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エルミタージュ Hermitage
シラーワインの銘醸地とされる北部ローヌ地方ですが、その中でも最高峰とされるのがAOCエルミタージュです。北ローヌのほとんどのアペラシオンがローヌ川の右岸にある中で、エルミタージュだけはサン・ジョセフの対面となる左岸に位置するのも特徴的。産地となるすり鉢状の丘は、遠くからは一見なだらかに見えるものの、コート・ロティほどではないにしろ急斜面の産地で、人の手に頼らざるを得ない段々畑が広がっています。
そのエリアを地図で見るとわかりますが、エルミタージュの生産地は非常に面積が小さく、実は140haにも満たないほどの小さなアペラシオン。にもかかわらず土壌は多様で、花崗岩が主体ながら地質は様々な変化に富み、狭いエルミタージュの中でいくつもの小区画が誕生しました。エリアのほとんどが日当たり良好な南向きで、冷たい北風からブドウを守る地形は、シラーを完熟させるのに十分な恵まれたテロワールを備えています。
古くから偉大なワインとして知られる、輝かしいエルミタージュの歴史
ローマ帝国の時代から、北部ローヌ地方はワインの銘醸地として栄えていました。その後13世紀になると、ガスパール・ド・ステランベールという騎士が十字軍の遠征から帰国し、この丘で隠遁生活を送りつつブドウ畑を開墾したという逸話が残っています。そもそもエルミタージュという言葉は、フランス語で「隠れ家」を意味しており、この伝説にちなんだものなのかもしれません。
中世の時代にも、エルミタージュの力強い酒質はよく知られていたようで、遠く離れたボルドーの生産者が、自分たちのワインのアルコールを強化するためにエルミタージュをブレンドしていたのだとか。(今ではかなりもったいない話ですが…)それだけに終わらず、高い品質を備えていたエルミタージュは次第に評判となり、フランスの貴族だけでなくロシアの皇帝まで魅了するワインになりました。
さらに19世紀になると、エルミタージュの名声は既に盤石のものとなります。当時のワイン評論家アンドレ・ジュリアンの著書では、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルト、ブルゴーニュのロマネ・コンティと並び、エルミタージュを挙げて「三大銘醸地」と紹介。その後もフィロキセラや戦争などで、他の産地が衰退する中でも復活を遂げ、今日までエルミタージュの地位は揺らぐ事なく続いてきました。
世界に誇る赤だけでなく、白や甘口も良質なエルミタージュ
エルミタージュでは赤・白両方の生産が認められています。赤ワインはもちろんシラー主体ですが、規定ではマルサンヌとルーサンヌのブレンドも可能。その特徴としてまず浮かぶのが、非常にパワフルで長命なワインになる事です。ブドウを思いっきり凝縮したような濃厚さがありつつも、どこかエレガントさを備えてバランスに長け、熟成を経るにつれて複雑味が増して丸味を帯び表情も豊かに。まさしくシラー最高峰の名に恥じない、秀逸なワインと言えるでしょう。
一方で白ワインは、マルサンヌとルーサンヌを用いて造られるしっかりしたタイプで、ただでさえ小さなエルミタージュにあって生産量は少量ながら、奥深く飲み応えある酒質が評判で愛されています。さらに希少なのが、陰干しブドウで造られる甘口のヴァン・ド・パイユ。藁の上で乾燥させたブドウを用いる製法はジュラ地方で有名ですが、エルミタージュでも古くより生産されていました。実はその存在は長く忘れられていたようで、1970年代の生産者の手によって現代に蘇ったという経緯があります。流通量は非常に少ないですが、上品でとろけるような甘さは極上の一言、デザートワイン好きなら一度は飲んでみたい銘柄です。
エルミタージュの生産者
面積の小さいエルミタージュは畑が限られており、このワインを造る事ができる生産者は多くありません。しかし幸運にもその資格を手にした一握りの造り手は、いずれも高い評価を受けるワイナリーばかりが揃っています。
