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サンテミリオンの究極のシンデレラワイン このワインについて ワインは、温度制御が可能な木製の樽、ステンレス鋼の樽、そしてコンクリートの樽を組み合わせて醸造されます。アルコール発酵の後は、マロラクティック発酵のためにフレンチオーク樽が使用されます。18〜30ヶ月の間100%新しいフレンチオーク樽で熟成されます。生産者について シャトー・ヴァランドローは、ボルドー右岸、サン・テミリオン地区に位置しています。シャトー・ヴァランドローの歴史は、決して長いものではありません。しかし、短い年月の間に急成長を遂げ、今では世界レベルのワインを生産しているということで、まさに「シンデレラワイン」と呼ばれるようになりました。1989年、ジャン・リュック・テュヌヴァンとミュリエル・アンドロ夫妻が、シャトー・パヴィ・マカンとシャトー・ラ・クロットの近くにある0.6ヘクタールの小さなブドウ畑の土地を購入したことから、全てが始まりました。 彼らは元々ボルドーのワイン商人でしたが、自分たちの手でワインを作りたいという夢を抱き続け、その思いを実現させることを望みました。 小さなワイナリーとしてスタートした彼らの夢ですが、当時は資金もほとんどなく、100本のワインを生産することがやっとでした。地下室も所持していなかったため、借りたガレージを使用したワイン造りとなりました。これが最初の「ガレージワイン」と呼ばれるワインの誕生です。 独自の方法でワインを作り続け、1991年に初のヴィンテージを発表しました。この時以来、シャトー・ヴァランドローの快進撃は今も続いています。 何年にも渡り、彼らが生み出し続けたすばらしい品質は、公的にも認められるようになり、2012年にはサン・テミリオン特級格付けにおいて第1特別級Bへの昇格を果たしました。 |
かつては100本造るのがやっと、全くの無名だったシャトー・ド・ヴァランドロー。
それがわずか数年で、愛好家から絶大な人気と評価を獲得し、世界中にその名を知られる高級ワインに変貌したのだから、まさに「シンデレラワイン」という言葉通りの存在です!
初期の頃はあまりに本数が少ないため、生産者のジャン・リュック・テュヌヴァンたちは悩んだ末に、ガレージを借りてワインを販売する事にしました。
これが「ガレージワイン」という言葉の由来であり、ヴァランドローはその元祖というわけなんです。
■格付け昇格によって、近年再び大きな注目の的に!
2012年に実施されたサンテミリオン格付けの見直しで、「第1特別級B」の仲間入りを果たしたシャトー・ド・ヴァランドロー。
メドックのように不変でないとはいえ、滅多に無い昇格という快挙を成し遂げた事で、ヴァランドローには再び大きな注目が集まりました。
その歴史はまだ浅く、ファーストヴィンテージは1991年だったのですが、誕生から30年も経たないうちに、これだけワイン業界を賑わせてくれるボルドーも珍しいです…。
■内容も秀逸ながら、非常に希少なヴィンテージ!
今回ご案内するヴィンテージは1994年、つまりヴァランドローがリリースされて間もない頃のもの。
パーカーさんは著書の中で、「超大作!」「このヴィンテージで最上の1本!」などと絶賛のコメントを送っています。
知名度や人気と比例するように、畑を急速に拡大したヴァランドローですが、この頃はまだまだ生産量も少なかったはずで、存在自体が非常に希少なワインである事に間違いありません。
世界中にあと何本残っているのか…飲める方がとっても羨ましいです!
■シャトー・ド・ヴァランドローの解説・商品一覧はこちら