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シャトー・ラボー・プロミ
Chateau Rabaud-Promis
オーナーの変遷で、運命を翻弄されたソーテルヌ格付け第1級シャトー。今、ゆっくりと着実に評価を上げ続ける注目の作り手。
シャトー・ラボー・プロミの歴史
シャトー・ラボー・プロミの歴史は、17世紀に遡ります。当時の所有者の一人がラボー家であったため、「ラボーの畑」として知られていました。
1700年代〜1800年代はシャトー・ラボー・プロミは、シャトー・シガラ・ラボーの畑の一部でした。1863年、アンリ・ドゥルイエット・デ・シガラがこのシャトーを購入し、1903年、アンリの一人息子ピエール・ガストン・ドゥルイエット・デ・シガラはエイドリアン・プロミにこのシャトー・シガラ・ラボーの一部を売却し、シャトー・シガラ・ラボーとシャトー・ラボー・プロミは分離しました。
しかし、1930年になると、シャトー・シガラ・ラボーとシャトー・ラボー・プロミは、フェルナンド・ジネステにリースされ、1930年〜1940年の10年間は、生産されたワインに両方のシャトー名を表記して一つのワインとしてリリースされました。分離した2つのシャトーが統合したのです。この統合は1950年にジネステ家がシャトー・マルゴーを購入するためにリース契約を終了し、終わりを迎えます。
ジネステ家が手放した後、シガラ家は全てを所有することを望んでおらず、所有権はデジャン家に売却され、ラボーを冠するの2つのシャトーは再び分離していきました。
この頃から、フランスは経済危機を迎えます。オイルショックなどを追い風にし、スタグフレーションが起き、失業率も悪化の一途を辿りました。ボルドーワインも例外でなく、取引量は激減していきます。さらに天候不順が続き、飢饉も追い打ちをかけます。
世間は節約思考が流行し、ワインにお金を使う余裕はありませんでした。当然、ブドウも不作が続き、生産も収益も満足に確保できなくなってくると、ワイナリーの経営は困難になっていき、栽培や醸造設備等への投資もできず、ワインの品質も低下していくなど、まさに負の連鎖がボルドーワインを襲いました。
一時荒廃するも、2000年代以降は高評価を連発
シャトー・ラボー・プロミもまさに荒廃状態でした。しかし、1972年、フィリップ・デジャンがメゾンに加わると、徐々に評判を回復していきました。当時は、熟成もコンクリート・バットで行っていましたが、フィリップはバリックタンクを用いました。栽培や収穫のプロセスや、設備、セラーや畑に至るまで、全てを分析し、改善していくことで徐々に品質を向上させていきました。
80年代、フランス経済も徐々に立ち直り、ボルドーワインの需要も高まると、日本を含む新興国でのワインブームをきっかけに一気に特需が生まれます。2000年代中盤から、フランス経済は停滞しますが、中国などのワインブームに乗り、ボルドーワインは高騰し、チャイナマネーがボルドーワインの更なる品質向上の一助になっていきました。
シャトー・ラボー・プロミの評価も、このようなボルドーワインの経済事情と符合していて、1986年を境にワイン・アドヴォケイトで89点を獲得すると、2000年代中盤から90点台前半を連発。2000年代終盤から2010年代は95点台を連発して獲得しています。まさに、徐々にその品質が高くなっているシャトーといえます。
シャトー・ラボー・プロミの土壌、ワイン造り
シャトー・ラボー・プロミの所有畑は、約33ha。作付け比率は、セミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン18%、ミュスカデル2%です。平均樹齢は40年と古く、1ha辺り約6,600本の密植を行っています。土壌は、ほとんどが傾斜した砂利の丘の上で、粘土が混じっています。また、沢山の岩や石もゴロゴロと混ざっていて、まるでシャトー・ヌフ・デュ・パプのような土壌を形成しています。
収穫したブドウは、空気圧プレス後、ステンレスタンクとフレンチオークを組み合わせて発酵され、12か月〜14か月の熟成を行います。新樽比率は30%です。
シャトー・ラボー・プロミの味わい
シャトー・ラボー・プロミは若いうちから楽しむことが出来ます。もし、熟成を楽しまれたいのであれば、15年〜25年でピークに達しますが、ソーテルヌの貴腐ワインは、熟成よりも温度が重要です。
ドイツやハンガリーの貴腐ワインは、リンゴ酸や酒石酸が多く、グルコン酸が少ないので、ワインの温度が低いほうが、切れ味があり、より複雑な味わいになるのに対して、ソーテルヌの貴腐ワインにはグルコン酸が多く含まれるため、ドイツやハンガリーの貴腐ワインや、フレッシュな白ワインと同様の温度にしてしまうと、華やかさを失ってしまいます。その一方で、赤ワインのように18℃前後になると、酒石酸やリンゴ酸の印象が悪くなってしまうので、両者のバランスを取れる14℃前後が、ソーテルヌの貴腐ワインの飲み頃です。
貴腐ワインは、日本では、デザートワインとしての認識が高いですが、フードペアリングの幅も広く使っていただけます。特に、貝や甲殻類、フォアグラやスパイシーなアジアン料理、刺身や寿司、チーズなど、様々なペアリングを楽しめます。
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シャトー・ラボー・プロミ 2003 白
