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フィリップ・ルクレール
Philippe LECLERC
1924年創業のフィリップ・ルクレール。フランス・ブルゴーニュ地方のジュヴレ・シャンベルタン村の生産者の中でも、最も濃厚で力強いワインの1つに数えられています。世界中に多くの熱心なファンを持ち、現在では入荷後すぐに売り切れてしまうほどの人気を誇るドメーヌです。熟成を必要とするワインですが(近年は変化が見られますが)、ガッツリとした飲みごたえのあるジュヴレ・シャンベルタンの真髄を楽しみたい方にオススメの造り手です。
1924年創業、ジュヴレの小規模生産者
フィリップ・ルクレールは1974年、彼が24歳の時に4haの畑を分与されたところから始まり、現在では8haの畑を所有しています。1979年のドメーヌ元詰めワインが彼の初ヴィンテージです。以降、ジュヴレ・シャンベルタン村の小規模生産者の中でもトップクラスの評価を得ています。
長髪にタトゥーに革のアクセサリー。一見70年代のロックスターのような出で立ちの彼の造り出すワインは筋肉質で、熟成によって新たに生まれ変わる可能性を持ち、伝統的な製法と新樽にこだわる独自のスタイルによって醸し出されます。特級畑(グラン・クリュ)を持たないドメーヌですが、クロ・サン・ジャックに隣接する1級畑(プルミエ・クリュ)のレ・カズティエが特級畑並みの評価を受けています。
発酵に3週間、樽熟成は2年以上のこだわりが強烈な個性を生み出す
誰よりも遅い時期に収穫されたブドウを使い、3週間に渡り天然酵母で発酵(うち2週間が高温発酵)させ、じっくり時間をかけてブドウの成分を抽出します。その後2年以上に渡り樽熟成させます(多くのワインの樽発酵期間は12ヶ月程度)。
プルミエ・クリュで100%、A.C.ブルゴーニュで20%という高い比率で新樽を使用しています。当然瓶詰めはノンフィルター(無濾過)ノンコラージュ。こうして、ブドウの力を最大限に表現して、濃密で、黒く、極度に凝縮したタンニンの強い個性的なワインが生み出されるのです。
個性的なワイン。真価を発揮するのは10年後?20年後?
ブルゴーニュ地方の一般的なイメージは「しなやか」で「上品」でといったところですが、彼の醸し出すワインは、その独特の彼の外見、奇怪な騎士を描いたワイン・ボトルと同様に全くイメージが異なります。どちらかと言うと、ピノ・ノワール派の方々よりもカベルネ・ソーヴィニョン派の方々からの支持が多いようです。そして、ストラクチャー(ワインの骨格)がはっきりしていて、スモーキーな余韻(樽熟成2年)も楽しめ、力強く、濃密で荒削りなワインを美味しくいただくには、かなりの熟成期間が必要なようです。
本領を発揮するのは10年後とも20年後とも言われています。熟成を待つことのできる、忍耐力のある人のみがフィリップ・ルクレールの真髄に触れることが出来たのですが、近年は変化の兆しが感じられるようです。
熟成のポテンシャルは保ちながらも、早いうちからも楽しめるワインに進化中
近年は90年代のアメリカでもてはやされた購入後、長期熟成させてワインを楽しむスタイルから、買ってすぐ楽しむと言う消費者が増えています。そんな中、彼のワインも柔らかな味わいへの変化が見られるようになりました。
現在は自宅で何年も寝かせて楽しむ時代ではなく、購入後すぐに消費する時代に沿ったワインに「進化(エヴォリューション)」させているとの事。早く楽しめると同時に長期熟成にも耐えうるワインに仕上がっています。忍耐力が無くても「フィリップ・ルクレールのワインの真髄」に触れることが出来る時代になったのは喜ばしい事です。
フィリップ・ルクレールの主な所有畑一覧
前述の通りグラン・クリュ(特級)の畑こそありませんが、プルミエ・クリュ(1級)の「レ・カゼティエ」が特級クラスの扱いになっています。お買い得感のあるヴィラージュの「アン・シャン」も1ランク上のプルミエ・クリュ扱いになっています。
<プルミエ・クリュ>
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・カゼティエ
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・コンブ・オー・モワンヌ
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・シャンポー
ジュヴレ・シャンベルタン プラティエール
ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャン
ジャンボール・ミュニジー レ・バビレール
ブルゴーニュ・ルージュ レ・ボン・バトン