アルマン・ド・ブリニャック

Armand de Brignac

一度見たら忘れられない金色に輝くボトル。世界のシャンパーニュラグジュアリーブランドとして、その確固たる地位を確立し始めているアルマン・ド・ブリニャック。現在では、仏シャンパーニュブランドの代表格、ドンペリニヨン、モエを押しのけ、その評価で世界ランキング1位を獲得するなど、存在感を増しています。

アルマン・ド・ブリニャックの始まり

元はフランスアパレルブランド、「courregesクレージュ」、アンドレクレージュのファッションイベント用に、フランスの老舗シャンパーニュメゾンのキャティア社が別注で同社のために限定シャンパーニュを生産した事がキッカケです。アルマン・ド・ブリニャックの特徴的なスペードのマークの独特のボトルデザインの奇抜さはファッションメゾンのイメージを彷彿とさせます。

この独特のボトルデザインのスペードは1本１本手作業で仕上げており、フランスの確かなプレミアクラスの畑で醸造された稀少価値のあるシャンパーニュのテイストに対するこだわりと、ボトルのファッション性や独自性のインパクトのまさに「伝統と革新の融合」が世界で高く評価されている要因です。

現在の本社を置く米国では、全米NO.1ヒップホップアーティストJAY-Zやビヨンセ、トム・クルーズ、ジョージ・クルーニー・デビット・ベッカムなどを筆頭に、今では数々のセレブリティを魅了させてやまない、名実ともに世界のトッププレステージシャンパーニュ生産者に名を連ねることとなりました。

4半世紀前からの仏シャンパーニュ老舗メゾン・キャティア社

アルマンド・ブリニャックの生産は、フランスのシャンパーニュ地方で、4半世紀に渡り家族経営で稀少なシャンパーニュを造り続けるキャティア家のハウスで行われています。

キャンティ社は、キャティア家の当主・醸造責任者でもあるジャン‐ジャック・キャティア氏の祖父の代である1763年創業。その頃より、終始一貫家族経営を貫いている所以とも言えますが、キャンティ一族のシャンパーニュ造りは、代々継承してきた門外不出の伝統的醸造法を基に醸造しており、今でも完全な手作業により稀少に少量生産されています。

そのハウスは、フランスシャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区のChigny-les-Roses村にあり、この地方では代表的なプルミエ・クリュの最高級所有畑であり、その中でアルマンド・ブリニャックの生産には、一番積みかつ手積みの葡萄のみを使用しています。

妥協を許さないキャティア独自の伝統的抽出プレス法

キャティア社のシャンパーニュ造りは、たった8名の醸造チームで行われております。その葡萄の果実を絞る段階より独自性にこだわっており、現在では、フランスでもシャンパーニュ生産者のほとんどが、大規模のバルブ式プレスにて葡萄の抽出を行いますが、キャティアでは、手間ひまのかかる伝統的なChampenois Coquart(シャンプノワ・コカール)プレスを使って行っております。これにより、葡萄の果実味をより壊さず、高品質な果汁のみが抽出することができます。

収穫の初搾り物の葡萄だけから作られるアルマン・ド・ブリニャックは、「プレステージ・キュヴェ」の分類をされています。このキュヴェにより、各収穫で最も厳選されたものが使われ、シャンパーニュをより複雑かつ熟成感を出した繊細な味を実現しています。

シャンパーニュ地区随一の地下30mセラー

アルマン・ド・ブリニャックは、瓶詰めをして封がされたボトルは、キャティアが所有する地下セラーに貯蔵されます。 この地下セラーは、シュンパーニュ地区で最も深いセラーである地下30mのところにあります。この独自のセラーでゆっくりゆっくり熟成させているのが、アルマン・ド・ブリニャックの独自の風味が出せることにも繋がっています。

約何か月もこのセラーで熟成されたアルマン・ド・ブリニャックは、木のラックに置かれながらルミアージュしますが、通常この工程も現在では、ほとんど機械でルミアージュを行うところが一般的です。アルマン・ド・ブリニャックは品質への妥協を一切しない為、この工程もすべて手作業で行っております。

これまでアルマン・ド・ブリニャックはこれまで海外輸出展開を視野に入れていなかったため、その名を知る人はフランス国内および一部の欧州地域だけでしたが、現在は世界75ヵ国に輸出され、伝統的なシャンパーニュ業界に新しい風を巻き込むべくアバンギャルドな精神も取り入れていかれようとしています。

ヒップホップのJAY-Zがアルマン・ド・ブリニャックを買収

2017年現在、アルマン・ド・ブリニャック社は米ヒップホップアーティストJAY-Zが買収を決定。元々JAYは同ブランドのシャンパーニュを愛飲しており、自身のPV内でも同社のシャンパーニュを使用したり、自身が関連するオバマ元大統領関連のイベントでも同社にシャンパーニュを350本ほどオーダーしている。アルマン・ド・ブリニャックをセレブリティな愛飲してもらう協力をする色が強い買収となり、同社は買収の合意に至ったとされています。