世界遺産の街でありながら、メドックと並んでボルドーワインの双璧を成す銘醸地サン・テミリオン。


その歴史を感じる街並みと、格式高いワインを生み出すブドウ畑が織りなす美しい景観はフランス人も心惹かれるようで、人口わずか2000人ほどですが、観光客年間は50万人も訪れるそうです。


そんなサン・テミリオンのワイン格付、グラン・クリュ・クラッセに2012年仲間入りしたのが、シャトー・クロ・ド・サルプ。


わずか4ヘクタールに満たない小さな畑を持つ、 サン・テミリオン長期熟成スタイルの代表格シャトー は、トロット・ヴィエイユ、トロロン・モンドなどの名シャトーに囲まれています。


今回紹介するのは、そんなクロ・ド・サルプの・・・


●セカンド！シャルル・ド・サルプ！


手摘み収穫、ステンレスとコンクリートタンクで自然酵母にて発酵、バリックでマロラクティック、バリック（新樽50％、1年樽50％）で14ヵ月熟成。


今回、そんなサン・テミリオン長期熟成スタイルの代表格シャトーのセカンドワインを紹介するのには理由があって、それは・・・


●右岸だけの当たり年1998年！


一般的にはボルドー1998年って、そこまで当たり年のイメージがないと思うのですが、実はサン・テミリオンやポムロルの右岸地域は、 世紀の当たり年2000年に匹敵する評価 なんです！


クロ・ド・サルプにとっても最良の年の一つ（飲み頃は2035年まで続くとか！？）であり、ファースト同様の長期熟成スタイルのセカンドもまだまだ飲み頃が続いています。


そしてこのワインには年間生産6000本ほど、という希少性以外にも、もう一つの秘密があり、それは・・・


●リコルク済み！


ここまでの古酒になってくるとコルクが寿命を迎えていて、うまく開けられなかったり、コルクが途中で折れたりするのですが、こちらは 新たなコルクを詰めていて、開けやすい！


針を差し込むあの緊張する一瞬も、開けた後にコルクが崩れる絶望も、途中でコルクが折れる落胆も、ワインオープナーを扱えるなら味わうことはないでしょう！


サン・テミリオン古酒ならではのしなやかさや艶っぽさ、豊満でありながらも気品あふれる佇まいを皆様にも、気軽に体験いただきたく思います！


現代サン・テミリオン格付、シャトークロ・ド・サルプのセカンド！

リコルク済みで安心＆右岸だけの当たり年1998年古酒をぜひお楽しみください！