインメーカー
コス・メゾンヌーヴ
シャトー・ラグレゼット
ディフュジョンシャトー・オー・モンプレジール