最高の品質と価格の良さ「カリテ・エ・プリ」

このワインについて

南ローヌ、兄ヴァンソンの亡き後も弟ロマンが造り続けるロングセラーの赤ワイ ンは、4 種類のブドウをステンレスタンクで醸し、発酵後、グラスファイバータンク で熟成、果実の複雑味や凝縮感、色素や厚みを出すためルモンタージュを取り入 れています。濃い赤紫の外観、赤果実と土っぽい風味が拡がる豊かな味わいは、 以前同様のコストパフォーマンスの高さで自信を持ってお勧めいたします。

生産者について

2007年6月、コート・デュ・ローヌ地方アヴィニョンの北50km、モンテルメールの南50kmに位置する石造りの教会がある古い町Sainte Cecile les Vignes（サ ン・セシール・レ・ヴィーニュ）を訪れました。シャトー・レ・キャトルフィーユは、1715 年から続く歴史あるドメーヌで、ヴァンソンとロマンのフレシア兄弟が経営から栽培 醸造まで手分けして行っていました。しかし、2015年兄のヴァンソンが心臓発作のため急逝してしまい、悲しみに暮れていた弟のロマンですが、兄の意思を引き継ぎ、今では醸造も手がけ不慣れではありますが前を見て進んでいる最中であ ります。

ドメーヌ名の由来ですが、フレシア兄弟の母ニコルが４姉妹（二コル・マルティ ン・レジン・ソフィー）であったことからレ・キャトル（4人）・フィーユ(娘）と名付けられ ました。地中海性気候とミストラル（冷風）の影響を受けるこの土地でフレシア兄弟は1996年に両親よりシャトーを引継ぎ、1999年に土壌や環境の改善を願いビオロジック栽培へ転換しました。

４つのアペラシオンがあり、南部ローヌ地方でポテンシャルの高さから注目を集めるCairanne村(ケランヌ)で産出する「ケランヌ・ヴィラージュ」、その西に位置す るRochegude村(ロッシュグッド)で造られる「ロッシュグッド・ヴィラージュ」、「コート・ デュ・ローヌ・ヴィラージュ」、そして人気商品フレシアの「コート・デュ・ローヌ」です。

除草剤、化学肥料、殺虫剤などケミカルなものは一切使用しない畑からは、 凝縮した健康なブドウが育ちます。丁寧に手摘み収穫したブドウは野生酵母の みで自然発酵、この地ならではの果実味たっぷりで厚みのあるワインが生み出さ れます。いずれのキュヴェも一度味わっていただくとそのレベルの高さと価格のバラ ンスに感動を覚えることでしょう。前途有望な若き生産者が表現する「カリテ・エ・プリ」（品質と価格の良さ）ワインを存分にお楽しみください。