在庫ありのみ
スピード出荷品のみ
お気に入り
ログアウト
ログイン
マイページ
カート
$LAST_NAME$ $FIRST_NAME$
様
(保有ポイント:
$POINT$
)
ワインを探す
■産地で探す
フランス
├ボルドー
├ブルゴーニュ
└ シャンパーニュ
イタリア
スペイン
ドイツ
アメリカ
チリ
オーストラリア
ニュージーランド
アルゼンチン
南アフリカ
日本
■価格で探す
〜999円
1,000〜1,999円
2,000〜4,999円
5,000〜9,999円
10,000円〜
■品種で探す
カベルネ・ソーヴィニヨン
ピノ・ノワール
メルロー
シラー
シャルドネ
ソーヴィニヨン・ブラン
リースリング
■ヴィンテージで探す
2020年代
2010年代
2000年代
1990年代
1980年代
1970年代
ノン・ヴィンテージ
今月の特集
月間企画
月間プレミアムワインSALE
月替わりワインセット
1本で送料無料
ワインセット
ギフトについて
ワインパーク
配送について
産地で探す
ボルドー
ボルドー全体
メドック
メドック全体
ポイヤック
サンテステフ
マルゴー
サン・ジュリアン
サンテミリオン
グラーヴ
ポムロル
ソーテルヌ周辺
その他の地域のボルドー
ブルゴーニュ
ブルゴーニュ全体
シャブリ
コート・ド・ニュイ
マルサネ
フィサン
ジュヴレ・シャンベルタン
モレ・サン・ドニ
シャンボール・ミュジニー
ヴージョ
フラジェ・エシェゾー
ヴォーヌ・ロマネ
ニュイ・サン・ジョルジュ
コート・ド・ボーヌ
ペルナン・ヴェルジュレス
ラドワ
アロース・コルトン
サヴィニー・レ・ボーヌ
ショレイ・レ・ボーヌ
ボーヌ
ポマール
ヴォルネイ
モンテリー
サン・ロマン
オークセイ・デュレス
ムルソー
ブラニー
サン・トーバン
ピュリニー・モンラッシェ
シャサーニュ・モンラッシェ
サントネー
マランジュ
コート・シャロネーズ
マコネー
ボジョレー
その他のブルゴーニュ(広域等)
シャンパーニュ
ロワール
ローヌ
アルザス
フランスその他
ジュラ
サヴォワ
フランス南西地方
プロヴァンス
コルシカ島
ラングドック・ルーション
その他の地域
イタリア
スペイン
アメリカ
オーストラリア
ニュージーランド
南アフリカ
チリ
その他の国
ポルトガル
ドイツ
オーストリア
アルゼンチン
日本
スイス
カナダ
ギリシャ
ジョージア
イギリス
メキシコ
ブラジル
その他
インポーターで探す
50音順ア行
アクサス
アグリ
アコレードワインズ
アストル
アプレヴトレーディング
出水商事
稲葉
ウイック
ヴィノラム
ヴィレッジセラーズ
ヴィントナーズ
AMZ
エノテカ
オルカインターナショナル
オルヴォー
オーバーシーズ
50音順カ行
合同酒精
50音順サ行
サザンクロス
サンリバティー
GRN
JSRトレーディング
ジェロボーム
ジャルックス
スマイル
スリーアローズ
50音順タ行
ディオニー
東京実業貿易
豊通食料
トレジャリーワインエステーツ
50音順ナ行
日欧商事
日本リカー
ヌーヴェルセレクション
野村ユニソン
50音順ハ行
BBR
ファームストン
フィラディス
フードライナー
ブリストルジャポン
ヘレンベルガーホーフ
布袋ワインズ
50音順マ行
松澤屋
三国ワイン
ミレジム
明治屋
モトックス
50音順ラ行
ラックコーポレーション
ラフィネ
リードオフジャパン
レイフォード
ローヤルオブジャパン
50音順ワ行
ワインインスタイル
生産者で探す
メドック格付け1級
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・マルゴー
シャトー・ムートン・ロートシルト
シャトー・ラトゥール
シャトー・ラフィット・ロートシルト
メドック格付け2級
シャトー・グリュオー・ラローズ
シャトー・コス・デストゥルネル
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン
シャトー・ブラーヌ・カントナック
シャトー・モンローズ
シャトー・ラスコンブ
シャトー・レオヴィル・バルトン
シャトー・レオヴィル・ポワフェレ
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
シャトー・ローザン・ガシー
シャトー・ローザン・セグラ