20世紀後半のエルミタージュで、一躍注目を集めたのがポール・ジャブレ・エネでした。丘にたたずむ教会を名の由来とする「ラ・シャペル」の区画は、ポール・ジャブレ・エネの単独所有となる偉大な畑で、多くの愛好家にとって垂涎の的となるワインを産み出しました。特に傑作となった1961年ヴィンテージは、20世紀を代表する「神話的」な1本として、五大シャトーやロマネ・コンティなど、他の偉大なワインと並び称されるほどの評価も獲得。現在もラ・シャペルは、エルミタージュでトップクラスのワインに位置付けられており、ポール・ジャブレ・エネを象徴する畑として知られています。先代のジェラール・ジャブレが亡くなると、ポール・ジャブレ・エネはシャトー・ラ・ラギューヌも所有するフレイ家が取得し、現在はその下でより一層のクオリティを目指し力を入れています。
またエルミタージュの魔術師と呼ばれるジャン・ルイ・シャーヴも、間違いなく最高峰の実力を持った生産者。ネゴシアンラベルは比較的見かけるものの、本家ドメーヌものの生産量は非常に少なく入手困難。特に秀逸なヴィンテージしか造られない「キュヴェ・カトラン」は、より一層凝縮感に溢れたずば抜けて高い品質ですが、ボルドーの五大シャトーも真っ青になるほどの高額で流通し、愛好家にとって憧れの1本となっています。
そしてローヌ地方全域で素晴らしいワインを生産しているシャプティエも、創業した土地はエルミタージュの丘の麓でした。「ル・パヴィヨン」「ル・メアル」「レルミット」「レ・グレフュー」といった、エルミタージュの単一畑から造られるシリーズは非常に高い評判を得ており、数あるシャプティエ社のワインの中でもフラッグシップとして知られています。狭いエルミタージュの中では多くの畑を所有している生産者でもあり、ビオディナミ農法もいち早く導入、昔から変わる事のない愛好家の高い信頼を勝ち取っています。
その他にドゥラス・フレールやタルデュー・ローラン、フェラトン・ペール・エ・フィス、ニコラ・ペラン、シャトー・ラヤスなどの、ローヌ地方で広く活躍する生産者たちも、エルミタージュにおいても秀逸なワインを産み出しています。またカーヴ・ド・タンは、エルミタージュでも多くの面積を獲得している地元の優良な協同組合で、高級銘柄であるエルミタージュとしては比較的求めやすい価格のワインを供給してくれます。
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エルミタージュ ラ・シャペル 2004 ポール・ジャブレ・エネ 赤
Hermitage La Chapelle / Paul Jaboulet Aine スピード出荷
価格
25,190円
(本体価格:22,900円)
在庫切れ
エルミタージュ ラ・シャペル 2003 ポール・ジャブレ・エネ 赤
Hermitage La Chapelle / Paul Jaboulet Aine スピード出荷
価格
25,190円
(本体価格:22,900円)
在庫切れ
エルミタージュ・ブラン シュヴァリエ・ド・ステランベルグ 1998 ポール・ジャブレ・エネ 白
Hermitage Blanc le Chevalier de Sterimberg / Paul Jaboulet Aine スピード出荷
価格
10,109円
(本体価格:9,190円)
在庫切れ
43 件中 41-43 件表示
1
2
3
エルミタージュ Hermitage
シラーワインの銘醸地とされる北部ローヌ地方ですが、その中でも最高峰とされるのがAOCエルミタージュです。北ローヌのほとんどのアペラシオンがローヌ川の右岸にある中で、エルミタージュだけはサン・ジョセフの対面となる左岸に位置するのも特徴的。産地となるすり鉢状の丘は、遠くからは一見なだらかに見えるものの、コート・ロティほどではないにしろ急斜面の産地で、人の手に頼らざるを得ない段々畑が広がっています。そのエリアを地図で見るとわかりますが、エルミタージュの生産地は非常に面積が小さく、実は140haにも満たないほどの小さなアペラシオン。にもかかわらず土壌は多様で、花崗岩が主体ながら地質は様々な変化に富み、狭いエルミタージュの中でいくつもの小区画が誕生しました。エリアのほとんどが日当たり良好な南向きで、冷たい北風からブドウを守る地形は、シラーを完熟させるのに十分な恵まれたテロワールを備えています。
古くから偉大なワインとして知られる、輝かしいエルミタージュの歴史
ローマ帝国の時代から、北部ローヌ地方はワインの銘醸地として栄えていました。その後13世紀になると、ガスパール・ド・ステランベールという騎士が十字軍の遠征から帰国し、この丘で隠遁生活を送りつつブドウ畑を開墾したという逸話が残っています。そもそもエルミタージュという言葉は、フランス語で「隠れ家」を意味しており、この伝説にちなんだものなのかもしれません。
