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アルト・アディジェ
Alto Adige
イタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ州の北側にあるアルト・アディジェ地区には、3000年を超える歴史を持つワイン造りの文化が根付いています。
アルト・アディジェは、イタリアのワイン生産地域の中で最も小さい場所の一つですが、市場は非常に大きく、国際的に認知されているワインガイドのトップにも、その名を定期的に見つけることができます。わずか5300ヘクタールの敷地では、約20種類の異なるブドウ品種が栽培されており、それぞれの個性を最大限に引き出すことで生まれるこの地域のワインはとてもユニークです。年間の平均収量は35万ヘクトリットルであり、390万ケースのワインを提供しています。
1980年頃から、近代化されたワイン造りのプロセスを導入し、一貫した高品質を持続するようになりました。今日のアルト・アディジェのワインは、イタリア国内外において、これまで以上の人気を誇っており、特に白ワインにおいては、イタリア内でも非常に注目されている産地です。
アルト・アディジェの気候
アルト・アディジェのワイン生産地域では、標高200〜1000メートルの範囲でブドウ栽培が行われています。北にあるアルプスは、寒い風からアルト・アディジェのブドウ畑を保護し、南にあるガルダ湖と地中海の暖かい気流は、ワイン生産地域にとって有益な影響を及ぼしています。昼と夜には大きな温度差があり、成長期の平均気温は18℃、そして十分な降水量を確保するこの気候は、高品質なブドウを育てるための理想的な条件を兼ねそろえています。
これらの気候と、アルト・アディジェが持つ土壌との相互作用が、ワインを生産する上でとても有効に働いているのです。
生産者たちの努力
アルト・アディジェでは、約5000人の個人経営者がワイン生産のためのブドウ栽培に携わっており、150のワイナリーにブドウを届けています。ワイナリーでは数多くの白ワインや赤ワイン、そしてスパークリングワインが生産されています。
アルト・アディジェのワイン生産者たちは、地理的、地質的、栄養的、そして気候的要因の全てを考慮し、それぞれのワインが持つユニークな特徴を十分に表現するという役割を担っています。彼らは、良いワインは常に優れたブドウと豊かな土地から生まれることを理解し、特定の高品質なワインは持続可能な栽培を通して、長期的に手入れを続けられてきた所からのみ生まれるということを知っています。
一つ一つのブドウ品種に合った場所で栽培することで、それぞれが持つ特定の香りや力、独自のキャラクターを完全に引き出すことができるため、彼らはどのブドウ品種をどの場所に植えるか、とても慎重に決定しています。
ブドウ畑で行われる作業には、環境に配慮した栽培方法が用いられており、険しい台地の斜面では手作業で工程が進められていることが多いです。これらの努力は品質を維持するだけではなく、景観の保護にも役立っています。
厳格な収量制限を設け、また格子を昔ながらのパーゴラから現代的なワイヤーフレームに一貫して変更したことで、ブドウの品質を向上させることに成功しています。
栽培されるブドウ品種とワイン造り
アルト・アディジェのブドウ畑では約20種類のブドウ品種が栽培されていますが、そのうち白ブドウ品種が60%以上を占めており、この傾向はますます高まっています。中でもピノ・グリーニョ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ビアンコ、そしてシャルドネは、最も人気の高い白ワインに使用されています。
赤ワイン用のブドウは、2つの土着品種であるスキアーヴェとラグレインに加え、ピノ・ノワール、メルロー、カルベネ・ソーヴィニヨン、カルベネ・フランといった、赤ワイン造りのベースとなる重要な品種も、100年以上に渡ってアルト・アディジェの地で栽培されています。
慎重な監督の下で栽培されたブドウは、醸造家の感性と革新的な技術によって最高のワインへ変わっていきます。それぞれのブドウが持つ花や果実の香りは、アルト・アディジェのワインの品質の象徴となっています。
アルト・アディジェのワインはとても濃縮されており、今日生産されている最高品質のワインは、主にフランスのオークから作られた小さな樽で熟成されています。アルト・アディジェの醸造家が、国際的なレベルで最高のワインを生産することに成功している事実は、多くの主要なワインガイドで高く評価されていることによって裏付けられています。
アルト・アディジェのスパークリングワイン
アルプスは、優れた気泡を生み出す条件としては理想的です。 特に高い標高では、ブドウは十分な酸性度を発揮することができます。
アルト・アディジェのスパークリングワインは、ピノ・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールの3種類のブドウをベースに造られています。瓶内二次発酵が行われ、法律ではこの2回目の発酵の後に、少なくとも15ヶ月間熟成させなければいけませんが、通常は熟成に2〜3年の時間を費やしています。現在、アルト・アディジェのスパークリングワインは、年間330,000本をリリースしています。