Chateau Rabaud Promis スピード出荷
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シャトー・ラボー・プロミ
Chateau Rabaud-Promis
オーナーの変遷で、運命を翻弄されたソーテルヌ格付け第1級シャトー。今、ゆっくりと着実に評価を上げ続ける注目の作り手。シャトー・ラボー・プロミの歴史
シャトー・ラボー・プロミの歴史は、17世紀に遡ります。当時の所有者の一人がラボー家であったため、「ラボーの畑」として知られていました。
1700年代〜1800年代はシャトー・ラボー・プロミは、シャトー・シガラ・ラボーの畑の一部でした。1863年、アンリ・ドゥルイエット・デ・シガラがこのシャトーを購入し、1903年、アンリの一人息子ピエール・ガストン・ドゥルイエット・デ・シガラはエイドリアン・プロミにこのシャトー・シガラ・ラボーの一部を売却し、シャトー・シガラ・ラボーとシャトー・ラボー・プロミは分離しました。
しかし、1930年になると、シャトー・シガラ・ラボーとシャトー・ラボー・プロミは、フェルナンド・ジネステにリースされ、1930年〜1940年の10年間は、生産されたワインに両方のシャトー名を表記して一つのワインとしてリリースされました。分離した2つのシャトーが統合したのです。この統合は1950年にジネステ家がシャトー・マルゴーを購入するためにリース契約を終了し、終わりを迎えます。
ジネステ家が手放した後、シガラ家は全てを所有することを望んでおらず、所有権はデジャン家に売却され、ラボーを冠するの2つのシャトーは再び分離していきました。
この頃から、フランスは経済危機を迎えます。オイルショックなどを追い風にし、スタグフレーションが起き、失業率も悪化の一途を辿りました。ボルドーワインも例外でなく、取引量は激減していきます。さらに天候不順が続き、飢饉も追い打ちをかけます。
世間は節約思考が流行し、ワインにお金を使う余裕はありませんでした。当然、ブドウも不作が続き、生産も収益も満足に確保できなくなってくると、ワイナリーの経営は困難になっていき、栽培や醸造設備等への投資もできず、ワインの品質も低下していくなど、まさに負の連鎖がボルドーワインを襲いました。
一時荒廃するも、2000年代以降は高評価を連発
シャトー・ラボー・プロミもまさに荒廃状態でした。しかし、1972年、フィリップ・デジャンがメゾンに加わると、徐々に評判を回復していきました。当時は、熟成もコンクリート・バットで行っていましたが、フィリップはバリックタンクを用いました。栽培や収穫のプロセスや、設備、セラーや畑に至るまで、全てを分析し、改善していくことで徐々に品質を向上させていきました。
80年代、フランス経済も徐々に立ち直り、ボルドーワインの需要も高まると、日本を含む新興国でのワインブームをきっかけに一気に特需が生まれます。2000年代中盤から、フランス経済は停滞しますが、中国などのワインブームに乗り、ボルドーワインは高騰し、チャイナマネーがボルドーワインの更なる品質向上の一助になっていきました。
シャトー・ラボー・プロミの評価も、このようなボルドーワインの経済事情と符合していて、1986年を境にワイン・アドヴォケイトで89点を獲得すると、2000年代中盤から90点台前半を連発。2000年代終盤から2010年代は95点台を連発して獲得しています。まさに、徐々にその品質が高くなっているシャトーといえます。
シャトー・ラボー・プロミの土壌、ワイン造り
シャトー・ラボー・プロミの所有畑は、約33ha。作付け比率は、セミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン18%、ミュスカデル2%です。平均樹齢は40年と古く、1ha辺り約6,600本の密植を行っています。土壌は、ほとんどが傾斜した砂利の丘の上で、粘土が混じっています。また、沢山の岩や石もゴロゴロと混ざっていて、まるでシャトー・ヌフ・デュ・パプのような土壌を形成しています。
収穫したブドウは、空気圧プレス後、ステンレスタンクとフレンチオークを組み合わせて発酵され、12か月〜14か月の熟成を行います。新樽比率は30%です。
シャトー・ラボー・プロミの味わい
シャトー・ラボー・プロミは若いうちから楽しむことが出来ます。もし、熟成を楽しまれたいのであれば、15年〜25年でピークに達しますが、ソーテルヌの貴腐ワインは、熟成よりも温度が重要です。
ドイツやハンガリーの貴腐ワインは、リンゴ酸や酒石酸が多く、グルコン酸が少ないので、ワインの温度が低いほうが、切れ味があり、より複雑な味わいになるのに対して、ソーテルヌの貴腐ワインにはグルコン酸が多く含まれるため、ドイツやハンガリーの貴腐ワインや、フレッシュな白ワインと同様の温度にしてしまうと、華やかさを失ってしまいます。その一方で、赤ワインのように18℃前後になると、酒石酸やリンゴ酸の印象が悪くなってしまうので、両者のバランスを取れる14℃前後が、ソーテルヌの貴腐ワインの飲み頃です。
貴腐ワインは、日本では、デザートワインとしての認識が高いですが、フードペアリングの幅も広く使っていただけます。特に、貝や甲殻類、フォアグラやスパイシーなアジアン料理、刺身や寿司、チーズなど、様々なペアリングを楽しめます。