メドック格付け3級
シャトー・カロン・セギュール
シャトー・カントナック・ブラウン
シャトー・キルヴァン
シャトー・ジスクール
シャトー・ディッサン
シャトー・デスミライユ
シャトー・パルメ
シャトー・フェリエール
シャトー・ボイド・カントナック
シャトー・マルキ・ダレーム・ベッケル
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ
シャトー・ラグランジュ
シャトー・ランゴア・バルトン
シャトー・ラ・ラギューヌ
メドック格付け4級
シャトー・サン・ピエール
シャトー・タルボ
シャトー・デュアール・ミロン
シャトー・ブラネール・デュクリュ
シャトー・プリューレ・リシーヌ
シャトー・プージェ
シャトー・ベイシュヴェル
シャトー・マルキ・ド・テルム
シャトー・ラフォン・ロシェ
シャトー・ラ・トゥール・カルネ
メドック格付け5級
シャトー・オー・バタイィ
シャトー・オー・バージュ・リベラル
シャトー・カマンサック
シャトー・カントメルル
シャトー・クレール・ミロン
シャトー・クロワゼ・バージュ
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト
シャトー・コス・ラボリ
シャトー・ダルマイヤック
シャトー・デュ・テルトル
シャトー・ドーザック
シャトー・バタイィ
シャトー・ベルグラーヴ
シャトー・ペデスクロー
シャトー・ポンテ・カネ
シャトー・ランシュ・バージュ
シャトー・ランシュ・ムーサ
グラーヴ格付け
シャトー・オリヴィエ
シャトー・オー・バイイ
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・カルボニュー
シャトー・クーアン
シャトー・スミス・オー・ラフィット
シャトー・ド・フューザル
シャトー・パプ・クレマン
シャトー・ブスコー
シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール
シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン
シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン
シャトー・ラ・トゥール・マルティヤック
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ
サンテミリオン格付け
クロ・フルテ
シャトー・アンジェリュス
シャトー・オーゾンヌ
シャトー・カノン
シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
シャトー・シュヴァル・ブラン
シャトー・トロット・ヴィエイユ
シャトー・トロロン・モンド
シャトー・パヴィ
シャトー・パヴィ・マッカン
シャトー・フィジャック
シャトー・ベレール・モナンジュ
シャトー・ボーセジュール
シャトー・ボーセジュール・ベコ
シャトー・ラルシ・デュカス
シャトー・ラ・ガフリエール
シャトー・ヴァランドロー
ラ・モンドット
ソーテルヌ格付け
シャトー・ギロー
シャトー・クリマン
シャトー・クロ・オー・ペラゲ
シャトー・クーテ
シャトー・シガラ・ラボー
シャトー・スデュイロー
シャトー・ディケム
シャトー・ド・レイヌ・ヴィニョー
シャトー・ラフォリ・ペラゲ
シャトー・ラボー・プロミ
シャトー・ラ・トゥール・ブランシェ
シャトー・リューセック
ポムロル
シャトー・ペトリュス
シャトー・ル・パン
シャトー・ラフルール
シャトー・トロタノワ
シャトー・レヴァンジル
シャトー・ラ・フルール・ペトリュス
シャトー・プティ・ヴィラージュ
シャトー・ガザン
ヴュー・シャトー・セルタン
ブルゴーニュ(ア〜タ行)
アルマン・ルソー
アンヌ・グロ
ウィリアム・フェーブル
エティエンヌ・ソゼ
エマニュエル・ルジェ
オスピス・ド・ボーヌ
クロード・デュガ
グロ・フレール・エ・スール
コシュ・デュリ
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
コント・ラフォン
シルヴァン・カティアール
ジャック・フレデリック・ミュニエ
ジャック・プリウール
ジョゼフ・ドルーアン
ジョルジュ・ルーミエ
DRC
デュジャック
