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価格27,280円(本体価格:24,800円)
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価格10,978円(本体価格:9,980円)
価格10,890円(本体価格:9,900円)
価格7,689円(本体価格:6,990円)
価格6,028円(本体価格:5,480円)
価格5,159円(本体価格:4,690円)
アルヌー・ラショー
Arnoux Lachaux
「プチ・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」と称され、今や絶大なる名声を誇るアルヌー・ラショー(旧パスカル・ラショー)。ピノ・ノワールの亜種である「ピノ・ファン」栽培する数少ない生産者の一つでもあります。アルヌー・ラショーの歴史
ロベール・アルヌーは、ブドウ栽培家としてすでに200年以上が経つ歴史ある一家です。先代のロベール氏は1931年に生まれ、3代目シャルル氏が1957年に亡くなったのちに当主となり、一気にドメーヌの名声を高めました。
1960年代前半からドメーヌ内で元詰をはじめ、当初は個人客を中心に販売していましたが、1990年代から出荷が大幅に伸び、生産が追いつかなくなるほどの人気を得ました。 今でも、古くから家族ぐるみで付き合いのある顧客が毎年買いに来るほどで、そのために在庫の一部は別に確保しているとのことです。
現在は5代目にあたり、パスカル・ラショー氏が当主を務めています。ラショー氏は、ドメーヌにその名を残す4代目のロベール・アルヌー氏の娘婿にあたります。
ボーヌの醸造学校で学んだあとに見聞を広げ、2011年からドメーヌに参画。元薬剤師の肩書きを持ち、新進気鋭の醸造家として今注目されています。ラショー氏は自らの醸造家としての任務を、「果実味豊かで繊細、しかも長い熟成に耐えるワインをつくること」と語っています。
ブドウづくりへの取り組み
ドメーヌは、ニュイ・サン・ジョルジュなどに多くのクリマを持ち、特級畑だけでもエシェゾーやクロ・ド・ヴージョなど、13ヘクタールに及ぶ面積を所有しています。
栽培はラショー氏を含めて4名で管理し、除草剤を一切使わず化学肥料も必要最低限の量でまかない、グリーン・ハーベストをこまめに行うことで、質のよいブドウづくりを心がけています。
リュット・レゾネ(減農薬農法)を行っていますが、それを売りにすることはなく、作り方よりもできあがりにこだわりたいラショー氏は「よいブドウからよいワインができる」という信念のもとにブドウ栽培を行っています。
新進気鋭という評判通り、新しい技術を積極的に採用し、新樽の比率を上げ、600リットルという大樽で仕込む実験的な試みも行っています。「ワイン作りの7割はブドウの出来で決まる。あとはワインの声に耳を傾け、コントロールとアドバイスをするだけ」彼がワイン作りに注ぐ情熱に、多くの期待が寄せられています。
伝説のブドウ品種ピノ・ファン
アルヌー・ラショーは、「伝説のピノ・ファン」と呼ばれるすばらしい畑を持っています。
ピノ・ファンはピノ・ノワールの亜種の1つで、ピノ・ノワールを原料としたワインとしてはロマネ・コンティが最も知られており、世界最高品質のワインと評価されています。多くの亜種があるピノ・ノワールの性質を安定させるためにつくられたピノ・ファンは、粒が小さく果皮が厚いため、収量は少なくなりますが、より果実味の立ったワインをつくることができます。
凝縮度の高い果汁としっかりとしたタンニンを持ち、長期の熟成に耐えるそのワインの味わいは、すばらしく複雑かつ深みのあるものになります。現在ピノ・ファン100%なのは、
ACロマネ・サン・ヴィヴァン
ACヴォーヌ・ロマネ・レ・スショ
ACニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ポワゼ
アルヌー・ラショーの醸造工程
1993年に醸造責任者がラショー氏に変わって以降、化学肥料の使用を最小限にし、新樽の比率を上げて工程の改良に取り組み、劇的に品質が向上しています。
リュット・レゾネで栽培されるブドウ木は、1ヘクタールあたり1万本という密植で育てられます。ブドウは畑のなかで選別され、除梗をしたあと破砕せずにステンレスタンクへ入れられます。2〜8日間の低温マセレーション(10度)が行われ、醗酵にかかる日数は計18〜20日です。圧搾後は3〜4日かけてデブルバージュし、その後熟成が行われます。新樽使用率はジェネリックの0%(1年樽を使用)からグラン・クリュと1級レ・スショの100%までと、畑に応じて使い分けています。熟成期間は16〜18ヶ月、清澄・濾過は、1994年から行われていません。
ワインの味わい
ラショー氏がつくり出すワインは果実味に溢れタンニンが柔らかく、バランスが良いのが特徴です。特にグリーン・ハーベストをしっかり行なうことで凝縮感の高いブドウからテロワールの特長を生かしたワイン作りを行なっていると定評があります。
本人の希望としては「2〜3年は避けてほしい」と言うものの、「ワインは本来楽しんで飲むもの。難しい講釈が必要なものでも、高尚なものでもない。若いうちに飲みたい人がいたら15年も待たなくてもいい」と述べています。
薬剤師として磨いた論理性と知性を備えるラショー氏がつくるワインの評価は高く、難しい年と言われた2003年ビンテージにさえ、ワイン評論家のロバート・パーカー氏も「クロ・ド・ヴージョ 95点」、「1級スショ 93点」を与えたほどです。