中世の時代にも、エルミタージュの力強い酒質はよく知られていたようで、遠く離れたボルドーの生産者が、自分たちのワインのアルコールを強化するためにエルミタージュをブレンドしていたのだとか。(今ではかなりもったいない話ですが…)それだけに終わらず、高い品質を備えていたエルミタージュは次第に評判となり、フランスの貴族だけでなくロシアの皇帝まで魅了するワインになりました。
さらに19世紀になると、エルミタージュの名声は既に盤石のものとなります。当時のワイン評論家アンドレ・ジュリアンの著書では、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルト、ブルゴーニュのロマネ・コンティと並び、エルミタージュを挙げて「三大銘醸地」と紹介。その後もフィロキセラや戦争などで、他の産地が衰退する中でも復活を遂げ、今日までエルミタージュの地位は揺らぐ事なく続いてきました。
世界に誇る赤だけでなく、白や甘口も良質なエルミタージュ
エルミタージュでは赤・白両方の生産が認められています。赤ワインはもちろんシラー主体ですが、規定ではマルサンヌとルーサンヌのブレンドも可能。その特徴としてまず浮かぶのが、非常にパワフルで長命なワインになる事です。ブドウを思いっきり凝縮したような濃厚さがありつつも、どこかエレガントさを備えてバランスに長け、熟成を経るにつれて複雑味が増して丸味を帯び表情も豊かに。まさしくシラー最高峰の名に恥じない、秀逸なワインと言えるでしょう。
一方で白ワインは、マルサンヌとルーサンヌを用いて造られるしっかりしたタイプで、ただでさえ小さなエルミタージュにあって生産量は少量ながら、奥深く飲み応えある酒質が評判で愛されています。さらに希少なのが、陰干しブドウで造られる甘口のヴァン・ド・パイユ。藁の上で乾燥させたブドウを用いる製法はジュラ地方で有名ですが、エルミタージュでも古くより生産されていました。実はその存在は長く忘れられていたようで、1970年代の生産者の手によって現代に蘇ったという経緯があります。流通量は非常に少ないですが、上品でとろけるような甘さは極上の一言、デザートワイン好きなら一度は飲んでみたい銘柄です。
エルミタージュの生産者
面積の小さいエルミタージュは畑が限られており、このワインを造る事ができる生産者は多くありません。しかし幸運にもその資格を手にした一握りの造り手は、いずれも高い評価を受けるワイナリーばかりが揃っています。
20世紀後半のエルミタージュで、一躍注目を集めたのがポール・ジャブレ・エネでした。丘にたたずむ教会を名の由来とする「ラ・シャペル」の区画は、ポール・ジャブレ・エネの単独所有となる偉大な畑で、多くの愛好家にとって垂涎の的となるワインを産み出しました。特に傑作となった1961年ヴィンテージは、20世紀を代表する「神話的」な1本として、五大シャトーやロマネ・コンティなど、他の偉大なワインと並び称されるほどの評価も獲得。現在もラ・シャペルは、エルミタージュでトップクラスのワインに位置付けられており、ポール・ジャブレ・エネを象徴する畑として知られています。先代のジェラール・ジャブレが亡くなると、ポール・ジャブレ・エネはシャトー・ラ・ラギューヌも所有するフレイ家が取得し、現在はその下でより一層のクオリティを目指し力を入れています。
またエルミタージュの魔術師と呼ばれるジャン・ルイ・シャーヴも、間違いなく最高峰の実力を持った生産者。ネゴシアンラベルは比較的見かけるものの、本家ドメーヌものの生産量は非常に少なく入手困難。特に秀逸なヴィンテージしか造られない「キュヴェ・カトラン」は、より一層凝縮感に溢れたずば抜けて高い品質ですが、ボルドーの五大シャトーも真っ青になるほどの高額で流通し、愛好家にとって憧れの1本となっています。
そしてローヌ地方全域で素晴らしいワインを生産しているシャプティエも、創業した土地はエルミタージュの丘の麓でした。「ル・パヴィヨン」「ル・メアル」「レルミット」「レ・グレフュー」といった、エルミタージュの単一畑から造られるシリーズは非常に高い評判を得ており、数あるシャプティエ社のワインの中でもフラッグシップとして知られています。狭いエルミタージュの中では多くの畑を所有している生産者でもあり、ビオディナミ農法もいち早く導入、昔から変わる事のない愛好家の高い信頼を勝ち取っています。
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