ドミニク・ローラン
ブルゴーニュ(ハ〜ワ行)
パトリアッシュ
フェヴレ
フランソワ・ラマルシュ
フランソワ・ラヴノー
フーリエ
ベルナール・デュガ・ピィ
ポンソ
ミシェル・グロ
ミシェル・ニエロン
メオ・カミュゼ
モメサン
モンジャール・ミュニュレ
ラモネ
ルイ・ジャド
ルイ・ラトゥール
ルフレーヴ
ルモワスネ
ルロワ
ロベール・グロフィエ
ヴァンサン・ドーヴィサ
シャンパーニュ
GHマム
エグリ・ウーリエ
クリュッグ
サロン
ジャック・セロス
テタンジェ
ドゥーツ
パイパー・エドシック
フィリポナ
ブルーノ・パイヤール
ベスラ・ド・ベルフォン
ペリエ・ジュエ
ボランジェ
ポメリー
モエ・エ・シャンドン
ランソン
ルイ・ロデレール
ローラン・ペリエ
ヴーヴ・クリコ
ロワール
ド・シャンスニー
ディディエ・ダグノー
ニコラ・ジョリー
マルク・ブレディフ
ラドゥセット
ローヌ
ギガル
シャプティエ
ジャン・ルイ・シャーヴ
ペゴー
ペラン(シャトー・ド・ボーカステル)
ポール・ジャブレ・エネ
アルザス
トゥルクハイム
ツィント・フンブレヒト
トリンバック
ヒューゲル
マルク・テンペ
マルセル・ダイス
イタリア
アルド・コンテルノ
アンティノリ
エリオ・アルターレ
オルネライア
カステッロ・ディ・アマ
ガヤ
ジャコモ・コンテルノ
テヌータ・サン・グイード
テヌータ・ディ・トリノーロ
ディ・マーヨ・ノランテ
ドメニコ・クレリコ
ビオンディ・サンティ
ファルネーゼ
フォントディ
フレスコバルディ
ブルーノ・ジャコーザ
プラネタ
ルチアーノ・サンドローネ
レ・マッキオーレ
アメリカ
オー・ボン・クリマ
カレラ
シミ・ワイナリー
チャールズ・スミス・ワインズ
ドメーヌ・セリーヌ
ドメーヌ・ドルーアン
フランシスカン
フランシス・コッポラ
ロバート・モンダヴィ
オーストラリア
トルブレック
ピーター・レーマン
ヘンチキ
ペンフォールド
ルーウィン・エステート
ヴィンテージで探す
2020年代
2010年代
2000年代
1990年代
1980年代
1970年代
1960年代
1950年代
ノン・ヴィンテージ
ブドウ品種で探す
ピノ・ノワール
カベルネ・ソーヴィニヨン
メルロー
シラー
マルベック
テンプラニーリョ
グルナッシュ
ジンファンデル
シャルドネ
ソーヴィニヨン・ブラン
リースリング
ヴィオニエ
トップ
>
ロワール
>
ロワールの注目生産者
> ユエ
ドメーヌ・ユエ
Domaine Huet
ドメーヌ・ユエの歴史
後に偉大な醸造家として名をはせることになるガストン・ユエ氏は1910年、オーヴェルニュ地方、プローザ村に生まれました。小さな醸造家ヴィクトール・ユエを父に持ったガストン氏は、パリで育ちましたが、父親ヴィクトールが病に倒れ、その療養のため、1928年ヴーヴレイ村に引っ越します。そして小さなワイナリー、ドメーヌ・ユエをこの地に設立したのでした。同年ガストン氏は、ル・オー・リューの5haぶどう畑が、現在売りに出されていることを友人から聞き、この畑を入手するのでした。
その後の1947年、ガストン氏が当主として後を継ぎます。ガストン氏は第二次世界大戦の時にドイツ軍の捕虜だった際にワインを取りよせ、収容所でワインパーティーを開催したことで知られていますが、一期ヴーヴレイの村長を務めた経歴があります。
当時、ヴーヴレイのワインは、フランス国内においてもほとんど知名度がありませんでしたが、各地で行われたワイン見本市に出展したことで、ヴーヴレイのワインの名は徐々に知られることになります。また、国際ワイン・アカデミー会長をつとめるジャック・ピュイゼ氏の目にとまる幸運にも恵まれ、「ヴーヴレイの造り手、ガストン・ユエ」の名が国内をはじめ、世界中のワイン関係者、愛好家に知れ渡るようになったのです。
ほどなくガストン・ユエ氏は、ヴーヴレイを代表するル・クロ・デュ・ブール、ル・モン、ル・オー・リューなど数多くの銘醸ワインを造ることから、フランスワイン界の重要人物と一目置かれるようになり、ロワールINAO会長を20年間、トゥーレヌ・ワイン生産者組合代表を14年間、フランス・ワイン・アカデミー会長などの重責を歴任しました。
