フランス屈指の銘醸地ボルドー
高級ワインの代名詞、格付シャトーから気軽に飲めるカジュアルなワインまで、懐の深い産地です。


多種多様な産地から様々な味わいのワインが作られますが、「ボルドー」というひとつのアイデンティティは守る、バランス感覚に優れた銘醸地。


そんな、ある意味選ぶのが難しいかもしれないボルドーで今回おすすめしたい産地が・・・


●グラーヴ！


いまでこそボルドーの中心と言うとメドック地区が思い浮かぶと思いますが、実はボルドーワインはグラーヴが発祥。なんと1100年代にはワイン作りが行われていたそうです！日本だと鎌倉時代くらいです！


華やかなアロマ、柔らかい口当たりに瑞々しい果実感とエレガントなボディ。グラーヴと言えば白！と言う人もいますが、 グラーヴ赤ワインこそ日本の食卓に最も合うワインだと思います！


今回紹介するシャトーは、シャトー・デ・グラヴェット。日本で名前を聞くことはほとんどありませんが、地元グラーヴでは評価の高い小規模生産者！そして・・・


●隠れた良年2006年！


前年の2005年が歴史的なヴィンテージだったため、影に隠れがちですが良年と言えるヴィンテージ！偉大な年の後は評価が抑えられる傾向（あくまで噂ですが）があるため不運なヴィンテージともいえるかもしれません。


しかもどちらかと言えば若飲みスタイルの多いグラーヴで、それほど 数多く出回らないバックヴィンテージ！


格付シャトーは別にして、2000年代はおろか、2010年代前半なんてほとんど見かけません！なのでリーズナブルに味わったことのある方もそんなに多くないのでは！？


隠れた良年＆なかなか希少ということで、試飲してみたのですが・・・

〜テイスティングコメント〜 思わずうっとりしてしまうような華やかで甘やかな香り。 まろやかな果実味がいまだ感じられながらも、良く溶け込んだ細やかなタンニンと引き締める酸味、力強さもありながらシルキーさも併せ持っています。

まさに・・・


●飲み頃熟成グラーヴ！


これは美味しい！良い熟成を経て、若いころからはまた違った一面を見せてくれるグラーヴ！華やかなワインから落ち着いて艶やかな魅力を放つワインへ！


ワインにおける「色気」 とはこのようなことをいうのでしょうか！？飲めば飲むほど引き込まれていくような感じがして、すぐに飲み終わってしまいました！


先に日本の食卓に合う、なんて話をしましたが、出汁と醤油を使った料理と相性抜群ではないでしょうか！例えば寄せ鍋や肉じゃが、魚の煮つけなど！


もちろんローストビーフや赤身のステーキも相性が良いかと思います！それほど主張が強くなく、料理に寄り添ってくれるので万能！


価格がリーズナブルなのも特筆ポイント！希少な2000年代の熟成グラーヴを2000円台前半で手に入れられる、またとないチャンス！


なかなか出回らない希少なバックヴィンテージ2006年グラーヴ！

日本の食卓によく合う飲み頃熟成ボルドーをお楽しみください！