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価格11,110円(本体価格:10,100円)
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価格22,000円(本体価格:20,000円)
当店通常11,110円(税込)のところ 価格10,763円(本体価格:9,785円)
価格5,269円(本体価格:4,790円)
価格4,631円(本体価格:4,210円)
ケン・ライト・セラーズ
Ken Wright Cellars
ケン・ライト氏とウィラメット・ヴァレー
ケン・ライト・セラーズオーナーのケン・ライト氏はイリノイ州シカゴ近郊生まれで、ケンタッキー州に移り世界中のワインに触れることで、ワインへの情熱が芽生えたと言います。ケン氏は元々カリフォルニアでワイン事業を始めましたが、ケン氏が魅せられたブドウ品種ピノ・ノワール、そしてピノ・ブランにより適した土壌と環境を探した結果、オレゴン州、カールトンの町にあるウィラメット・ヴァレーへたどり着いたそうです。
ケン氏は自社ワイナリーの準備が整うまで同オレゴンでの有名ワイナリー、ドメーヌ・セリーヌの葡萄栽培に携わりました。ドメーヌ・セリーヌといえば過去にDRCにブラインドで勝利した経験もあるオレゴンの名門ワイナリーとして知られています。ケン氏はワインを造る土壌、そしてその地域、土地をとても大事にしています。ケン氏は積極的に地元オレゴンの慈善活動に取り組み、ウィラメット・ヴァレーの6つのA.V.A(アメリカン・ヴァーティカルチュラル・エリア、いわゆるアメリカ政府公認のワイン指定栽培地域のこと)認可に大きく貢献しました。ヤムヒム・カールトンA.V.Aの提案書も起草し協会の初代会長を務めた経験もあります。その活動からも彼がいかに地域を大切に想っているかが理解できます。
ケン氏の凄いところは本場フランスのワイン事業者からも信用されているということです。例えば、フランス・ブルゴーニュの名門で世界的に有名なルイ・ジャド社はルイ・ジャドのアメリカ進出にあたり、まずケン氏に相談をしています。巨匠カレラ・ジェンセン氏、彼はカリフォルニア・ピノノワールワインの先駆者と称えられていますが、カレラ氏はそのコメントの中でケン・ライト氏がオレゴン生産者のトップに君臨していると言っています。ケン氏は世界中のワインの造り手たちから絶大なる信頼を得ています。
ケン・ライト氏の信念「極力、人は自然に介入するべからず」
ケン・ライト・セラーズではアメリカのオレゴン州ウィラメット・ヴァレーの地で最高の条件の下、最高品質の葡萄を栽培しています。畑の個性、つまりはテロワールをダイレクトに表現した単一畑のピノ・ノワール栽培はケン・ライト・セラーズワイナリーの拘りです。
ケン・ライト・セラーズにはワイン醸造、そしてそれに関わる仕事全体に哲学が存在しています。まず、ワイン造りはその土地の土壌の質、個性、つまりはテロワールが全てであること、そして高品質なワインは好条件の高品質の畑の葡萄で造られるということ、さらにはワイン造りに際し人間の介入は最小限に留め自然の恵みをそのままに保つという3つの柱があり、そのような思想に基づきワイン醸造が行われております。ケン・ライト・セラーズでは葡萄栽培のための適切な場所選び、そして葡萄畑の健康に細心の注意を払っています。
そしてワイナリーの拘りはテロワールだけではありません。収穫する葡萄はもちろん健康な状態のもののみ、さらには1枝に2房のみを丁寧に育て1房が実った段階で残りの1房は堆肥にしてしまうそうです。これにより、葡萄の収穫量は極端に低くなりますが、こうすることでワインに凝縮したアロマ、そして味わいとボリュームをもたらすのだとか。
ケン氏の拘りはワインのコルク、そしてボトルにも及びます。ブショネ対策として合成樹脂製の栓を使用し、日光や蛍光灯が原因のワイン劣化を軽減するためにボトルを非常に分厚く、また琥珀色にしているのです。
そしてさらには、ワインのエチケットにも秘密があります。エチケットは地元のアーティストでデービット・バークバム氏の作品が採用されていますが、その個性的なデザインはとてもインパクトがありワインへの期待感が高まります。
しかし特筆すべきはそのインパクトではなく、実はこのエチケットにワインの秘密が隠されているのです。楢の木に緑の葉が描かれたエチケットは一つの同じ畑から収穫された葡萄で醸造されたもの、そして緑の葉の絵がないエチケットは数カ所の畑から収穫された葡萄をブレンドして造られたワインなのです。
常に完売ケン・ライト・セラーズ、ようやく日本に
ケン・ライト・セラーズは創始者のケン・ライト氏によってそのブランドを確立され今やカリフォルニアだけではなく世界中から注目されるワイナリーへと成長しています。前述の葡萄収穫量の極端な少なさもあり、ケン・ライト・セラーズのワインはその品質、価値が保証されており、さらには販売本数の絶対数が少ないというワインなのです。
さらには、ワイン評論家のロバート・パーカー氏が毎年のようにケン氏のワインに高得点をつけていることもあり、ケン・ライト・セラーズのワインはとにかく常に人気があり手に入りにくいワインとなっています。
ケン・ライト・セラーズのワインを日本で買えるようになったのは本当につい最近というから驚きです。それまではその人気の高さゆえに瓶詰前のワインですら全て予約完売となっており、日本の業者も確保が全くできなかったようです。近年は少量ずつですが、日本でもケン・ライト・セラーズのワインを楽しむことができます。