ガストン氏の引退後、1976年より当主となった娘婿のノエル・パンゲ氏は、当主就任直後からビオディナミ栽培に着目し、1987年よりビオディナミの実験を開始、1991年には実験の結果を踏まえ全ての畑で導入、またルロワ、コント・ラフォンなど超一流生産者たちで構成されるビオディナミのグループ、ビオディヴァンに加盟。
しかし、2002年ガストン・ユエ氏が亡くなった際、遺産分割上の事情から、ドメーヌの株式の6割を甘口ワインの熱心な支援者であるアメリカの投資家、中国系アメリカ人、アンソニー・ホワン氏に売却しました。ですがその後も運営の主導はノエル・パンゲ氏が務めました。また、フランスワインの殿堂と呼ばれるアカデミー・デュ・ヴァン・ド・フランスの正会員も務めましたが、2012年オーナーのホワン家とのワイン造りの意見の相違がもとで、ノエル・パンゲ氏はワイナリーを去ることになったのでした。現在はアンソニー氏の娘サラ・ホアン女史と息子ステファン・ホアン氏の兄弟による運営が行われています。
ドメーヌ・ユエの畑
1928年初めて入手した「ル・オー・リュー」、1953年、「ル・クロ・デュ・ブール」、1957年には「ル・モン」を購入し、そして2001年に「ル・ヴォダニス」を取得。現在では、あわせて35haのぶどう畑を所有しています。
ドメーヌ・ユエの特徴
ワイン産地では収穫時期になると日雇いのアルバイトによるぶどうの収穫を目にしますが、ドメーヌ・ユエでは熟した粒だけを選んで収穫するため熟練の技を持つ専門の職人を雇っています。主要品種シュナン・ブランは皮が厚く一つの房の中でも熟し方にばらつきがあり、房ごと収穫していくと熟していないぶどうも混入してしまうのです。よって、畑の端から順番に熟した粒を収穫していき、全てのぶどうを収穫するのに3日ほども要します。1度目の収穫が終わるタイミングで次に収穫できる粒が熟し、ふたたび畑の端から一粒ずつ収穫します。何度も何度も繰り返し、一粒ずつ収穫するわけですから、普通に房ごと摘んでいく収穫作業の何倍もの人手と時間を要します。
一般的なヴーヴレイでは毎年、収穫したぶどうの熟し方で、これはAキュヴェ用、これはBキュヴェ用と選果していますが、ドメーヌ・ユエでは異なります。ユエでは収穫したぶどうの熟し具合を見て、ヴィンテージごとに造るワインのタイプを変えます。貴腐ワインもできれば、キリッとした辛口もできます、さらにはミネラル感たっぷりのスパークリングもできます。1つの銘柄でこんなにも幅広い味わいが造られる産地は他には存在しません。ぶどうが上手く熟さない冷夏の年には甘口ワインは1本も造りません。反対に猛暑によってぶどうがしっかり熟した年には全てを甘口ワインにするなど、ぶどうの熟し具合から造るワインを決定します。甘口ワインが造られない年が数年間も続くというのも珍しいことではありません。
ドメーヌ・ユエの評価
フランスで最も権威のあるワイン評価本クラスマンにて最高評価の3つ星を獲得したドメーヌ・ユエ。フランスに数多くあるワイン生産者の中でも、3つ星の評価を得ている造り手は50軒も無く、さらにロワール地方にはわずか3軒しかありません。ロバート・パーカー氏も5つ星生産者として最高評価をしています。評価が分かれがちな欧米の評論家がみな最高評価をするという造り手はとても稀な事です。また、ニコラ・ジョリー氏と並ぶビオディナミ生産者としても知られています。
並び替え
価格が安い順
価格が高い順
新着順
優先度順
1 件中 1-1 件表示
ヴーヴレイ ル・オー・リュー モワルー 1989 ドメーヌ・ユエ 白
Vouvray Moelleux Haut Lieu / Domaine HUET スピード出荷
価格
16,280円
(本体価格:14,800円)
在庫切れ
1 件中 1-1 件表示
ドメーヌ・ユエ
Domaine Huet
ドメーヌ・ユエの歴史
後に偉大な醸造家として名をはせることになるガストン・ユエ氏は1910年、オーヴェルニュ地方、プローザ村に生まれました。小さな醸造家ヴィクトール・ユエを父に持ったガストン氏は、パリで育ちましたが、父親ヴィクトールが病に倒れ、その療養のため、1928年ヴーヴレイ村に引っ越します。そして小さなワイナリー、ドメーヌ・ユエをこの地に設立したのでした。同年ガストン氏は、ル・オー・リューの5haぶどう畑が、現在売りに出されていることを友人から聞き、この畑を入手するのでした。
その後の1947年、ガストン氏が当主として後を継ぎます。ガストン氏は第二次世界大戦の時にドイツ軍の捕虜だった際にワインを取りよせ、収容所でワインパーティーを開催したことで知られていますが、一期ヴーヴレイの村長を務めた経歴があります。
当時、ヴーヴレイのワインは、フランス国内においてもほとんど知名度がありませんでしたが、各地で行われたワイン見本市に出展したことで、ヴーヴレイのワインの名は徐々に知られることになります。また、国際ワイン・アカデミー会長をつとめるジャック・ピュイゼ氏の目にとまる幸運にも恵まれ、「ヴーヴレイの造り手、ガストン・ユエ」の名が国内をはじめ、世界中のワイン関係者、愛好家に知れ渡るようになったのです。
ほどなくガストン・ユエ氏は、ヴーヴレイを代表するル・クロ・デュ・ブール、ル・モン、ル・オー・リューなど数多くの銘醸ワインを造ることから、フランスワイン界の重要人物と一目置かれるようになり、ロワールINAO会長を20年間、トゥーレヌ・ワイン生産者組合代表を14年間、フランス・ワイン・アカデミー会長などの重責を歴任しました。
ガストン氏の引退後、1976年より当主となった娘婿のノエル・パンゲ氏は、当主就任直後からビオディナミ栽培に着目し、1987年よりビオディナミの実験を開始、1991年には実験の結果を踏まえ全ての畑で導入、またルロワ、コント・ラフォンなど超一流生産者たちで構成されるビオディナミのグループ、ビオディヴァンに加盟。
しかし、2002年ガストン・ユエ氏が亡くなった際、遺産分割上の事情から、ドメーヌの株式の6割を甘口ワインの熱心な支援者であるアメリカの投資家、中国系アメリカ人、アンソニー・ホワン氏に売却しました。ですがその後も運営の主導はノエル・パンゲ氏が務めました。また、フランスワインの殿堂と呼ばれるアカデミー・デュ・ヴァン・ド・フランスの正会員も務めましたが、2012年オーナーのホワン家とのワイン造りの意見の相違がもとで、ノエル・パンゲ氏はワイナリーを去ることになったのでした。現在はアンソニー氏の娘サラ・ホアン女史と息子ステファン・ホアン氏の兄弟による運営が行われています。
ドメーヌ・ユエの畑
1928年初めて入手した「ル・オー・リュー」、1953年、「ル・クロ・デュ・ブール」、1957年には「ル・モン」を購入し、そして2001年に「ル・ヴォダニス」を取得。現在では、あわせて35haのぶどう畑を所有しています。
ドメーヌ・ユエの特徴
ワイン産地では収穫時期になると日雇いのアルバイトによるぶどうの収穫を目にしますが、ドメーヌ・ユエでは熟した粒だけを選んで収穫するため熟練の技を持つ専門の職人を雇っています。主要品種シュナン・ブランは皮が厚く一つの房の中でも熟し方にばらつきがあり、房ごと収穫していくと熟していないぶどうも混入してしまうのです。よって、畑の端から順番に熟した粒を収穫していき、全てのぶどうを収穫するのに3日ほども要します。1度目の収穫が終わるタイミングで次に収穫できる粒が熟し、ふたたび畑の端から一粒ずつ収穫します。何度も何度も繰り返し、一粒ずつ収穫するわけですから、普通に房ごと摘んでいく収穫作業の何倍もの人手と時間を要します。
一般的なヴーヴレイでは毎年、収穫したぶどうの熟し方で、これはAキュヴェ用、これはBキュヴェ用と選果していますが、ドメーヌ・ユエでは異なります。ユエでは収穫したぶどうの熟し具合を見て、ヴィンテージごとに造るワインのタイプを変えます。貴腐ワインもできれば、キリッとした辛口もできます、さらにはミネラル感たっぷりのスパークリングもできます。1つの銘柄でこんなにも幅広い味わいが造られる産地は他には存在しません。ぶどうが上手く熟さない冷夏の年には甘口ワインは1本も造りません。反対に猛暑によってぶどうがしっかり熟した年には全てを甘口ワインにするなど、ぶどうの熟し具合から造るワインを決定します。甘口ワインが造られない年が数年間も続くというのも珍しいことではありません。
ドメーヌ・ユエの評価
フランスで最も権威のあるワイン評価本クラスマンにて最高評価の3つ星を獲得したドメーヌ・ユエ。フランスに数多くあるワイン生産者の中でも、3つ星の評価を得ている造り手は50軒も無く、さらにロワール地方にはわずか3軒しかありません。ロバート・パーカー氏も5つ星生産者として最高評価をしています。評価が分かれがちな欧米の評論家がみな最高評価をするという造り手はとても稀な事です。また、ニコラ・ジョリー氏と並ぶビオディナミ生産者としても知られています。