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マルケ州No.1コスパ受賞! このワインについて サルタレッリの最上級ワインで、単一畑コントラーダ バルチャーナの葡萄で造られています。特徴は少ない収穫量と、数回に分けて行われる収穫です。畑は北東向きの斜面で、ゆっくりと時間をかけて葡萄を完熟させることが出来ます。また、標高が300〜500mと高く、周囲に森があり、常に涼しく10月頃から霧がかかります。1本の樹に付く葡萄は4〜5房に制限し、15〜20hl/haまで収穫量を抑えています。摘み取りは他の葡萄よりも遅く、例年11月上旬から中旬に、数回に分けて行っています。一部に貴腐も付いていて、貴腐のトーンも感じられます。厳しく選別し(摘み取り前の35%にまで減る)、柔らかくプレス、温度管理の下ステンレスタンクで4週間発酵させます。葡萄を遅摘みにしているため傷つきやすいので、スキンコンタクトしません。その後、10〜12ヶ月瓶熟後にリリースします。 美しくはっきりとした麦わら色に、黄金のニュアンスがあります。香り高く、かすかに、熟したフルーツやトロピカルフルーツ、そして柑橘系のフルーツが感じられます。また、スパイスのタッチ、リコリスの根、アーモンドや蜂蜜が香ります。口に含むと力強さがあり、フレッシュで旨味が凝縮された長い余韻が続きます。素晴らしくバランスの取れたフレイバーが漂う、厚みのあるワインです。ゴルゴンゾーラなどの熟成チーズ、バカラオのような干魚、フォアグラやフォアグラのパテ、ガチョウのロースト、カモ肉、七面鳥、スモークした魚ともよく合います。イタリア首相や大統領官邸など、イタリアの公の会合で使われています 生産者について イエージの町から10kmほど離れたモンテカロット村のサルタレッリ家のセラーは、300〜350mの丘陵地帯にあり、畑はほとんどセラーに隣接しています。100%ヴェルディッキオを栽培しています(法律上15%までなら何かを混ぜることが可)。「ヴェルディッキオ100%ですべてのワインを造っている人は他にいない。1商品だけ作っている人はいるかもしれないけどね」。古い機械を使用して、地表から深い所に苗を植えています。肥料は農協からの家畜の糞を固形にしたもの、害虫にはフェロモンを使用。苗木屋には3〜4種類しかないので、古い樹齢の葡萄を分析して、32種類の苗木を開発しました。3つのクラスとも醸造は全てスレンレスタンクを使い、同じ方法で行っており、違いは畑と収穫方法のみです。彼は、「最近スタイルを真似する生産者が多いので困るよ。」「ワインは畑で出来るものだ!!毎年醸造過程は同じだけれど、品質は年によってずいぶん差がある!!」と話していました。息子のトマーゾは2011年に醸造学校を卒業し、畑のアグロノミストと一緒に働いています。 pick up
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イタリアの マルケ州 に住む人々は、日本に負けないくらい お魚が大好き!
アドリア海に面したこの州は、古来より水産資源が豊富な地域で、地元の人々は新鮮な魚介類をふんだんに使った、美味しい料理を食べてきました。
そしてマルケ州のワインと言えば、こうした シーフード料理にピッタリと合う、 この地独特の豊かな酸味を持つ白ワイン、 ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ が有名です!
マルケ州の特産ブドウ品種である ヴェルディッキオ、 州全体で生産されるワインの、実に6割近くがこの品種を用いて造られています。
ヴェルディッキオを使ったワインは海の幸だけでなく、幅広い料理に合わせる事ができ和食との相性も良好、日本人の嗜好に馴染んで多くの銘柄が輸入されており、当店でもいくつかの人気商品が誕生しました。
そんな中、非常に研究熱心で様々な試みを行い、 デカンター や ガンベロ・ロッソ などの専門誌でも高い評価を得ている生産者、 サルタレッリ の上質なヴェルディッキオが入荷して参りました!
サルタレッリのオーナーは面白い経歴を持っており、なんと以前は パン職人 の仕事をしていたという変わり種の人物!
パンと言えば酵母が欠かせない食品ですが、同じく酵母が重要な働きをするのはワインでも同じ事、それゆえ 酵母には格別のこだわり があるのです。
サルタレッリでは管理の難しい生の酵母を使うことで、ヴェルディッキオの個性を失わずブドウの持つ香りを引き出すよう、酵母の種類やタイプなど研究に研究を重ね…
●最良の酵母!
を発見すべく、 酵母に情熱を注ぎ続けているのです!
こだわりは酵母にとどまらず、栽培や醸造についても独自の工夫があり、古い樹齢の葡萄を分析して32種類もの苗木を開発したり、また収穫時期を変えることで、同じブドウから違うタイプのワインを造ったりもしています。
このサルタレッリより入荷してきたのが、 ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ・スペリオーレ・トラリヴィオ!
このワインに使われているヴェルディッキオは、なんと1週間おきに4〜5回畑に入り、小さな収穫桶を使って完全に成熟した房のみを手摘みで収穫したという、 ドイツで言えばアウスレーゼの収穫と同じレベル の手間のかけよう。
色調は深みのある黄金色、カリン、蜂蜜、甘く熟した白桃の香りとほのかなミントのようなハーブ香、ミネラリーでコクと厚みがしっかりとある少し甘みも感じる味わい、力強く芳醇で深みも充分あり、 フルーティさに溢れた一味違うヴェルディッキオ となっています。