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価格19,965円(本体価格:18,150円)
価格32,780円(本体価格:29,800円)
価格20,075円(本体価格:18,250円)
在庫切れ
価格22,990円(本体価格:20,900円)
ジャン・グリュヴォー
Jean Grivot
作り手の人柄を表したような穏やかなワイン。そのかぐわしい香りと滑らかな舌触りは、口にする者を魅了して止まないでしょう。看板ワインはグラン・クリュのクロ・ド・ヴージョ。他にエシェゾーやリシュブールも所有しています。
ジャン・グリュヴォーの歴史〜伝統と改革の歴史〜
グリュヴォー家は17世紀中期、オート・コートでのブドウ作りから始まります。18世紀の終わり、ちょうどフランス革命が始まる直前にジョセフ・グリュヴォーはオート・コートの畑を売り、ヴォーヌ・ロマネに移ってきました。
実際このドメーヌを発展させたのは息子のガストンですが、彼は当時としては珍しくディジョン大学で醸造学を修了しています。初めてワイン醸造学で学位を取得したうちの1人であるといいます。
さらに彼は大胆な行動に出ます。1919年、それまで持っていた畑を処分して念願だった特級畑「クロ・ド・ヴ―ジョ」を購入するのです。その時に作ったドメーヌのゲートは今もそのままの姿で見ることができます。
1955年、息子のジャンがワイン造りに参加すると、このドメーヌの名はワイン業界で知られるところとなりました。1984年、ジャンは父のようにグラン・クリュの畑を手に入れます。それがかの「リシュブール」です。そしてリシュブールは1987年、息子のエティエンヌの代で成功を収めるのです。
エティエンヌはボーヌでワイン醸造を学び、カリフォルニアやフランス各地でその経験を積みます。その経験は彼に基本に戻ることの大切さを教え、土壌のバランス、酵母の研究、収穫の時期、発酵温度、などドメーヌのワインの品質向上のために彼はありとあらゆる研究を重ねました。
1990年以降は、それまで重きを置いていた「低温浸漬」も見直すようになり、常に改革と前進を求めて突き進む、という祖父や父の精神がしっかりと受け継がれていることが見て取れます。
ジャン・グリュヴォーのワイン造り
現在の所有畑は点在するクリマをすべて合わせて14ha。そこに栽培されているブドウの木は樹齢40年かそれ以上のものばかりです。1haにつき1万本以上のブドウの木が植えられ、植樹密度は高めといえるでしょう。このことでブドウの木は競うようにして根を張るので、生命力にあふれた生き生きとした実をつけるようになります。
必要最低限の肥料を使用しますが、除草剤は使用しません。このドメーヌでのブドウ作りは常に環境に配慮した有機農法をとっています。現在も3haの畑を1頭の馬が担当し、鋤(すき)を引いて土を耕しているのです。
また、毎年行われるグリーンハーベスト(若芽を摘んで良質なブドウを残す作業)や、北部、東部の畑における葉の剪定もワインの品質を決める重要な要素であるといえるでしょう。
収穫の時期は畑に行き、実際にその様子を見て決めます。サンプルの分析、ブドウのテイスティングをしてからその日にちを決めるのです。収穫は手摘みで注意深く行われます。完熟した良質のブドウだけが選ばれ、台車でその形を壊さないように運ばれます。除梗は95%。果汁は発酵の前段階に入るまで4〜6日間寝かされ、そして温度管理と湿度管理のなされた部屋でタンクによる発酵が行われます。
オーク樽での熟成は18か月。3分の1は新樽を使用します。新樽の使用率はその年のワインの状態にもよりますが、村名ワインで25%、1級ワインで30〜60%、特級ワインで40〜70%となっています。熟成の間に平均して2回滓引きをし、ブレンドします。その後、清澄もろ過もせず瓶詰めをするのですが、全ての作業が月の動きと大気の動きに合わせて行われるのです。
ジャン・グリュヴォーのワインたち
クロ・ド・ヴ―ジョ
リシュブール
エシェゾー
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ブリュレ
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ボー・モン
シャンボール・ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォ―